437 高星山〜平石山(天狗岩パス) 画像混在有り画像削除有り
もやモヤもやを解消したく向かった先は例の山。
逆走・旗谷・考えたけど決まって見れば今日のコース。
急登巨岩自然林予想の数倍良好コース。高星山から平石山は、当に新緑みどり滴り、
身体も心も緑色。平石山でおにぎり食べて気力集中発ったけど、コースに乗れず難渋苦渋。
木登り術でコースに乗れば、好展望は無けれども前半これまた好コース。
生野学園〜中学&女子寮前〜北西尾根〜923m〜高星山(1016.4m三等)〜
町境界北尾根〜1067m〜1051m〜平石山(1061.2m三等)〜南東尾根〜
894m〜609m〜桝渕地区(R=39)
◎所在地 : 朝来市生野町生野学園北西尾根から生野町倉谷川西主尾根
◎地形図 : 2万5千図
『長谷(はせ)』 『生野(いくの)』
◎山行日 : 2008. 6. 7 (土) 曇り P14
平石山@01.7.8(千町峠〜平石山〜高星山) A08.4.26(天狗岩〜高星山〜平石山)
B08.6.8(高星山〜平石山)
高星山@01.7.8 A04.5.2(井上) B08.4.24(山楽会) C08.4.26(山楽会)
D08.6.7(単独)
◎山行者 : 単独 Age=61
◎コースの見所 : @(4)巨岩群 A(6)から北が全開になった。その他同様
◎走行距離 : 往路 59.7km 往復 km
◎有料道路 : 播但道
自宅発(6:45)〜播但道〜神崎南LP〜R=8〜R=404〜R=39〜
1・生野学園(7:53〜8:08)〜2・展望岩(8:40〜8:45)〜3・(9:15)〜
4・巨岩群(9:27〜9:35)〜5・主尾根(9:40〜9:45)〜6・923m(9:49 おやつ 9:55)〜
7・高星山(10:20)〜8・(10:27)〜9・キツツキ(10:38)〜10・(10:45)〜11・(10:58)〜
12・(11:20)〜13・平石山(11:43 おにぎり 12:07)〜14・(12:15)〜木登り〜
15・(12:51)〜16・(13:00)〜17・894m(13:10)〜18・(13:20)〜
19・609m(13:37)〜20・分岐(13:52)〜21・(14:13)〜22・R=39(14:18)〜
1・生野学園(14:30〜15:07)〜往路〜自宅(16:15)
今年の4月26日の計画で平石山から南東尾根を下る時、コースを外し大迷走した。この事がどうしても頭から離れず早い内にもう一度挑戦して計画通り歩き切りたいと思っていた。そこで平石山まで何処から上るか考えた。天狗岩はもう飽いたから @栃原〜旗谷〜千町峠〜ヒシロガ峰〜平石山 A桝渕地区から逆走(上り) B今日のコース 今日のコースは岩場が苦手な人向けに高星山から平石山に使えないかと考えた。
とは言え等高線の間隔は狭く安易では無いがヤッパリ初めての所を歩きたくこのコースに決まった。 1・生野学園(7:53) 今日は車は止まっていなかった。眺める山々は葉が繁り益々小さくなっていた。そんな山肌に覗き岩Uだけは岩肌を見せ、その上は霧がかかっていた。 発(8:08) 『上り口はどうだろう・・・』舗装路を行くと中学校・女子寮と併設。その端尾根麓から笹が刈られて計画コースに難なく乗れた。『この道は何・・・学園の生徒が何処かに上るための道か・・・その何処かとは何処か・・・』と、思いながら上り始めた。
直ぐに左が開け笹原の上に前回の上り尾根が直ぐ前に見え、覗き岩から天狗岩の頭が覗いていた。右ヒノキ林左雑木林の中上り界を上っていると予期せぬ大岩が出る。『これは面白くなりそや!!』大岩を通過するとやや緩くなり右が赤松林に変わり北が開ける。(8:17) やがて胸丈の女竹原になったがここも幅一メートルで刈り払いされていて助かった。それも直ぐに終わり低木の雑木帯の中上りで視界塞がる。左がヒノキ林に変わると薄暗くなったが下草が無くなり歩き易くなった。
山に入って直ぐ左が開けた所から天狗岩を見上げる(8:12)最近デジカメが故障し
写真はキャノンIXY2.0MEGA使用高度感も全くでていない
右(東)雑木林の中に大岩が点々と現れるが高さは無かった。その内左上とやや右下に大きな立ち岩が在り『これは見逃すわけにいかない』と先ず右下へ行くと岩は二つに分かれていた。やや危険もその上に上がるとこれまた薄霧をかむった達磨ヶ峰などが見えた。 (8:29) とてもきれいな声で無く鳥が居てその姿を見たく声のする方を探しているとこれまで一度も見たことが無い鳥の姿が見えた。大きさ姿は「つばめ」くらいで喉元が朱色だった。
今度は左上の大岩へ向かうとこれまたほぼ上下二つに分かれていた上の岩は上が扁平で簡単に安全に立てた。 2・展望岩(8:40) 学園とグランドR=39も丸見え。 発(8:45) すぐ上が北面が伐採地で今春だろうヒノキが植えられていた。この伐採地は B05.4.24(山楽会) の時に見た所だった。 (8:47) ここからも左に天狗岩と前後の山肌と右には栃原地区が見えた。青色鹿網に沿って短急登で低木雑木帯に入る。ここからも歩くに邪魔になる枝などは払われて(枯れ度合からするとそんなに日が経っていない)快適に上ることが出来た。
伐採地から栃原集落(8:53)手前尾根が最後の急下り尾根 左が落ちていた鉈(9:05)
相当きつい柴ヤブも覚悟していたが嬉しい?誤算。国土調査の枝払いが入っていなくても苦労するまでも無く歩けたと思う良尾根だった。視界は閉ざされ中上りをしていると目の前に鉈が落ちていた(上写真)殆ど錆びていなかったから数日前に落としたのだろう。作りは、刃の幅が広く写真でも分かるようにグリップエンドに輪が付き、持つ所にはゴム筒(ゴムの中に繊維が入っている)が入っていた。どの地方で作られたのか今まで見たことがない。
右は低木雑木の葉が繁り視界全く無し。左はやや透けてきて尾根や尾根左に露岩が出てそこに立つと天狗岩山肌とそこへの倒木コース(私は知らない)が在ると思われる倒木帯が目前に見える(もちろん学園も見える)。傾斜が緩んだ所からは今歩いている尾根が主尾根に繋がる所まで見えた。 3・(9:15) 以後は視界塞がり左は急斜面に素晴らしい高木雑木帯になる(右は低木)。やがて巨岩の連続となる。これも全く予想していなかった。裸木の時にこれほどの巨岩群がこの尾根に在ることが分からなかったのを不思議に思った。 4・巨岩群(9:27〜9:35)
天狗岩 上り尾根 学園などの写真はなし
(3)からの眺め(9:10) (3)から見下ろす(9:13) の写真も無し
上:おにぎり形巨岩(9:29) 左:タケノコ形巨岩(9:32) の写真も無し
ここを過ぎて間もなく急登になり高木雑木の上方に横一線尾根を見る。『こんな所で直面する尾根は無いはず』不思議な感覚に見舞われた。尾根を右へか・・・左へか・・・尾根に乗って現在地をつかむまで時間は掛らなかった。そこは 08.4.26(天狗岩〜高星山〜平石山) でおにぎりを食べた所だった。 5・主尾根(9:40〜9:45) 二本の木に白ビニテープが巻かれていたが私も二本巻きをした。
本当に素晴らしい尾根だった。裸木の時期には左右の視界も得られるだろうから数倍楽しめると思うし巨岩もより数多く見られるかも知れない。後はお馴染みのコースを歩いたがアセビ帯では新芽が伸びてより歩きにくくなっていた。花はウツギと名も知らぬ白い花があちこちに咲いていた。 6・923m(9:49) おやつを食べる。『前回と何か違うな〜』と思っていると北面の木が数本切り倒されて全開になりフトウガ峰・霧がかかった達磨ヶ峰。その手前に平石山から迷走尾根と計画尾根が見えた。南は町界尾根まではハッキリ見えたがその先は霞んでいた。
『今日はうまく下れるかなー』と、思いながら眺めた(写真では霞んでハッキリ写っていなかった)。 発(9:55) 上り切ってからは「何処でも歩け」初めてだとこうも行かないがウグイスその他小鳥の囀りを聞きながら進んで高星山に着いた。 7・高星山(10:20) 休むことなく通過する。前回は見なかった国土調査のマーキングと界杭(打ち込んでなかった)が点々とありそれも目印に進んだ。 (9) 手前で頭上を左から右へ鳥が飛んだと思うと耳が痛いほどの声でしきりに鳴いた。鳥の姿を探すと大形の「きつつき」だった。逆光で見て背面が黒で頭が赤色だった。
警戒してると感じられたので『何処かに巣がある』と思い探してると枯れ木に、きつつきがあけた穴があり覗き込んでいると中から突然「ぴーぴー」とヒナの鳴き声がして有る程度は予測していたが腰が抜けるほどビックリした。親鳥もかわいそうだし長居は無用と立ち去ったが (10) 辺りまで進んでもなおしきりに鳴いていた。思うに、ヒナを守るためひなの鳴き声を打ち消すために鳴いていたのでないだろうか・・・。 9・キツツキ(10:38)
高星山南から(9:20) きつつきの巣(10:38)
線に見えるのはきつつきの爪痕、穴の高さは150センチくらい
(10) のアセビヤブは、前回は直に突破したが今日は左を巻いた。 10・(10:45) (11)へは高木(太い)のアセビが群落して、尾根が無いので慣れない人にはコース取りが少々難しい。しかし前回巻いた布と調査のマーキングが有るのでそれを追えば間違うことが無い。 11・1067m(10:58) このピークを過ぎると高星山依頼の展望が右に左に得られる。先ずは左に千町ヶ峰、今日はかなり良く見えた。その先鞍部は「両見の鞍部」左川上地区から夜鷹山・砥峰高原方面が見えて暁晴山の麓のホテルリラクシアも見えた。右は栃原地区・達磨ヶ峰方面に八幡山山塊が霞みながら見え、平石山からの下り尾根も見えた。
千町ヶ峰 夜鷹山 暁晴山 砥峰高原が写った写真も無し
その後は大きな上り下りは無く下草なき尾根を行く。『平石山から下りで迷走した地点は・・・今日は間違わずに下れるか・・・』の事ばかり考えながら進んでいると前方に人影(男30歳代)を見てビクッとした。 12・(11:20) 挨拶を交わす。訊くと『川上地区から上って来て三角点の在る山まで行こうと思っている』ザックから本を取り出して見せてくれた。高星山のことだった。『そこまでどれくらいかかりますか』高星山から丁度一時間かかっていることと、調査のマーキングが入って無ければ本の概略図だけでは無理と思い勧めなかったがマーキングを外さない様にと告げて別れた(首から35mm一眼レフカメラを下げ、高星山往復すると言っていた)。
キツツキが虫を捕るために穴(溝)をあけた木(11:12) (12)先鞍部から(11:29)左平石山
別れて間もなく、趣ある露岩が点在し石庭のような雰囲気を感じながら尾根を上って行く。コブを越えると千町峠からの境界尾根がうねりながら平石山に繋がり、その奥に段ヶ峰とフトウが見えた。アセビ帯を抜けて東に折れると平石山の石標。 13・平石山(11:43) 初めて立った時は最高点から外れた所に立つ石標が見つからず探したことを想い出した。『途中で出会った人は今頃どの辺りを歩いているかな・・・』 おにぎりを食べながら静かな時間を過ごした。前回の枯れシダ原は、ここでも新芽が開き始め一面緑の草原になっていた。サテ、いよいよ難関に向かって発った。 発(12:07)
平石山石標から進行方向(12:43) 平石山発すぐ北方向(12:08) フトウ・ダルマ尾根
今日は特に慎重に進んだ。 14・(12:15) ここまでは前回と同じ所を歩いた。ここまでは間違っていなかった。ここからの下りは、より一層集中して下ったが視界が全く無く混生林に埋まってしまい現在地が掴めなくなった。とは言え前回無かった国土調査が入っていて平石山までと同じピンクのビニテープと栃原の杭が打ってあった。しかし、これが悩み(迷い)の種になった。と言うのは前回栃原の杭に沿って下ったことが迷走の始まりだったからである。
『ここから南に振る』と思った所でも確信なくザックを降ろし右往左往登れる木を探す。視界を得るには5mくらいの高さが必要だった。高い木は沢山あるが足場がなく上れない。やっと見つかったのは赤松の大木。隣の木を利用し赤松に移り木のテッペンから頭を出すことが出来た。 (19) から南の小尾根が計画コース尾根に思え『下り過ぎたか・・・』また、東にも尾根が在り『これかな・・・』どれもこれも先端が切れ落ちて先へ続かず一層決めかねた。しばらく地図とコンパスと地形で思案したが「ダメもと」で『この尾根』と思う尾根に乗ることにしたが木から下りると又分からない。
結局 (15) 発が (12:51) になった。木に登っていた所からコンパスを南に合わせてその方向へ下ったがビニテープも杭もその方向に入っていた。尾根右にヒノキ林の谷筋、左は雑木林の急斜面。 16・(13:00) 地形とポイントが合っていたがまだ自信は無かった。次第に計画尾根に乗ったと自信が持てるようになり 17・894m(13:10) 左の急斜面を覗きこみながら『前回はこんな急斜面をトラバースしたんや』と思いながら進んだ。右樹間から天狗岩尾根が見えてきた。下っては緩み下っては緩みを繰り返していると尾根右が素晴らしい赤松林になった。
(17)先から天狗岩尾根が見える(13:13) 素晴らしい赤松林(13:21)
そしてとうとう前回取り付いた尾根の所に着いた。 18・(13:20) 前回は (15) から更にやや南寄りの尾根を下り、間違いに気が付いて南へ進めば計画尾根に乗れると思いながら進んだが少しづつ少しづつ下っていたようでやっとここへ辿り着いていた。この後まもなく鹿網が出て北面が開けるが後は、左植林帯右自然林も全く展望無し。薄暗い尾根をポイントを確認しながらひたすら歩くだけだった。
19・609m(13:37)〜20・分岐(13:52) やっぱりここでコースを外していた。
計画尾根にも踏み跡は在った。終盤尖がりピークが在るがここは計画通り歩くことにした。右にかなり大きな水音を聞きながら下った。小柴ヤブが在ったがほぼ順調に進め、最後の肩に着くと前回眺めた通り植林帯の激下りだった。下り切ると作業小屋やプレハブの物置が有り、そこへ行くとハッキリした道が在ると思ったが敢えて直に下って行くと小振りの牧場と牛舎跡(廃屋)があった。 21・(14:13) 金鹿網が巻いていたがゲートがあり通過。田圃の畦を通って舗装路に出た。 22・R=39(14:18)
この写真は08.4.24桝渕地区から見上げる
尖がりピーク最終尾根肩 その奥右前回歩いた尾根
今日持参のイクシーのカメラ、バッテリー予備も持っていたが平石山手前で両方とも使い果たした。
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