609 石亀〜奥山〜道谷小学校
見落とした奥山(△)探しに再訪すれば、感動尾根に今日も感動。
其れはそれ、他に見たのは黒くて可愛い尾根で無邪気に遊ぶ小熊一頭、ほんに可愛い小熊の動作。
去り難しも、風に吹かれて奥山の石標見つけて引き返す。
下り序盤のブナ・ミズナラの原生林に又感動。
◎所在地 : 『くるみの里』から東主尾根△奥山926.1m引き返し
北の855mを経て道谷小学校に下る
◎地形図 : 『戸倉峠(とくらとうげ)』
◎山行日 : 2014. 5.20 (火) 曇り
石亀@13.10.18593 奥山@13.10.8
◎山行者 : T・カブト/馬場・中島・大柿(車) Age=67
◎コースの見所など : @石亀から868m先までの原生林 A950mから下り東西尾根原生林
◎走行距離 : 往路 @97.8km A101.6km 往復 201.2km
道谷小学校自デポ〜引き返し〜くるみの里P〜石亀(828.1m四等)〜868m〜950m〜
奥山/道谷(926.1m四等)〜引き返し〜950m〜855m〜道谷小学校(石標は見つからず)
自宅発(6:35)〜姫路BP〜R29〜山崎町〜1・波賀町道谷小学校自デポ(8:45)〜引き返し〜
2・くるみの里(9:00〜9:10)〜3・(9:30)〜4・テーブル(9:35)〜5・(9:50)〜
6・石亀(10:07〜10:17)〜7・868m(10:30)〜8・(10:50)〜9・熊遠望(10:52)〜
10・(11:10)〜11・950m(11:15)〜12・奥山・道谷(11:23 昼 12:00)〜
13・(12:06)〜14・(12:20)〜15・855m(12:40)〜1・道谷小学校(13:10〜
△石標探しも見つからず〜13:30)〜自転車で走る〜2・くるみの里(13:47)〜引き返す〜
1・道谷小学校(13:55〜14:25)〜往路引き返す〜安志坂『たいこ弁当』〜自宅(16:50)
天気が危ぶまれていたが「下山までは持つ」と判断し、13年10月18593 に歩いた時、探し当て切れずにいた△奥山/道谷の石標探しに出かけた。奥山から藤無峠へ下る事も考えたが前回歩いた時950mの北尾根の自然林が素晴らしかったのでその尾根を歩いて道谷小学校へ下る事にした。また、道谷小学校の最寄りに在る三角点を見るのも楽しみの一つ。
道谷小学校に自転車をデポするつもりが話し込んでいて集落が途切れる所まで走り引き返し、道谷小学校前の空き地に地区の人了承で自デポした。1・道谷小学校自デポ(8:45)くるみの里へ引き返す。2・くるみの里(9:00〜9:10)管理人さんに駐車了承を得たが前回と同じ人だったと思う。新緑眩しい木立に中、小鳥のさえずりを聞きながら石亀へ上り始める。
(2)くるみの里管理棟(9:11) 石亀への尾根に乗る手前(9:24)
大きなピンカーブ6回緩いカーブ2回折れて尾根に乗る。3・(9:30)左右自然林になる。一段上り切る。4・テーブル(9:35)〜5・(9:50)左右ほぼ植林帯になる。一度緩み尾根右植林帯をジグザグ上り展望櫓が有る石亀に着く。6・石亀(10:07〜10:17)大きな櫓があるも木立が成長して視界は閉ざされている。これはこれで良いものである。
(5)先の横ばい尾根(9:55) (6)石亀:東から(10:13)
ビスケット食べて発つ。ここからが原生林尾根が始まる。強い風が右から吹き抜ける。左に雨雲?に霞む氷ノ山が見える。落ち葉の吹き溜まりに足を入れるとふっかフカ。そこについ先ほどまで寝ていたかの鹿の寝床が点々と在る。7・868m(10:30)ここから南の谷へ下れる遊歩道はそれが有ると知らなければ気が付かない程に崩れ埋もれていた。
(7)手前尾根(10:25) (7)868m(10:30) (10;32)
(8)への尾根(10:42)
ここからが一段と魅力的な岩稜も在るヤセ尾根になる。ひと冬越した尾根ば時期にも依るが趣きが違う。8・(10:50)ピストン歩きの方もここまでは来て欲しいと思う。ここからは鹿網に沿って歩く。何時もながら「珍しい動植物にあえないかな〜」と思いながら進む。上りにかかる頃、右伐採地に鹿が跳ねていないか網越しに眺めながら上っていると対峙する支尾根に小さな真黒いものが動いた「熊や」
9・熊遠望(10:52)木に前足を掛けていた。「熊や!!」しばらく皆で眺めた。私は小熊と思い「近くに親熊が居るで」と言ったが距離からすれば中形だったかもしれない。熊は写真左の木を引っ掻いたりして遊んでいる様子で仕草が可愛らしく木の切り株に座ったと思う体勢で動かなくなり私達もその場を発った(その後もう一度見たが熊は動いていなかった)。ちなみに熊を見たのは3回目。
こちら側を向いた熊 10:56 切り株の上で動かなくなった熊(11:04)
尾根から右がスギ林になる。左がミズナラとブナの素晴らしい自然林になる。10・(11:10)左谷筋を含め北の下山尾根も素晴らしい原生林。11・950m(11:15)左右植林帯を下っているとカラス蛇がいたが動く気配なし。倒木帯を抜け、広く伐採された小高い丘に立つと今日は直ぐに石標が見つかった。12・奥山・道谷(11:23)
(11)950m手前北谷筋(11:12) (12)奥山:西から(11:23) 奥山を発つ
私は留まる事無く熊が居た尾根が眺められる所に移動して行ったが熊を見る事は出来なかった(大形の鹿が一頭跳ねて逃げた)。メンバーと合流すると馬さんが石標周りの掃除を済ませていた。風を避けて昼にした。ここから北東尾根の793m経由で下山も考えたが諦めた。12・昼発(12:00)
13・(12:06)ここからは左右手付かずの素晴らしい原生林が続いた。右谷筋に見る林道周りに点在する二つ黒点マークは何なのか気になる。14・(12:20)方向確認する。正面山肌にはウリハダカエデとカバノキに似た木が密生していた。樹間からR29からR48への橋辺りが見える。下りでは朽ちた鹿網が地面を這い気を付けなくては引っかかる。左植林帯右は混生林だったか?。
(13)横ばい尾根(1:8) (12:10)辺りの尾根
正面樹間から植林の855mが壁の様に見える「右の谷を下れば楽そう」下った後の上り返しは何時もシンドイ。15・855m(12:40)左右植林帯を下っていると学校辺りが見えてきて最後の急下りで里に出た。1・道谷小学校(13:10)早速3人で粘り強く三角点探しをしたが見つける事が出来ないまま私は車へ向かった。発(13:30)
道谷小学校に下り着く(13:07) 道谷小(13:18)
軽くペダルを回すだけで車に着き、管理人さんにお礼を言って引き返した。2・くるみの里(13:47)〜1・道谷小学校(13:55)学校に着くと馬・中さんはまだ石標を探していたので其れに加わったが見つからず。次には校庭を探してみる事になる。丁度その時、女教諭と児童二人(男)に出合い校庭へ入らせて貰う許可を得ると共に学校の状況を尋ねると全校生徒は9人で二人の児童は姫路からの山村留学生。
児童は民家に滞在している(この様子はテレビの取材で見た事が有る)。この学校と私の母校『野原小学校』共に今年限りで波賀小学校に統合される事になっている。校門から15m位の坂道を上り校庭に入ると教頭先生(男)が出て来られて再度許可を得、主に中さんが会話続行し馬さんと石標探しをしたが見つからず。
標高・東経・北緯の標記石標 教頭先生と話し込む二人(14:21)
しかし校庭に入って直ぐの花壇の中に『標高六〇六,六八メートル北緯三五度十六分 東経一三四度三一分』(裏面・昭和五十七年一月播磨ライオンズクラブ)」の石碑が立っていた。「これが三角点石標の代用か」と言って探すのを諦めた。学校だけでなく道谷地区・戸倉・鹿伏・日の原などが限界集落で危ぶまれている事も承知の所である(全国的には波賀町・千種町が限界集落になっていると思う)。発(14:25)
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