@

5・新道・981.6m

9・1123.2m

10・梯子分岐

12

藤コース

14

15

481  新道〜三久安山〜阿舎利山〜三久安


ススキ原のサブ林道で尾根に取りつき、眺める対峙の阿舎利尾根は、緑も濃くなり深み増す。

新道(△)先の自然林で、若木のブナやミズナラ等に迎えられて町界へ。

人寄せ付けぬ存在感がひしひし迫るブナの大木、眺め見上げ見わたしながら上り着いた三久安山。

町界南下も原生林に感激感動降るが如し。

視界開け新設の、三角標で雨がポツリ、しとしと降りからザーザー降りも阿舎利へ向かって進めよ上れ。

霧が晴れて見えたものは、見える筈無き辿ってきた尾根。

分岐に戻って上る頃には、雷なるも陽が射し込んで「上りは終わった」と、阿舎利山。

その後立った三久安(△)は、サンキュウ(三久)と
安ありました。



音水湖(せせらぎ公園)〜舗装林道終点〜新道(981.6m四等)〜町境界北上〜

三久安山(1123.2m三等)〜町境界南下〜新設四等(Ca933m)〜阿舎利山(1087.2三等)〜

三久安(811.7m四等)


◎所在地 : 宍粟市音水湖東山塊

◎地形図 : 2万5千図   『音水湖(おんずいこ)』

◎山行日 : 2009. 7. 4 (土)  晴れ〜雷雨〜晴れ

阿舎利@99. 8. 1   新道@99.11.19  

三久安山@99.11.19  A04. 7.17 309
         

◎山行者 : 兵庫山楽会/藤原(CL・車)・馬場・大柿・井川      Age=62

◎コースの見所 : @新道手前からの展望 A町境界東面原生林(ブナ・ミズナラ大木) 

             B新設三角点前後からの展望  C阿舎利への町境界尾根北面原生林

◎走行距離 : 往路 125・0km(小野市藤原宅から)  往復 213km(大柿宅)


自宅発(7:00)〜1・せせらぎ公園(8:41〜8:55)〜2・(9:23)〜3・(9:50)〜4・(10:05)〜

5・新道(10:19〜10:25)〜6・(10:33)〜7・(10:50)〜8・(10:11)〜

9・三久安山(11:09〜11:39)〜8.(11:45)〜10・梯子分岐(12:00)〜11・(12:15)〜

12・新設△(12:28)〜13・(12:45)〜14・(13:05)〜コースアウト〜15・(13:17)〜引き返し〜

14・(13:25)〜16・阿舎利山(14:00〜14:20)〜17・三久安(15:00〜15:10)〜

18・(15:35)〜1・せせらぎ公園(15:50〜16:15)〜みなみ波賀(10分?)〜自宅(18:20)


当初の計画は『せせらぎ公園〜舗装路終点〜新道〜三久安山〜町境界南下〜舗装路終点』だったが検討の結果本日のコースに決まった。コース延長によって山中にて雷雨に見舞われたが、この結果を凶吉どちらにとるかは夫々の判断。私は・・・GOODで吉。R=29を走りながら見る揖保川の水量は、夜来の雨により予想以上に増えていた。主に宍粟50名山の話をしながらせせらぎ公園に着いた。

 せせらぎ公園前(9:00)

発(8:55)渓流に沿った舗装林道終点に着く。 2・(9:23)阿舎利への林道は橋が崩落していたが幸運にも人が渡るには、十分な幅が残っていた。ここへの下山コースだろうピンクのマーキングが東し尾根に巻かれていた(99年にも踏み跡は在った)。ここからは、サブ林道で先ずは新道(△)を目指す。上りながら、この道が無ければ・・・と何度も思う急斜面の伐採地は、ススキ原に化していた。道に入って間もなく「腹へったー」一休みに馬さんから冷たい物を頂き、井さんから貰っていた三笠を食べる。

上るにつれて東から南の眺めが良くなり阿舎利山かと思う山塊も見え始める。林道終盤から馬さんはショートカットで尾根を目指し、他は林道を歩いて最後のピンカーブの所で尾根に乗った。 3・(9:50)展望写真を撮りたかったが霞んでいたので撮らなかった(撮っておくべきだった)。尾根を意外とキツク感じつつ一段上り切り、一息入れた。  4・(10:05)左ヒノキ林右ウリハダカエデの界を横へ行き大きい尾根に乗る(99年南へ下った尾根)と尾根西は素晴らしい自然林が残っていた。

それも暫くでヒノキ林に変わり二段目上り切ると東が全開する。高度が増し一山も見えた。99年には、三久安山から下って来て、茜色に染まったこの展望に、時間を忘れ見惚れていまい『秋の日暮は釣瓶落とし』のコトワザ通り、山中で暗くなってしまい難儀した記憶が明白に残っている。その先植林帯に入って直ぐ石標を見た。 5・新道(10:19)馬さんから二度目の冷たい物を頂き生き返る。 発(10:25)

      
新道:南から(10:19)    新道先尾根右 (10:33) (6)先の大岩(10:38)

暫くヒノキ林を進むと尾根右(東)が自然林になり上っていると元気なブナが出始めた。 6・(10:33)ここから先は、左右自然林が残る軽岩稜になる。ヒメシャラの花が落ちていたりもする。やがてヒノキ林になり作業道に交差。 7・(10:50)横断して尾根に乗って上っていると町境界尾根(梯子コース)に合流した。 8・(10:11)左ヒノキ林が続くが右(東)はブナ・ミズナラ主体の原生林が残され、古木の風格に圧倒されれながら進んだ。間もなく上方が明るくなると頂上に出た。 9・三久安山(11:09)

井さんによると、この山名に魅せられて県外からやって来るハイカーも少なくないと事だった。この頂きも例にもれず立ち木が伐採され、而も放置。環境が急に変わると大木ブナも頂き近くから順に樹勢が弱るような気がして心配になった。展望よりも、明るさよりも、居心地よりも深山の趣が味わえる(伝わる)頂きも在って良いと思うのは私だけではないと思うが・・・。とは言いながらその木の切り株をテーブル代わりに藤さんからコーヒーを頂く。馬さんは、宍粟50名山二回目の登破を目指してる中での拘りがあり、写真を撮るにも注文が多く大笑いの中撮影完了で発つ。 発(11:39)

 
頂上手前:南から(11:05)    三久安山:南から(11:34)こんなに晴れていたのに・・・

 
三久安山にてコーヒータイム:東から(11:21)  梯子分岐手前から(11:50)中央一山

b阿舎利山目指して下って行く。 8.(11:45)町境界尾根東面は、原生林が残されていて皆さん共々それに感動感激しながら下り続けた。 10・梯子分岐(12:00)04年には、藤さんCLで梯子からここへ上がって来た。梯子分岐からはヤブっぽくなった。 11・(12:15)ここから北から東面が全開し、隧道コース尾根が手に取るように見える(奥に藤無山)。ピークを越えると阿舎利方面が見え始める。ススキ・柴を分けながら進んで 12・新設△(12:28)

コンクリート製でセンターに真鍮製の文字円盤。ここから右尾根の杉林のマーキングを辿れば林道分岐に下れると思う。左ススキの中のマーキングが阿舎利へのコース案内。前方の東面皆伐のピークに向かう。この頃あんなに晴れていたのに雨がポツリと当たった。が、誰も雨降りになるとは思いもしていなかったと思う。しかし、数分後には「どうする・・・カッパ着るか」と言い始める降りようになった。「カッパ着ると暑いしなー」と言いながら着ずに歩いた。 13・(12:45)

  
(11)先から阿舎利山を眺める(12:21)  新設四等(12:28)  どんな事が有ってもこれを越えるんじゃ!!

展望、遠望どころでなくなって阿舎利山へ向かう。10年前は、尾根左右伐採地で歩き易かったが尾根右(西)が伐採後に植林され今はその木が生長してその中を歩いた。左(東)は激柴草ヤブ。いつの間にか最低鞍部を通過して上りに掛っていた。土砂降り状態になり、雷鳴が耳に入るも上る。左ヒノキ林右素晴らしい自然林、ブナの幹を伝って蛇口全開状態の雨水が流れ落ちて来ていた。上り切り。 14・(13:05)「右に素晴らしい尾根があるなー」と、一人ごと。

井・馬さん傘を出す。私が先行で藤さんと左右植林帯尾根を行く。「おかしいな〜」なんて思いながらも進んで三つ目の上りを終えて左が開けた。雨は小降りになって、一面掛っていた雨雲が切れ始める。大きな山塊が現れ始める。「えらい険しい山並みやなー」それは、見える筈無き下って来た山塊尾根だった。馬さん達も上がってきて「蓮華(△)尾根に入っとるは〜」いつかは歩きたいと思っている尾根では有ったが・・・。馬さん達もオカシイと思いながら後を追っていたとの事だった。 15・(13:17)〜引き返し。

 
三久安山

(15)蓮華尾根からの眺め(13:17)青空の下に見た霧に塗れた山塊は深山の趣たっぷりだった

小雨の中分岐に戻る。 14・(13:25)方向を確認して阿舎利山への尾根に乗る。何時も地図ケースに入れている地図を今日は、分けあって入れていなかった。雨で地図が広げられずポイント確認を怠ったのが失敗だった。右(北)素晴らしい自然林が続き、その樹間から陽光が射し込みホッ。

10年前に巻いた布が点々と残っていた。『阿舎利集落へ・二ツ橋へ(だったかの)』案内を見ながら「未だか・・・長いなー」と思いながら上り続けてやっと阿舎利山に着いた。 16・阿舎利山(14:00)切り開きは一部に留まり「よっしやー」雨は上がっていた。寒くなって上着を着る。藤さんは、びしょ濡れのシャツを脱いで絞った。おやつを食べ写真を撮って方向確認して発った。 発(14:20)

   
                阿舎利山:南から(14:12)

三久安への下りは、Y字尾根があるので注意をしながら下った。尾根左は植林右自然林の界を下ると間もなく左右とも自然林になった(植生は交互などする)。「これを上れば三久山や」と、言う所で井さんが初体験と言う内大腿部に違和感で立ち止まる。私も同じく違和感あり、エアーサロンパスをスプレーして難を逃れる。ピークの向こうから「石標有ったでー」 17・三久安(15:00)露岩もあるトンガリピークだった。

ここのピークも最近、周りの雑木が伐採(伐採範囲が狭かった)されていたがこの伐採は身勝手なもんでサンキュウだった。北東に歩いたススキ原の一部から三久安山と北には音水湖の奥部がみられた(日ノ原山辺も見えた?)。 発(15:10)「後は尾根通しに下るだけや」と、下っていると廃棄アンテナがあり。「この辺から車へ向かって右(北)へ下ろかー」急斜面に入ると右の方に尾根が見えた。

藤さんはその尾根に乗り下る。他は尾根手前の植林谷筋を滑りながら下った(是でも良しと思っていた)。やがて下方に赤茶の屋根が見え、野外活動センターのキャンプ場が見えたと思っているとそれは、民家だった。 18・(15:35)又もや地図を見ず方向を確認せず思い込みで下っていた。今日は、何かと“ついていない”と言うか“気合いの入らない”と言うかいい加減な山歩きだった。素晴らしい山塊を歩かせて貰ったのに対して申し訳ないような思いが残った。

     
三久安への下り尾根(14:31)   三久安:南から(15:05)      R=29に下った所(15:35)

藤さんは、尾根を下ったことで、朝「この辺りに下りてくるんや」と、馬さんが言った通りの所に下れ、私達を待ってくれていた。何はともあれ無事下山、帰宅できたことに感謝。皆さん有難うございました。おやつ有難うございました。みなみ波賀でスタンプを押してもらいアイスを食べて帰路に就いた。

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13・新設四等

17・三久安・811.7m

18

16・1087.2m