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※コースポイント21番から先のコースは不明確
608 高星山〜足尾滝
計画立てて十年近く、やっと歩けたこのコース。
「もしも・・・」を考え自デポして、天狗岩を巻いて上る(東尾根)。
里は葉桜若葉萌えるも上るにつれて春待ち木立。
923から横ばい尾根はアセビが繁り未知尾根状態。高星山の頂き周りも密生アセビは身の丈へ。
境界外れて歩くコースは、視界ゼロのヒノキ林。地形とコンパス頼りに進み最難関を運良く突破。
966でホッと一息、久し振りの原生林に感動しながら尾根下り、足尾の滝へ無事到着。
山越えか・・・自デポに下るか思案のしどころ。巡視路歩きで山越決行、巡視路なれど曲者だった。
山に入って間もなく天狗岩を眺める(8:27) 尾根左に見るミツバツツジ(8:37)
今日はE08. 6. 7 と同じコースで上った。上り始めて間もなく左笹原から三頭の鹿が跳ねて去る。いきなりだったので昼寝でもしていたのだろうに済まない気がした。「この暑さではどうなる事か」と思っていた暑さも山に入り、上るにつれて風が出て涼しくなった。点々と満開のミツバツツジを見る。8時50分頃から巨大な岩が点在し始める。
その中でも左手に在る大岩頭は簡単に上れてしかも眺望は最高。そこから間もなく一段目に着く。3・(8:59)北面が伐採地で全開し達磨ヶ峰からフトウヶ峰が見える。何度眺めても素晴らしい。右から現れた鹿網に沿って上る。觀木帯を上ると左に天狗岩周りが見えるがこちらから見ると天狗岩の凄さは皆無。展望岩(自称)から下界や上方を眺める。
高木雑木帯になった所でおやつタイム。4・(9:32 おやつ 9:40)ここからの急登でへばり気味。「歳のせいか?」と直ぐ思う。間もなく巨岩帯に入る。今日は谷筋に寄り道してみる。谷筋は岩塊流だった。主尾根(9:55)休みたかったが923mまで我慢した。麓で満開のミツバツツジも蕾で新緑の雑木はまだ冬枯れ状態だった。5・923m(10:03)
展望岩から南の眺め(9:25) (9:26)手前建物生野学園
巨大岩頭群(9:48)
氷ノ山(三の丸?)は雪で光っていた。今日は真南下に在る巨大岩場に寄る余裕無し。是までの様に人が歩いている気配は感じず、尾根のアセビも成長し、所によっては繁って歩けなった。「今年はアセビの花は疎ら」と思いながら歩いていると次第にどの木も満開となる。「迷い込んだか・・・」と思う位に周りの環境が自然に返っていた。北面の原生林は素晴らしい。6・(10:18)〜7・境界・分岐(10:34)
(5)から北の眺望(10:04)フトウヶ峰と達磨ヶ峰 (6)辺り満開アセビが出始める(10:18)
(10:19)北に平石山への尾根が見える 境界尾根近く北側 (10:24)
(8)高星山(10:39) 高星山から眺望(10:41)三辻・夜鷹・大田池・暁晴が見える
高星山へは歩けない程にアセビガ密生していたが何度も来ているので迷うこと無し。8・高星山(10:39)保護石・タグ無し展望西面。こも数年するとアセビガの成長で展望が効かなくなると思う(高星山へは境界より手前から目指すと歩き易い)。引き返し滝への分岐点を目指す。「ここや」と思う所に『足尾滝方面』の案内板が掛っていたが境界方向指していた。もう一枚は(小さい)『町界尾根』で谷筋を指していた。
足尾の滝への案内は やまあそ が辿った『空中庭園』から滝を目指すのかは不明。初めてだと相当悩むところも案外冷静に現在地確認できたが確信はなかった。9・(10:52〜11:00)ここからの地形の読みは私にとっては最難関で「966mに着けば後は何とかなる」意を決して境界を外れて足尾の滝へ向かう。
(9)境界の北谷筋(10:52) (9)の案内板(11:23) 何処までもヒノキ林
(11)昼処から進行方向を見る(11:27) (14)近くの尾根右(11:58)
右ウリハダカエデが群生する。赤茶けたワイヤーや滑車みたいなものが放置されている。左右手入れ無しの見るも哀れなヒノキ林になる。Y字尾根は慎重に確認して下る。右高木になる。左右切れ落ちが続く。太い樅とトガの木が林立する素晴らしい原生林。15・(12:13)〜16・(12:17)正面谷筋だけヒノキ林になる。左樹間から やまあそ が歩いた空中庭園から足尾滝へのコースが見える。17・810m(12:20)
(12:33)左右切れ落ち尾根と樅やトガの木
左深い谷底から水音が聞こえ始める。右は薄暗いヒノキ林が続く。大岩稜になり左右どっちを取るか思案したが左を選び下った。見上げた岩稜判断では尾根通過が一番安全だったかも知れない。尾根に復帰し始めると前方が明るくなり鉄塔が見えた。18・鉄塔(12:45)決定的な現在地確認ができてホッ。後は予想通りの巡視路が在れば言うことなし
(18)下って来た尾根(12:50) 5番鉄塔から車への方向を確認する手前山の向こう側に車が有る
西方向には開きと共に階段が下りていたが崩れて全滅状態「この急階段を上るには大変だ」。肝心の滝方向への階段はなく、南尾根通しに階段が在った。滝から辿る路が在るだろう鉄塔を確認すると滝からかなり上に建っていた。滝に向かって下りかけた時「待てよ南尾根へ少し下ってから滝へ下っているかも」と確認すると其れは当たっていた。発(12:52)路は鋭角に北へ折れ、プラ階段は途切れつつ在り注視しなくては辿れない。
スギ林に付いた路は獣道又はそれ以下程度の状況でしばらくは紐を巻いていたがピンクのビニテープが目印だったので紐巻きを止めた。急斜面の下りに杉葉が積り伐採木が有り楽では無かった。谷川から20m位上の崖の上に下り着く(谷川は見えない)。19・(13:12)ここでリスを見る。踏み跡とピンクのテープに沿って上ったが共に消えてしまった。さて、滝が上に在るのか下方だったのか・・・。
取り敢えず上を目指すと滝があったが地図に記されるほどの規模で無い。上方の水音が大きいので更に上ると目的の滝が見えた。足尾の滝(13:21〜13:25)水量が少なく迫力も無かった。瀑布は天滝の様に空から落ちて来ていた。数枚の写真を撮って発つ。横ばいが続き最後はジグザグと下ると林道からの入口に着いた。20・林道(13:30)疲れもあり「ここから下るか・・・在るであろう路を辿って車に戻るか・・・」
落差30mの足尾の滝(13:24) (2)林道から滝への入り口(13:32)
路の方は等高線が詰まっている。心情とは反対に舗装林道を上っていた。間もなく左山肌法面に路用の鉄梯子が有った(鉄塔のbヘ消えていた)。緩く、ほぼ直線の林道を上る。「鉄塔から鉄塔への道で有れば林道終点から路が無いかも・・・」路が在ることを祈りながら終点に着く。21・林道終点(13:41)
直ぐに路の確認をすると尻細りの林道から鉄橋で道が付いていた「これで車まで辿り着ける」。スギ林の谷筋を上る。左細流に小振りながら品格ある滝(落差5m)を見る。間も無く路は分岐していた。『大河内線6・7』(13:50)右7が目指す鉄塔。ガラ場をジグザグと上る。谷筋詰めて激登りの所で、其れを避けて逆戻りして尾根に乗ると鉄塔が建っていた。22・鉄塔(14:13)
南が全開する。入炭山から八幡山尾根が見える。特にピラミッド伝説のある八幡山の三角垂の形がきれい。ここからの道を探すと南北尾根にプレート見るも次の鉄塔方向への道が無い。先ず下方を確認すると西の谷筋に下っていた。7番鉄塔への路はここに上がって来ていた(正規路を何処かで見失っていたと分かる)。
引き返し上方への路へ。6番鉄塔と繋がる路かと思いながらも途中から8番へもつながる可能性を信じて上って行く。発(14:20)すると6番へは向かず8番へ向かっていた。始めは不明瞭だったが次第に明確になった。23・鉄塔(14:40)北から東が全開。路はそのまま下り緩んだ所から左谷筋に折れて植林帯の急下り。間もなく予想無き水平林道(作業道)に出た。
左の続き連続写真
奥高畑・山白岩山 中尾根の肩八幡山 中央最高峰入炭山
「左右どっち行く」勘で右に折れて進んでいたが??方向を確認すると南向きで引き返す。下山口を通過して間もなく路は次の尾根から下っていた。緩下りになるとスギ林にミツマタが群生する。鉄橋を渡り、スギ林を緩く下り続ける24・鉄塔(15:06)視界無し。路は車の方へ向かう。緩上りすると見覚えのある所に出て車を目指した。2・生野学園P(15:20)日曜日と言うことで朝方余り見なかった車も沢山止まっていた。発(15:31)今日のコースの辛さ感動を思い返しながら自転車の回収に向かった。
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