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660  阿舎利〜三久安山〜三宝(復路立ち寄る) 往復約9.5km


さて、「林道の様子は・・・」と、案じながらも情報得ず、薄い記憶の林道を『ウツギ』見ながら

峠を目指す。コの字カーブ手前辺り「倒木で行かれへん」の言葉に視線を上げると双幹生木が

道を塞ぐ。ちょうど広場でここから歩く。重いからと夫々持参のおやつを配る。

峠からは南が開け、暁晴・千町・段ケ峰、藤無山は後ろに座する。△阿舎利をやっと見つけ、

雨後の界尾根快適歩き、南下尾根からブナの大木「うわさに聞いてた原生林」良くぞ残した一宮町。

何をするぞ我が生まれ故郷波賀町は行けど行けど植林帯。

「ほんまに良かった南北界尾根」四度目立った三久安山。


◎所在地 : 波賀町音水湖の東山塊最高峰(波賀町・一宮境界上)

◎地形図 : 『音水湖(おんずいこ)』 『戸倉峠(とくらとうげ)』

◎山行日 : 2017. 6. 9  (金)  晴れ  

〇三久安山: @99.11.19 A04. 7.17 B09. 7. 4 481

〇三宝: @ 13.10.18 593 

◎山行者 : 単独 T/カブト馬場・藤原・川上・安藤・亀野・大柿(車)  Age=70(2月29日から)

◎コースの見所など : @△阿舎利前後尾根から南の眺め

                A7番1067mから尾根東原生林(ブナ大木多い)

◎走行距離 : 往路98・7km   往復197.4km


藤無峠〜西主尾根〜阿舎利(982.5m四等)〜大亀分岐〜1067.0m(△三宝分岐)〜尾根南下

〜1012.0m〜三久安山(1123.1m三等)〜往路引き返し〜藤無峠


自宅発(6:25)〜姫路BP〜R29〜道の駅「播磨いちのみや」〜波賀町R48道谷地区へ〜

1・(8:52〜9:05)〜林道歩き〜2・藤無峠(9:25)〜3・鹿網ゲート〜

4・△阿舎利(9:45〜10:00)〜5・(10:00)〜6・大亀分岐(10:20)〜

7・1067m
・△三宝分岐〜(10:30〜10:35)〜8・(10:50)〜9・1012m(11:00 休11:10)〜

10・(11:35)〜11・三久安山(11:55 昼 12:44)〜引き返〜9・(13:19)〜8・(13:29)〜

7・三宝分岐(13:55)〜△三宝(14:09)〜引き返し〜7・三宝分岐(14:15〜14:20)〜

2・藤無峠(15:00)〜林道歩き〜1・(15:20〜15:35)〜往路〜自宅(18:25)



今回は、稀なる往復歩き。普通は同じコースを往復すると復路は漫然と歩くことが殆どであるがこのコースは「一粒で二度おいしい」との思いが出来た。波賀町側の植林帯を打ち消す程の原生林と緑に浸りながら歩ける快適コースだった。久し振りに安さんが同行できる日を選び6人で楽しい歩きが出来た事に感謝しながら歩いた(安さん同行は13.10.18 593以来と思う)。

果たして「藤無林道(自称)は車で走れるのか・・・」路面状況を心配しながらR48から外れた。落石を避け道を塞いだ枯れ木を除けてもらい(一度)走っていると「倒木や!!」との声。視線を上げると前方に直径25センチ位の双幹生木が道を塞いでいた。実はアサヒが眩しく車上の木々がウインドウガラスに写り込んで道幅も分かり辛く、それに気を取られていた。


下の写真はレポート序盤に挿入すべきもHP修正の関係でここに納めた

 
(1)この倒木で下車やむなし(9:08)         藤無峠に着く:南から(9:24)

過日の強風で倒れたと思うがそこは運よく広場だった。1・(8:52〜9:05)車の向きを帰宅方向に向けて歩きの準備をした。そんな中「はーいおやつ」と次々に配られ始めた。最近このパターンが増えた。訳は言わずと知れた事。林道歩きで登山開始。左右の植林帯は間伐が入り、十分な陽射しを得て明るい林床林間になっていたが林道(作業道)多さに閉口する。峠の周りも林道だらけだった。

2・藤無峠(9:25)峠から古い方の林道で上って行くと直ぐに南面が伐採地で全開、後ろに藤無山が在り最奥には暁晴・千町・段ケ峰を同定。左前方最高峰は三久安山か?(9日は「あれは1012mかな」と言っていたが)3番辺りに鹿網のゲートが有ったので通過して界尾根に乗った。日陰を歩くと肌寒さを感じた。藤・大・川が先行し、振り返ると亀さんが何やら探している様子。「あっ三角点阿舎利や」と、引き返す。

白のプラ杭は見たが無地だったので「この杭何や」と思い、辺りを見たが石標は無く通過した。が、そこが三角点だった。
4・△阿舎利(9:45〜10:00)石標はカヤの根に完全に包まれていた。それにしても点名が阿舎利とは・・・。そう言えば三久安山も同じように△三久安が在る。全開の南を見ながら鹿網に沿って歩く。径50ミリ位の鉄製の鹿支柱の多くが根元から曲がっていたのは着雪のせいだと思う。5・(10:00)

車に戻ると二本あった倒木の一本が切られセダンなら通過出来るようになっていた。関係者だと二本とも切ったと思うので通行人が善意で切ったものと思う。1・(15:20〜15:35)また、そこの池のような水溜まりの上に覆いかぶさった(高さ5m位)枝にモリアオガエルの泡卵が付いていた。誰かが言った。大きな白い物が付いているのを見て「白い花かと思った」ストレッッチを済ませて帰路に就いた。

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 地図:亀野提供GPS軌跡

 982.5m
4・
阿舎利
7・1067m
11
10

9・1012m

1034.4m
三宝

@

やっと着いた7番。7・三宝分岐(13:55)「三宝へ行く人」馬・藤・亀・大が空身で向かった。緩く下って緩く上って記憶あるコブに立った。三の丸の右肩に氷ノ山が見えた。△三宝(14:09)引き返しで天然のシイタケ2枚頂いた(長い山歩きで2回目)。引き返し7・三宝分岐(14:15〜14:20)「ほんまにシイタケか」匂いをかいで「うん、本物や」。

「後は下りだけや」と、足も心も軽やかに下った。
2・藤無峠(15:00)林道を歩いていると後方、小原の方から大型のバイクがやってきた。ヘルメットの上にカメラを取り付けていた「バイクはあの倒木通過できるかな」「バイクならできるわ」コの字カーブの角に「藤無山」登山口の道標あり。大屋スキー場から初めて藤無山に登った時、下山時ここに下った記憶が蘇った(MTB登山)。

車に戻る仲間(15:04)                駐車地点の近くの水溜まり(15:19)

(13:08)リクエストに応えて            8番からの上りで一休み(13:41)

13時17分、馬さんが「写真撮って」大木の窪みに身を入れる。その後、安・藤さんが続いた。馬さんによると誰かの情報を真似たとの事だった。9・(13:19)ここはマムシに出会った所。往路でマムシにいたずらした時「帰りにマムシが待ち構えていて仕返しされるで」と言っていたが難なく通過。8・(13:29)ここからの長い上りの「苦」は往路では全く意識せず下っていた。

(11)三久安山で昼飯:南から(12:04)     同所南から撮る(12:29)

波賀町側の植林帯、普通ならいやな気分になる所も今回は一宮町側の原生林に救われて余り気にならなかった。10・(11:35)馬さんと藤さんが先行して上の方から「おーい」と呼んだ。三回位ピークかと思うコブを越えて11・三久安山(11:55 昼 12:44)三久安山から三の丸から氷ノ山が見えた。コバエに悩まされながら昼にした。1時間近く居て引き返し開始。

(11:23)                        (11:36)

(8)尾根東側(10:50)               (10:56)尾根左側:右もこんなだったんだろうな

(10:42)太い木はブナ                (10:47)

南面展望はここから塞がる。やや踏み込まれたコースで快適歩きが続く。元気の良いブナが出始め段々と上って行く。左に古杉点在を見る。6・大亀分岐(10:20)2013.10.18クルミの里から上って△大亀経由でここに立っている。13年はここから北側は低木で視界が開けていたが木が成長して塞がっていた。7・1067m・△三宝分岐(10:30〜10:35)西尾根に在る△三宝へは復路時間が有れば寄ることにした。

ここからは尾根西面つまり波賀町側は三久安山まで植林帯だった。東面は手つかずのブナ・シデ・ミズナラが主の原生林が続き感動の歓声が止まなかった。こんな仲間と歩ける喜びを感じ感謝しながら歩いた。下り切りコルに着く。
8・(10:50)上りに入る。9・1012m(11:00〜11:10)ここでおやつタイム。そして発とうとした時、川さんが悲鳴を上げた「マムシや!!」小形で黒っぽいマムシだった。馬さんが杖で遠くへ投げ飛ばした。

段ヶ峰・千町ヶ峰

藤無山

(4)阿舎利を掘り出す馬さん(9:52)         (5)からの眺め(10:06)

(7)三宝分岐手前の界尾根(10:27)