生野学園
646 天狗岩〜高星山〜スイタニ〜平石山(岩頭と天空の尾根歩き)
歩きたくなったのは、天狗岩から平石山。
天狗岩への第一関門、展望岩から天狗の架け橋、危なくも有り楽しくも有りスリルあり。
天狗岩から絶景楽しみ昼食挟んで高星山はアセビアセビで背伸びの展望。
「原生林の感動歩き」の筈も所々アセビが蔓延り、それを掻き分け平石山。北に全開フトウの平原。
例え苦難の人生さえも全て忘れる解放感。
894mまでこっちや・・あっちや・・ここは何処・・尾根に乗ればこっちのもん。
◎所在地 : 朝来市生野町『生野学園の北西山塊』
◎地形図 : 『生野(いくの)』 『長谷(はせ)』
◎山行日 : 2016. 5. 17 (火) 快晴
高星山
F14. 4.27 608 E08. 6. 7 437 D08. 4.30 432 C08. 4.26 431
B05. 4.24 339 A04. 5. 2 @01. 7. 8
平石山
C16. 5.17 B08. 6. 7 A08. 4.26 431 @01. 7. 8
◎山行者 : T/カブト 川上・安藤・亀野・大柿(車) Age=69(2月29日から)
◎コースの見所など : @天狗岩からの大展望 A天狗岩から高星山への原生林とアセビ群生
B高星山から平石山原生林尾根(所々東西展望あり) C平石山から北面大展望
D894m以後東面原生林在り
◎走行距離 : 往路 59,9km 往復 119.4km
生野学園〜天狗岩〜923m〜高星山(1016.3m三等)〜1067m〜スイタニ(1056.4m四等)〜
1051m〜平石山(1061.2m三等)〜西尾根〜南東尾根〜894m〜609m〜南尾根〜生野学園
自宅発(6:25)〜明姫幹線〜播但道〜神埼南LP〜R404〜R39〜1・生野学園(7:40〜8:00)
〜2・展望岩(9:40)〜3・天狗岩(10:28〜10:37)〜4・923m(10:50 昼 11:30)〜
5・△高星山(12:00〜12:07)〜6・(12:14)〜7・(12:35)〜8・1067m・大柿札(12:40)〜
9・△スイタニ(12:50)〜10・1051m(13:05)〜11・△平石山(13:37〜13:55)〜12・(?)
〜13・(?)〜14・(?)〜15・894m(14:40)〜16・(15:05)〜17・609m(15:30)〜
18・(15:36)〜19・(15:49 休み 15:55)〜20・尾根肩(?)〜21・林道(16:15)〜
単独歩き〜1・生野学園(16:40)〜引き返し〜合流(16:45〜15:51)〜往路〜自宅(18:10)
「宍粟市の山か高星山〜平石山周回コースどっち」Aさんが即答「高星山〜平石山」私も心はこちらに傾いていた。で、即決。神埼南LP辺りから見る田園はみな麦畑で色付き始めていた。R39に沿って流れる栃原川はかなり増水している。「あの急登大丈夫かな」なんて思いながら何時もの所に車を止めさせてもらった。1・生野学園(7:40〜8:00)
鶯の鳴き声を聞きタニウツギを見ながら支度をした。発って笹原を上り、以前に有った『天狗岩・高星山』への道標を探したが見当たらず少し迷ったが正規コースに乗った。草も木々も成長していて「こんな所やったかな」と思いながら上っていると記憶有る所も在った。太い幹の赤松林は元気に新芽を伸ばしていた。
記憶有る赤松尾根を上る(8:25)
元気な赤松林に生えていた低木も成長し、以前と違う所を歩いている気がした。間もなく何時のものか大柿布を見てホッ。雨後で滑る所も在り体力消耗が気になる。短く西面が開け、展望により気力が回復するもここからが本格的な大岩塊帯の取り付きになる。2・展望岩(9:40)大展望後は岸壁に直面し、直登は無理。崖下を右に回り込む。奇跡的に「登るにはここは此処しかない」と言う幸運コースが在る。
(2)展望岩からの展望(9:40) 展望岩から戻る亀さん(9:42)
やや下方白い所生野学園グラウンド
自称『天狗の架け橋』(9:55) 『天狗の架け橋』直下から北の眺め(9:50)達磨ヶ峰
『天狗岩』から間もなく(9:57) 更にその上部で見た花・蘭の一種か?(10:02)
点々と紅ドウダンが咲く。登り切ると『天狗の架け橋(勝手に付けている)』これを通過すると危険度は下がる。岩場・岩稜を登り現在は全く形跡が無くなった正規の登山道に合流し『天狗岩』を目指す。在った踏み跡も自然に返っていた。天狗岩の右下を巻いているとシャクナゲ(川さんによるとアズマシャクナゲ)が数弁咲いていた。3・天狗岩(10:28〜10:37)
『天狗岩』から『龍頭岩』(10:30) 『天狗岩』の上に亀が立つ(10:33)
天狗岩を西裾から眺める(10:37)
亀さんと私が登頂し展望を満喫したが有名な『龍頭岩』は周りの木(杉かヒノキ)が成長し、残念な事にあごの部分が隠れていた。天狗岩から降りて間もなく「登り切って昼にしょう」尾根右の高木雑木帯は黄緑色の若葉だった。4・923m(10:50 昼 11:30)膝くらいの高さだったアセビは胸の高さに成長していた。北にフトウと達磨ヶ峰が全開していたが暑いのでそこを外して木陰で昼にした。
(4)尾根南から(10:50) 高星山へのコース(11:42)
先が長いのに40分も休んでしまった。歩けていた尾根はアセビが蔓延り、尾根左下を進んだり右に移ったり花の終わったアセビの間を縫いながら進んだ。始めて歩いた時は現在地が掴めず不安だった広い水平尾根も今では気楽に歩ける。境界線は凄いアセビ帯で踏み込めず境界の東面を歩いた。5・△高星山(12:00〜12:07)厚い板に彫った立派な山名板を手に写真を撮る。
(5)高星山:東から(12:06) (6)を通過して鞍部からの上り(12:22)
後二年もするとアセビの成長で視界塞がり「太田ダム・三辻山・暁晴山・砥峰高原」など展望できなると思う。しばらくアセビに悩むがその後は歩き易くなる。この原生林を歩くのは冬枯れか秋の紅葉の時期がお勧めと思う。6・(12:14)〜7・(12:35)8番へは以前からアセビ帯で直進は困難で今回は東を巻いた。すると快適に歩けた。8・1067m・大柿札(12:40)
ふと足元を見ると白い物が有り拾い上げると「MTB登山 大柿 01.7.不明」の札だった。この時のレポートを見ると「MTB登山 01.7.8(日) 曇り 栃原地区〜元生野荘〜林道〜千町峠〜ヒシロガ峰〜平石山〜高星山〜天狗岩〜生野学園〜栃原」スタートからゴールまで8時間かかっていた。我ながら良く頑張っていた頃の出来事でした。
(8)約15年前の札を付け直す(12:43) (9)△スイタニ:東から(12:50)
少し休んで発つ。9・△スイタニ(12:50)新三角点は金属製・保護石4個・展望は西面は全開東は?。雑木尾根を進む。アセビが蔓延るも粗い切り開きが入っていた。高星山でも思った「有難い!!切り開きする登山者も居るんや」しかし、これは「地籍調査の切り開きでは」との思いが出た。胸高のアセビ畑を突破すると東西だけが全開する。快適に雑木尾根を行く。10・1051m(13:05)
(9)スイタニからの下り(12:51)中央3人娘 暁晴山(左端)・砥峰高原が見えた(12:52)
千町峠からの境界尾根に中々近づかない。正面ヤブっぽい所を右に巻いて進んでいると、いきなり石標が現れた。11・△平石山(13:37〜13:55)石標周りの木も随分成長して立木の伐採も気にならなくなっていた。石標から北へ移動すると広大な芽吹き始めたシダ原。その北面は緩やかに谷へ滑り込みフトウガ峰が見え、解放感200パーセント。
(11)△平石山:南から(13:45)
平石山から北の眺め(13:53)
休憩後一度目迷走・二度目成功したと言っても自信が無いコースに入る。12・(?)ここまでは現地確認できたが幅広尾根で視界も塞がり南に向かうポイントが決め切れない。亀さんがGPSで確認する。しかし、地図を読み地形を読むことの勉強中のようで自信を持って「ここや」と、言い切れない場合が有るようだ。私は「右の谷を外すな」を自分に言い聞かせながら進んだ。
コース確信を得た時、引き返して南に折れたポイント13・(?)に布を二本巻いて引き返した。が、他のメンバーが見当たらない。すると後方で安さんが私を呼んだ。合流して進んだが快適に進めたわけでは無く確信は半ばだった。間もなく尾根に乗れてホッ。14・(?)以後は快適に歩けた。視界は塞がりっぱなしも尾根左の高木雑木帯に癒された。15・894m(14:40)前方が開けて図根三角点だった。
(15)手前尾根左(14:35) (15)先図根△点(14:50)
どんどん下りで16・(15:05)〜17・609m(15:30)此処からだったか左に鹿網が出て谷側には雑木の苗が植えられていた。右灌木帯、左植林帯の歩きとなる。18・(15:36)〜19・(15:49 休み 15:55)東への尾根も明るい開きが在る。南尾根に乗る。前回はシバヤブだったが今回は切り開きがあり難なく下った。20・尾根肩(?)計画では南尾根を下るつもりだったが右下に林道が見えここから林道に下る事にした。
先行して下り切り後続を待てど待てど現れず「先に車に戻って・・・」と、発つ。21・林道・堰堤(16:15)〜単独歩き〜22・橋(?)〜1・(16:40)〜引き返し〜合流(16:45〜15:51)〜往路〜自宅(18:10)
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亀さんGPS軌跡
青色は安全コース
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