大河台地
559 三辻山〜岡城〜関〜大河
この広い山塊で気になる尾根は、この一本までこぎ付けた。
東西から見て目立つ山容、遠方から見て優しさと険しさ感じる大河(△)台地。
「谷を突き詰め町界西へ」気楽に考え車発つ。
「ここへ突き出るこの尾根や」息を切らして急登一段上り切って見たコンパスは向く筈無きの東向き。
こうなりゃ何時も切り替える「歩いた所が今日のコース」出た所勝負で上り切ると『大柿布』が目に入る。
三辻山近くの岩頭から大河眺め「今日は無理や」「いや行ける」と馬さんに尻を叩かれ猿は行く。
行く先々で難渋感激色々とあって歩き充実。
自宅発(6:33)〜姫路BP〜R29〜安富町安志南交〜R430北上〜1・鹿ヶ壺山荘自デポ(7:55)〜
2・千寿の水P(8:06〜8:25)〜3・ダム(8:30)〜4・橋(8:40)〜5・(8:50)〜6・(9:00)〜
7・小屋(9:17)〜8・(9:30 休 9:35)〜9・尾根(10:15)〜岩頭(10:45)〜
10・三辻山(10:45〜10:50)〜11・884m(11:00)〜12・(11:10)〜
13・岡城山(11:29 昼・鉄 11:55)〜14・鉄塔(12:15)〜15・関(12:30)〜
16・(12:50 迷い 13:05)〜17・802m(13:10)〜18・(13:22)〜
19・鉄塔(13:25〜13:30)〜20・(13:22)〜21・(13:55 休 14:05)〜
22・大河(14:20〜14:30)〜23・凄岩(14:40〜14:45)〜24・肩(14:50)〜25・(15:13〜
検討 15:20)〜26・(15:25)〜27・平地(15:37)〜28・池(15:50)〜29・(16:00)〜
30・(16:10)〜1・鹿ヶ壺山荘自デポ(16:17)〜自転車〜2・千寿の水P(16:25)〜引き返し〜
1・鹿ヶ壺山荘自デポ(16:36〜16:50)〜往路〜自宅(18:24)
今回は初参加の阿久津さん(女)が同行された。鹿ヶ壺辺りで気になる尾根(山塊)は△大河が在るここだけになった。大河を東または西から見た者は険しさ故に誰しも惹かれる山容と思う。実行に当たっては『ヒル』と『暑さ』が心配だったが鹿ヶ壺へ向かった。
山々の緑も安定期に入り、山も谷筋も裸木の頃からすると険しさが無くなりポッチャリした感じを受ける。今日は何時もの所に自転車をデポして『千寿の水』に着く。1・鹿ヶ壺山荘自デポ(7:55)〜2・千寿の水P(8:06)馬さんはヒルが出ていないか辺りを見回る「ヒルはおらんわ」詰める谷筋の上に後半歩くであろうと思われる尾根が見える。発(8:25)
薄暗い林道を突き詰め、今年4月24日難儀して下って来た所に着く。3・砂防ダム(8:30)ここからは山道で初めて歩く道。左下の谷も深くなる。薄暗いものの感じ良い山道が続く。4・橋(8:40)丸太の上に厚い板を張った真新しい橋を渡る。直ぐ先の西谷筋へ道が入っていた。「ヒルがおる」の声が上がる。
15・関846.7m
2
@
※青線計画コース
最高傑作の案山子→
30・(16:10)私は後続待たず車の回収に急いだ。1・鹿ヶ壺山荘自デポ(16:17)車へはダラ上りで自転車での走りは意外ときつかった。鹿ヶ壺山荘を発つ頃には小雨が降り始め「何と運が良い事」楽しませてくれた案山子の何体かは収納されていた。
※レイクタウンの住宅は殆どが別荘と思ったがそのどれもが(見た範囲)本格的(リッチ)な建物で驚いた。もしかしたらこの範囲も下記(12. 5. 5 556 )の平家屋敷跡(黒字部分)だったかも知れないと思う。
「伝承安富」を訪ねて(安富町関) 昭和の巨大落石 ここを「なる谷」と呼んでいます。この頂上は以外に広く平家屋敷といい、その昔、平家の落人が住んでいたと伝えられています。この屋敷跡の周辺は巨岩が取り巻いており鉢巻山といいます。昭和二年(1924)三月の北丹後地震で、鉢巻山の一部が崩れ落ちて来ました。約千トンはあろうかと思われ、それはそれは大音響だったそうです。 二〇一一年一月 安富中学校区地域夢プラン実行委員会
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(30)集落に出る(16:09)
計画コースはそのまま東に進み正面の尾根に乗って南下してコブから関集落へ下る事にしていたがもう薄暗くなり尾根へはよりウッソウとなりキャンセル。リーダー経験豊かな川さんが「コースも足元も不安定な歩きは危険やから早く舗装路に出た方が良い」との意見もあり踏み跡を下る事にした。
とは言え、現在地確認もままならず・・・下れば舗装路に出られる事は確かだったので不安より何処に出るか楽しみだった。深い谷筋を下り家の裏の舗装路に出ても現在地不明。しかし貯め池が在って助かった。28・池(15:50)「ピンカーブから神社へ下ろう」
即決定。と言うのは計画段階でこのコースも考えていたからである。この他の計画ではタウンの最上部に自転車デポも考えた。ピンカーブから横ばいの尾根は左右植林で右は切れ落ち、地図マーク通り水無き砂防ダムがあった。神社の入り口に『マムシ注意』の看板を通る度見ていたので神社へ下るのを止めて集落へ下った。29・(16:00)
阿
川
(26)別荘の裏に下り着く(15:25) (27)平坦地を通過中(15:37)
六路木尾根
↓
鎌倉岳
タウン
間もなく植林帯になり水平尾根に着く。25・(15:13)ここで計画通りタウンの最上部に下るかショートカットするかしばらく地図を読みながら検討する。計画通り組とカット組とおまかせ組(と思った)に分かれたがやや強引にカットコースの先頭にたった(夕方から雨の予報も考慮)。発(15:20)
スギ林は間伐済みだったが以外に下り易く、間もなく家の裏に出た。地図の道に出て実線を読み「ここから山に入ろう」と間伐林を下る。26・(15:25)心配半ばだったが間もなく地図通り平坦地に出た。27・平地(15:37)間伐材が縦横に倒れていたが木が細くて楽に通過できた。
右上写真崖からの下り
(15:06)
右写真崖の上からの眺め(15:01)
(24)からの下り(14:57)
岩稜も在り、再度前方が伐採で開けると図根杭が打たれていた。24・肩(14:50)今度は素晴らしい高木自然林の下りとなる。間もなく尾根左が崖の上に出る。そこから関レイクタウンが俯瞰出来た。鎌倉岳や金鉱跡からしか見ての想像とは大きく違い山肌中腹の平坦地?のイメージだった。
そこからの遠望も素晴らしくヤッパリ鎌倉岳〜六路木山尾根には惹かれた。そこからの下りは「何処をどう下る」と思う岩場だったが不思議とルートが在った。その下から崖を見上げると「是ぞ崖」と言う高さ測れない程の崖でその下方一帯はスギ林になっていてここで崖は途切れた。
(23)凄い崖(14:40) (24)図根杭が打たれていた所:南から(14:51)
(22)大河:南から(14:24)
(14:10)頃の尾根
左自然林右ヒノキ林を行く。また、自然林(高木で無い)尾根を行きコルから見上げると左物凄い崖の岩頭となりそこに立つ。23・凄岩(14:40〜14;45)東に雪彦山・鉾立山・三辻山までが見えた。遠望で物凄い垂直の崖に見えていた辺りの始まりと思う。その後も東面覗くと崖が続いたが視界塞がっていた。
東方面には黒滝(姫路市最高峰)・鉾立山・を経て南への長い尾根が見える。今日立った三辻山から千寿の水への尾根は記憶新しい。西は水剣山の手前に最近立った峰旗、黒尾山も見えていたかも・・・。鉄塔発(13:30)視界塞がる。進行方向へ延びた巡視路は直ぐ先の西小尾根から西の谷へ下っていると思。私たちは尾根から僅か左(東)下を通過し尾根に復帰した。20・(13:22)難所に取付く。
男組はマゴマゴしていると川・阿さんは「休まず先に登っていて良いですか」「どうぞ」自然林とは言え高木は無し。両手で木を掴みながらジグザグと登る。先行の女性になかなか追いつけない「川さん阿さん元気やなー」阿さんは歩き初めに言っていた「下りは遅いけど登りは強い」その通りと思った。
「川さんもこれまでより明らかに強くなっているなー(馬さん)」馬さんも年齢からすると驚く強さ。北さんも粘り強く続く。女性の話声が大きくなって姿が見えた頃に丁度登り切りとなった。21・(13:55 休 14:05)視界ゼロ。ブヨらしき虫はまとわり付いていたが苦になるほどで無かった。
ブヨと言えばいつも思い出すのは11.6.27に歩いた野々上〜淡路ヶ丸〜高取山〜案志〜安富 と09.7.24平野〜暁晴山である。尾根の東面は崖状が続き所々で覗き込むが葉が繁っていて視界も塞がり高さも規模も遠くから眺めた程に感じない。また低木に、ややヤブを感じる所も通過していると右樹間から丁度伊和神社が見えた。
一部尾根から左に外れ植林平地を歩いた。しかし、そこに杭が打たれていて「ここが境界?」と思った。岩稜を行き、前方が伐採で開けた平地に出ると測量ポールが立つ石標が在った。22・大河(14:20〜14:30)東面崖ながら展望・タグ無し。保護石4個。とうとう大河に立った。写真を撮り裸木の時期にもう一度立ちたいと思いながら後にした。
黒滝
三辻山
鉾立山
(18)辺りから西の眺め(12:22) (18)辺りから(21)ピーク
(19)西から(12:25) (19)から東方面(12:28)
峰旗
↓
水剣山
↓
そして(16)に着く。16・(12:50)ここで西尾根へ誘い込まれた。「おかしいな巡視路がなくなった」と思いながら間伐材を跨いだりしながら下る。前回こんな所も在った様な気もしながらも何だかおかしい。「やっぱりあの黄色のとピンクのマーキングの方向や」引き返し記憶をよみがえらせる。川さんもその様に言う。
引き返しその尾根に乗りくだっていると直ぐプラ階段も在り「よっしゃー」迷い発(13:05)巡視路は(17)手前から尾根北裾をトラバースしている。17・802m(13:10)前回歩いた時の目印のヒノキがあり大柿布も残っていた。ここから市町境界から外れて西へ下る。右ヒノキ林もあるが自然林の趣。小ヤブ程度は覚悟していたがヤブ無し。間もなく埋もれた茶色のプラ階段を数段見て巡視路と分かった。
左は切れ落ち崖状が続く。18・(13:22)前方樹間から大きな尖がりピークが聳えていた。続いて鉄塔も見え始める。ピークも大きくなり「これが最後の難所」「これを登るんやな」の声が行き交う。19・鉄塔(13:25)あるであろう朝歩いた東の谷筋と繋がる巡視路の確認をしたかったが後の激登りも気になって確認せず。
手持ちの地図(皆さんにも配った地図)は岡城辺りまでしかプリントしていなかったので、もし初めて歩く所だったらどうなっていた事やら・・・まっその時は(8)で引き返していたと思う。11・884m(11:00)視界閉ざされたまま歩き続ける。12・(11:10)前方が明るくなって岡城に着いて昼にした。13・岡城(11:29)前回馬さんが清掃したお陰で△石標は直ぐに分かった。
ヒルに噛まれてシャツが赤く染まった人もいた。今月屋久島に行った川・阿さの旅話が主な会話になる。三辻山では二本に見えていた暁晴山の中継塔がここからは林立して見えた。11.7.15に馬さんと歩いた一宮町の宮山から東に延びる尾根が魅力的だが広範囲の皆伐の山肌に蟻の巣のように林道が走るのが見えた。昼発(11:55)
10分程歩いた所に在る鉄塔から見る大河台地は「やっぱり惹かれる」負けず劣らずの尾根は鎌倉岳から六路木山もすばらしい。この尾根にお連れしたいが余りにも倒木が多く、気が引ける。以後の路の経過は前回と変わりなく進む。14・鉄塔(12:15)〜15・関(12:30)
(13)岡城で昼:西から(11:46) (12;06)鉄塔下から大河台地(仮称)
三辻山頂き直前:東から(10:45) (10)三辻山:南から(10:50)
馬
阿
20
大河
↓
19
鉄塔
↓
最近歩いているのは確かだった。樹間から東に雪彦山らしきピークが見えたが範囲が狭く同定出来ない。左植林帯との植界を上る。最近歩いているのは確かも記憶に無くモヤモヤが続く。やがて何となく記憶に有る所が出てきて決定的なあの岩頭岩場に着く。(10:35)△岡城〜△大河台地(尾根)が見渡せ「あそこまで行くの無理チャウか(大・川)」
@雪彦山経由で下る・・・A三辻山から引き返し△林田経由677mから川さんが歩いていない尾根で下るB△岡城から上りで外した破線で下るなどと検討してると「行ける行ける時間たっぷりある」との馬さんの声に「そうや諦めたらアカン行かねばならぬ」我に返り三辻山へ向かう。10・三辻山(10:45〜10:50)写真を撮って発つ。ここから市町境界歩き。
(9)下方で一度開けた所から
△大河台地(尾根)を眺める(10:09)
ピンクテープはそれぞれに付いていた。上る方向が合わない事は分かっていたが「その内合うだろう」と右の尾根は倒木が有りそうで左の尾根を上る。スギ林の急登を一段上り切る。8・(9:30)皆揃った所で休みに入る。方向確認する。その後もあってはならない東から南向きに上る事になる。
「引き返すか」との声も出たが「このまま上ったら三辻山方面へ上れる(猿)」「このまま上ろう(馬)」計画に比べると凄い遠回りと分かっていたがこの尾根を上り切る事に決まった。が尾根の何処に出るかは曖昧のまま上り続けた。とは言え、馬さんが三辻山も入る地図を持参していて、それを見て大体この尾根を上っていると予想できた。
その地図に依り、馬さんは廃屋(廃屋のポイント入れていた)を見た時点でコースを外している事が明らかだったらしく、最後尾を歩いていた馬さんが「コース外れている」と呼んだらしいが誰も気が付かなかったので先行に任せたとの事だった。発(9:35)何段かの急登を経てやっと尾根に乗る。9・尾根(10:15)そこで大柿布が目に入る。
(7)見てはならなかった廃屋(9:17)
(9:03)辺りの様子
(4)先の橋(8:45)
右下に変わった谷は、倒木も少なく大きな岩は苔むし幽谷を思わせる。傾斜が増す中、先行する女性に引っ張られる。間もなく出来立てのように新しいプラスチック製の橋を渡る。スギ林に入る。5・送電線下(8:50)現在地確認する。頭上と回りが開け、かい間明るくなる。変化無きスギ林が続く。
何度も聞いた「ヒルがおる」私はなかなか見なかったがここにきて初めて見た。例に無くここのは赤っぽかった。谷の右に突き出る尾根先を見て現在地確認した。6・(9:00)何度か(3回?)谷を渡って詰めて行く。前方に屋根が落ちた廃屋を見る。7・小屋(9:17)道は不明瞭になり右に支尾根が二本下りてきていて谷筋かどちらの尾根を上るか検討する。
(2)スタート前の様子(8:26) (4)新調の橋を渡る(8:40)