647 藤無山(約9.8km)
山猿登山歴三大ピンチの一つにあがる藤無山へ三度目アタック。
境界目指す段々上りは植林帯の辛い上り。境界尾根も延々植林、雑木が現れホッと一息。
横這い間もなく大きく開け思わずあがった歓声もデッカイ山(藤無山)に押し潰される。
果たせるかな登頂、心も折れる距離と斜度。
咲きたる可憐なヤマボウシ、彼方に望む氷ノ山にも心を寄せる余裕もなし。
さて、果たせたかな藤無山の登頂は・・・。
◎所在地 : 宍粟市一宮町倉床川源流付近から西山塊
◎地形図 : 『戸倉(とくら)』 『大屋市場(おおやいちば)』
◎山行日 : 2016. 6. 27 (月) 晴れ〜曇り
藤無山 @94. 8.15(MTB) A98.11.12
※参考 @銅山11.11.31 543 A水上山〜大身谷12.11.16 569
B大身谷12.11.24 571
◎山行者 : T/カブト 大柿(車)・川上・安藤・亀野 Age=69(2月29日から)
◎コースの見所など : @ケヤキ林(感動) A藤無山手前コブからと取り付きからの展望
◎走行距離 : 往路 110.4 km 往復 201.8km
銅山(筏)登山口起点〜ケヤキ林前〜林道分岐〜坑道跡〜登山口〜境界尾根(昼食)〜
西進(藤無山へ向かう)〜946m〜藤無山(1139.4m二等)〜引き返し〜946m〜
境界尾根から外れ南尾根に乗る〜930m〜896m〜東尾根に乗る〜林道分岐に下る〜
銅山登山口起点
自宅発(6:25)〜明姫R〜姫路BP〜R29〜山崎町〜波賀町有賀〜引き返し〜R429〜
高野峠経由〜R6〜倉床〜1・銅山登山口起点(9:10〜9:30)〜ケヤキ林〜2・(9:35)〜
坑道跡(9:46)〜3・登山口(9:55〜10:05)〜4・(10:28)〜5・(10:43)〜6.(10:48)〜
銅鉱山跡看板(11:04)〜7・境界尾根(11:15 昼 11:48)〜8・(12:09)〜
9・946m(12:30)〜10・(12:37〜12:40)〜11・(12:45)〜12・(13:15)〜
13・大岩群帯〜14・藤無山(13:38〜13:45)〜引き返し〜12・合流(14:15)〜
9・946m(14:35)〜境界尾根外れる〜15・930m(14:36)〜16・(13:05 停滞)〜
17・896m/分岐(13:30)〜18・(13:55)〜19・(16:10)〜20・(16:20)〜2・(16:43)〜
1・銅山登山口起点(17:00〜17:15〜)〜R6南下〜三方経由R29〜自宅(19:20)
最近山歩きがメッキリ減ってしまった。「山歩きがしたい」と言う気力が薄れた・・・。年齢的に「これで良い」とも言えるし、薄れる気力に鞭打って「これではいかん」と頑張るのも大事なこと。人生いろんな場合に於いて判断を下しながら進んでいる。自分の判断力は、独自のもので無く周りの人の色々なお力(助言・会話・講演など)や書物からヒントを得ての部分もある。
藤無山へ向かってR29を走る。左右に見る山並は殆ど歩き切っている。勿論、黒尾山の話も・・・「波賀町野野原小学校は統合で廃校になり、土日限定で食事?が出来るらしい」なんて話をして間もなく「はっ」と気が付く。道が違う!!藤無山と言うことで無意識に若杉峠方面へ向かっていた。大きな勘違いをしていて引き返す。一宮町まで引き返すの得策だったが高野峠越えでR6に出た。
30分?のロスタイムで倉床に着いたが今度は林道閉鎖の心配をした。が無事目的地に着けた。1・銅山登山口起点(9:10〜9:30)最近の雨でやや水量が増していたが予想より少なく、心地よい水音を聞きながら支度をした。最初のお楽しみ「ケヤキ林」は相変わらず感動した。2・(9:35)林道分岐でショートカットの下山口を確認。「ズルズル下りになるな」緩い上りを続ける。
(1)銅山(筏)登山口起点(9:30) ケヤキ林(9:35)
坑道跡(9:46)〜3・登山口(9:55〜10:05)浅瀬を渡っても問題ないが丸田橋を渡る。やや腰が引けた者もいたが無事通過して一休み。薄暗かった所も林道がついて明るく開けていた。うろついていると種子を付けた「くりんそう」が自生していた。林道に「登山ルート」との案内が有った「銅山直登か?」林道は右の谷向こうに回り込んで上っていた。興味あったが尾根に乗って上った。
(4)登山口から続いているのか(10:28) (7)境界尾根:奥へが銅山(11:15)
肌寒くなり一枚着こむ。8・(12:09)946mへの上りから右が自然林になる。「やっぱり自然林はええなー」9・946m(12:30)「下山コースの分岐や」布を二本巻いて発つ。すぐ先で尾根肩に立つ。10・(12:35〜12:40)展望は抜群もまるで正面を塞ぐ衝立の如くに藤無山が聳えていた。登頂果たせるか心が折れかけたのも事実。白・紫・ピンク混合の『ヤマボウシ』の木が点在していた。
(9)番手前(12:18) (9)946m(12:30)進行方向の眺め
(10)藤無山を背に:東から(12:37) (10)番の先(12:40)先が白い木はハナミズキ
(12:43)前から川・安・亀 (12:52)左亀・安
北にグレーに霞む氷ノ山が見えた。藤無山をバックに写真を撮って発つ。ここからは快適歩きが続く。11・(12:40)左に望むは一山・東山・尖山は高山か・・・。上りからは一面シダ原になる。今は膝高なので苦に成らなかったが成長すると倒木もあり、上りでは難儀するだろう。肩に近づくと大岩塊帯になる。それの右へ回り込んで上る。12・(13:15)
(12)から7・10番方面を振り返る(13:15)
岩頭から展望良し振り返って右の尾根が『志倉コース』林道終点からのコースか・・・。この後の急登に耐えられるか・・・ここでリタイアかの判断が必要になった。安・川さんはここで待機、私と亀さんがアタックすることにした(亀さんは空身)。すぐ先、大岩群帯の裾を通過する。13・大岩群帯通過(?)。ここからが胸突き八丁、直登にはトラロープが張ってあった。
亀さんに追われて一歩一歩上り切ると目前にポールが立っていた。14・藤無山(13:38〜13:45)薄々の記憶も自然木の山名ポールは素晴らしい出来栄え。『道谷登山口 沼谷と尾根コース・志倉登山口 谷コース・尾根コース』の看板が立ち、掛かっていた温度計は℃12を指していた。写真を撮って引き返す。下りは上りの辛さに比べると、風に乗っているかのようにスウーと下れた。12・合流(14:00)
藤無山への上り:北面(13:35) (14)藤無山西から(13:44)
皆揃って即下山開始。「やっぱり下りは楽や」たちまち分岐に着いた。9・946m(14:35)「ここで境界から外れた」と言う意識ないまま歩いていることに気が付いた。「これではコースが合っているとは納得できん」と引き返して9番を確認して再スタート。小高いコブを越える。植林以外何も見えない。15・930m(14:36)左がかなりいい感じの自然林になる。
スマホに頼れば苦もない所も頼らずにいたので尾根肩からの方向が掴めず難渋する。小尾根で現在地確認できた。16・(13:05)ここでやっと視界が開けた。私はここが17番かと思い込んでいた。川さんは16番と言う。16番が正解で納得するまで時間がかかった。大廻コースの話も出したがキャンセル、小回りで下山となる。その先898mポイントも分かりにくく、少し進み過ぎてから引き返し正規尾根に乗った。17・896m/分岐(13:30)
(17)辺りから藤無山を眺める(13:25) (18)左谷筋(16:50)
少し下った小尾根からの下りは、明確な尾根がなくコンパスを信じて下るしかなかった。18・(15:55)左下谷筋が鹿網で囲まれた無植樹伐採地で大きく開けてきた。混成林尾根を進む。19・(16:10)〜20・(16:20)ここから下り易そうな東尾根を下るか・・・計画通り南の尾根(こちらが険しかった)を下るか判断を迫られ計画通り下る事にした。
(16:15)辺りの尾根:左鹿網あり (2)林道分岐後方中央に下った(16:42)
等高線通りの険しさと緩やかな尾根も最後はズルズル下りで「ここしかない(他は崖)」と言う所を下り林道に下り立った。2・(16:43)〜1・銅山登山口起点(17:00〜17:15)
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ケヤキ林