19
18・三辻山・915.8m

←突き詰め巡視路

当に幽山深谷。橋を渡って岩壁に沿っての足場?橋?を歩く。間もなく『げんこつ岩』げんこつにしては余りにも巨大過ぎる。13・げんこつ岩(11:26)以後何度か谷を渡り返しながら上る。左から迫り出した岩盤の裾をトラロープを頼りに通過する。カニワ城壁(11:42)

近くには千畳平・三ヶ谷・展望台などへの道標が立っていた。進む道は尾根通しで下るものと思っていたが右へ曲がった。7・(10:22)中程で伐採地を通過して車道に出た。8・車道(10:32)この車道の意外と近い地点に『風穴の落とし子』と言う所があるらしくその穴と(6)の穴が繋がっていると思う。舗装路を下る。9・分岐(10:41)馬さんが最近来て(24日以前)車を止めたとの所。

橋を渡った所に『鉾立山まで4400m』の案内あり。橋の上から清流を見て歩き始める。これまで歩いた谷と同じように「緩く上って行くだろう」と思っていたが予想に反し、間もなく舗装林道はつま先上がりとなる。今日も馬さんに引かれながら歩いた。(10)直前谷の左岸は大岸壁。10・(11:00)ここには無用?ログハウスの休憩所が建っていた。

(6)風穴(10:15)                   (8)から緑の天井の下を下る(10:34)

556  鹿ヶ壺〜三辻山〜林田


「あの尾根は・・・」外した尾根が気になって、夜も寝られず昼寝する?。

馬と猿で、同じコースじゃ飽きがくると鹿ヶ壺(△)から風穴通過。

カニワ渓谷上って行けば若葉水音小鳥のさえずり、癒されながら林道終点。

さらに良くなる渓谷美。右に左に谷を交わし、予定の巡視路「ここや」と上れば道は途切れて引き返す。

思案の末は前回コースの三辻経由で677m。今日はシッカリ方向確認。

「あの尾根は・・・」の尾根に無事乗り歩いて見れば、予想通りのヤセ尾根と・・・




◎所在地 : 鹿ヶ壺の北山塊と東カニワ渓谷の北面主尾根

◎地形図 : 2万5千図  『寺前(てらまえ)』

◎山行日 : 2012. 5. 5 (土)  晴れ          

◎山行者 : T・カブト/馬場・大柿(車)     Age=65

◎コースの見所 : @関地区の案山子 A鹿ヶ壺  B△鹿ヶ壺近の風穴  Cカニワ渓谷

             D三辻山からの展望と西尾根岩場とアケボノツツジ

             E677mから先のヤセ尾根

◎走行距離 : 往路60.2km  往復120.4km



鹿ヶ壺山荘〜林道坪ヶ谷線〜千畳平〜鹿ヶ壺(577.3m四等)〜ヤブ下り〜遊歩道〜風穴〜

遊歩道〜車道〜カニワ渓谷上る〜大かつらの木(pass)〜林道終点〜げんこつ岩〜カニワ城壁〜

巡視路探し〜bP1鉄塔(カワタ君と会う)〜bP2鉄塔〜町境界〜境界西進〜

三辻山/皆河(915.8m三等)〜境界(三辻山)から西に外れる〜721m(bP0鉄塔)〜

bX鉄塔〜林田(697.7m四等)〜677m〜南寄り尾根〜331m〜鹿ヶ壺山荘


自宅発(7:00)〜姫路BP〜R29〜安富町安志南交〜R430北上〜1・鹿ヶ壺山荘(8:07〜8:23)〜

2・(8:33)〜3・(8:59)〜4・千畳平(9:20 休 9:35)〜5・△鹿ヶ壺(9:49〜9:53)〜

コル(10:05)〜6・風穴/分岐(10:14)〜7・(10:22)〜8・車道(10:32)〜9・分岐(10:41)〜

10・(11:00)〜11・林道終点(11:08)〜12・橋(11:14)〜13・げんこつ岩(11:26)〜

カニワ城壁(11:42)〜14・(11:52)〜巡視路探索引き返し(12:15)〜

15・bP1鉄塔(12:20 昼 12:46)〜16・bP2鉄塔(?13:15)〜17・町境界(13:25)〜

18・三辻山(13:51〜13:58)〜19・岩場(14:14:09)〜20・(14:20)〜21・(14:38)〜

22・721m/鉄塔(14:39〜14:44)〜23・鉄塔寄り道(14:52〜14:59)〜24・林田(15:00)〜

25・(15:06)〜26・677m(15:15〜15:20)〜27・(15:30)〜28・(15:50 休 16:00)〜

29・林道(16:25)〜1・鹿ヶ壺山荘(16:51〜17:06)〜千年家(17:45〜18:00)〜往路〜

姫路BP&明姫幹線渋滞〜自宅(19:40)



前回外した677mからの尾根を4日に単独で歩くつもりだったが5日だと馬さんも行けるとの事で今日になった。平日とあってスイスイ走れ鹿ヶ壺山荘に着いた。1・鹿ヶ壺山荘(8:07〜8:23)八重桜以外は山吹も含めて花は全く見られなかったがシャガが見頃になっていた。
25
26・677m→
29
28
21
20
17
16
15
14

@

17〜18=一ノ宮町(北)と安富町の境界

27
24・
林田・697.7m
23
22・
721m

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13
12
11・林道終点
10
5=△鹿ヶ壺577.3m
4・千畳平
2〜3は地図の実線(林道)をあるいた

(16:00)通過岩場→





鎌倉岳

千年家:西から(17:58)               千年家:南から

千年家管理担当者の○○様
凄く柔和な御婦人で昔話にも花が咲きました
夕暮れ時の忙しい時間帯にも関わらず応対して頂き有難うございました。

後はのんびりぶらぶら舗装路歩きで車に着いた。その途中で「伝承安富」を訪ねて(安富町関) 昭和の巨大落石 ここを「なる谷」と呼んでいます。この頂上は以外に広く平家屋敷といい、その昔、平家の落人が住んでいたと伝えられています。この屋敷跡の周辺は巨岩が取り巻いており鉢巻山といいます。昭和二年(1924)三月の北丹後地震で、鉢巻山の一部が崩れ落ちて来ました。約千トンはあろうかと思われ、それはそれは大音響だったそうです。 二〇一一年一月 安富中学校区地域夢プラン実行委員会との案内板が立っていた。今日時間があればここを見たいと思っていたが三辻山経由(遠回り)となった事で見ることができなかった。1・鹿ヶ壺山荘(16:51〜17:06)

今日はもう一件安富町の『千年家』を訪ねること。往路で『千年家』の標識は見ていたが家は見つけられず通過した。帰路訪ねることが出来た。

 所在地  姫路市安富町皆 河
 所有者  姫路市
 重要文化財指定   昭和42年6月15日
 会館日  土・日・祝(年末年始は除く)午前9時〜午後5時まで 

○管理は市から委託された住民が当番制で担当されていた
※昭和45・46年に解体修理をし、建築当時の姿に復元されました。その後平成9年に屋根の葺き替えを行っています。これらの復元には、釘、針金などは一切使わず木組みと縄などによる建築方法がとられました。
※構造技法などから見て室町末期(450年前くらい前)の建物と推定され、民家としては全国でも一・二を争う古い遺構であると言われているが定かでない・・・。

留守のまま((設置のボタンを押すと担当者が来て下さるとの事)見学していると担当者?が来られて説明を受けたり山の話(双方)をしたりして安らいだ時間が過せた。70歳代の婦人だったが@千年家には終戦で満州から引き揚げられてきた親族(一人)が住まれていたA婦人は当地から山越えで母栖地区を通過して母栖の滝を見に行ったB30歳代には植林に精を出していたC山崎町から三谷〜名坂峠を越えて栃原の学校に先生として通勤されていた人がいた
婦人は私たちが言う山の名前も歩き回っている尾根筋も理解が出来て感心された。

(16)から下山尾根(15:54〜54)

発(16:00)崖状の岩盤を下る。コオニユリと思う植物が沢山生えている。視界閉ざされてしばらく、前回林道を歩いた時に「この尾根から下るとすればこの辺からや」と思う所がやってきた。見ると建物が見え、下り始めた。運良く本当に「ここが最善やった」と言う倒木と崖を避けたコースで下れていた。そこは林道分岐間近だった。29・(16:25)

24日下った植林帯
     ↓  

一ノ宮・安富町境界尾根

677m

(15:36)から677m                (26)から正面(林田川谷筋)(15:50)

26・677m(15:15)スタートから総時間7時間30分で今日一番の要所に着いた。一息いれながらコース確認する。24日も注意しておればコースを外すこと無かったことが分かった。尾根肩から見た千畳平には未だテントと車が見えた。肩から10メートル位引き返して南に下るのが正解だった。発(15:20)急下り開始。

間もなく左(東)が切れ落ちる。「もう大丈夫や後はコースを外すこと無い」。コースを何回外しても『文明の利器』に頼る気にはなれない。ヤセ尾根が続く。右樹間から677mから下った西急斜面が見え、その奥に前回下った植林帯が見える。尾根は予想通りの凄いヤセ尾根が続く。「尾根左右は崖」と言う方が相応しい。27・(15:30)

そんな時、677m方向で雷鳴がとどろき馬猿共に飛び上るほどビックリした。「鉈持っているけど大丈夫かな」。雷鳴は収まり次第に下り勾配に入る。下方が明るく開け、足元から大展望。28・(15:50)最後の休み。正面に見る。鎌倉岳から六路木山尾根、特に六路木山の双耳の鋭峰の険しさは素晴らしい姿を見せる。目を西に転じれば近い内に立つ予定の、崖で台形の△大河山塊が見える。

母栖山
    ↓

△大河山塊

(18)三辻山:北から(13:55)           (23)鉄塔下から西方面(14:39)

16・bP2鉄塔(13:15)17・町境界(13:25)ここでカワタさんと別れたが馬さんが鉾立山への道順を詳しく教えた。若葉の色が濃くなった界尾根を行く。以後は24日と変わり無し。18・三辻山(13:51〜13:58)〜19・岩場(14:09)満開のアケボノツツジを期待していたが散って地面に花を咲かせていた。20・(14:20)〜21・(14:38)

22・721m/鉄塔(14:39〜14:44)今日も鉄塔から下る巡視路確認したがここのプラ階段も茶色で分かり難く落ち葉や土に殆ど埋もれていた。23・(14:52)今日は西支尾根に立つ鉄塔の下まで下る。△大河の左に金鉱跡の上にドーム状の母栖山が見えた。引き返す。23・(14:59)〜24・林田(15:00)〜25・(15:06)

721m鉄塔

△大河山塊

(15)鉄塔下から西の眺め(12:22)        (14)鉾立山への谷渡り

私はそこを通らず岩盤を通過(苔とにじみ出る水で危ないしていると『カニワ城壁』との札が掛っていた。その後も岩盤に沿って危なかしい足場(写真)で通過する。やがて道とは言えなかった道も安定してきて4枚目巡視路のプレートに着いた。14・(11:52)プレートはここまでに3枚有り、その都度721mへ向かっていないか確認したが明確な踏み跡もなし。

また馬さんの「この先に巡視路が在る」との事で721mからドンドン離れて行くもここまでやって来た。先ずは馬さんに鉾立山へのコースを教えてもらい、次に東への明確な巡視路確認。次は721mへの巡視路を探す。北向きの谷筋に踏み跡在り、「これや!!24日の721mからの巡視路で無くても上を通過している送電線に沿って巡視路が在るかも」で上り始める。

間もなく向きが西向きに変わり良い感じになる「これや」。最近間伐の植林帯に付いた道は再び東の谷へ向かい先の谷で行き詰まった。「巡視路と違うわ頭冷そっ」おやつを食べる。「最初のプレートまで引き返すか」それには乗り気なし。「いっそ鉾立コース経由にするか」「距離が長いな・・・」思案の末、日も長いし鉾立経由に決まった。発((12:15)

引き返しは東尾根向こうに見える鉄塔経由にした。雑木林を横切り鉄塔下に近付くと男性が見えた「山歩きですか」「はい」鉄塔下で合流し、展望も良くて昼にした。15・bP1鉄塔(12:20)西には険しい山容の△大河山塊と東にはbP3紅白の鉄塔と鉾立山が見えた。男性は太子町の方でカワタ様40歳。子供から手が離れたので山歩きを始めたとの事。装備はモンベルだった。

bP3鉄塔へのつもりが巡視路に誘れ、ここbP1に上ったとの事、計画は鉾立山を目指していた。ここから三辻山直登も考えてが止めて、カワタさん同行を決めて発つ。発(12:46)落ち葉や土で殆ど埋もれているプラ階段を下り鉾立山への道?巡視路に乗った。カワタさんと山に関する話をしながら上ったがカワタさんにすれば遅すぎるスピードの様だった。

鉾立山→

 ↑
巡視路

(13)げんこつ岩裾行く馬さん(11:26)       カニワ城壁を行く馬さん(11:42)

カニワ城壁の先を行く馬さん(11:44)       (14)(11:52)

(11:13)橋が見える                 橋を渡る馬さん(11:14)


谷の右は植林帯になる。ヒトリシズカとマムシグサが沢山生えていた。昔は橋が架かっていたのだろ橋脚と思われる石垣が残っていた。『鉾立山山頂まで3150m』の看板あり。直ぐ先に巡視路のプレート有り「ここか」と思う。と言うのは、今日の計画コースは先月の24日に確認した(721m鉄塔の巡視路がこの谷筋の何処かと繋がっている)巡視路で721mへ上り、677mから24日に外した尾根を下る事にしていた。

プレートに良く入っている←も無く、それらしき踏み跡もなし・・・しかし等高線からすればこの南北尾根の可能性が大きく、見れば原生雑木尾根。後で思えば「たとえ巡視路が無くてもこの尾根を上るだけの価値は有ったかも・・・。」前方を見ると谷の右岩壁に向かって橋が架かっているのが見える。12・鉄製簡易橋(11:14)

橋脚

(11)林道終点(11:09)               (11)林道終点から見る対岸(11:10)

道は岩壁を削岩して付けられていた。この辺りから道の傾斜が緩くなる。間もなく橋から右の谷筋へ急登で『大かつらの木』の看板あり。馬さんが「見に行くか」猿さん「先が長いpass」ちなみに馬さんは「昔?見た」とのこと。橋から地道になり林道終点に着いた。11・林道終点(11:08)

(10)先の林道(11:02)

(10)ピンカーブのログハウス
(11:00)

次のピークへは急下りながら切り開きがあり、それを下る。コル(10:05)上から見て「道らしきものが在る」と思っていたものはハイキングコースだった。これまたラッキー?加工丸太階段も有り上り切る。左植林帯右自然林の横ばい尾根を行く。少し下った所が『風穴』だった。6・風穴/分岐(10:14)

鎖の柵で囲まれ、ぽっかりと底なしの穴が2つ在った。『この穴は「風穴」と呼ばれ寒い冬には地中の湿った暖かい空気が白い霧となって地上に吹き上がり、暑い夏には外気がひんやりとした穴のなかへ吸い込まれるなどの、めずらしい現象が見られる(看板から抜粋)』風穴が出来た説明文も記されていたが省く。

感動の巣穴

 ↑
石標

(5)△鹿ヶ壺の石標と馬さん:西から(9:49)   (5)△鹿ヶ壺:西から(9:52)

△鹿ヶ壺にコンパスを合わせてスギ林を下り始めて間もなく馬さんが「蛇や!!マムシや」振り返るとほんまにマムシやった。馬さんが「マムシと遊んじゃろか」「余計な事せん方がええ、あの時あんなことせなんだら良かったって事はよくあるで」『君子危うきに近寄らず』で離れる。

三ヶ谷川を砂防ダムの所で渡る。そこは親水公園で遊歩道が在った。ハイキングコース(当施設?では遊歩道で無く全てがハイキングコースとして案内されている)の案内で『展望台』へは行こうとする△鹿ヶ壺へ向かっていた。ヤブも覚悟していた所なのに・・・是はラッキーなのか不運なのか・・・。5・△鹿ヶ壺(9:49)東展望あり・保護石四個・タグ無し。

小高い芝ピークの頂きに石標が立っていた。東に千畳平のテントも見えた。何の巣穴なのか芝に数ミリの穴があき、その周りに山と積まれた土と砂。何万個も有ろう土と砂の粒、その数だけ口に咥えて運び出した昆虫?の働きに感動する。『風穴』への案内あり。写真にも鳴き声が写るのではないかと思うほど近くでウグイスが鳴き続けた(久し振りにウグイスの姿を見た)。発(9:53)

(4)千畳平:西から(9:31)              (4)千畳平先で見たマムシ(9:37)

山荘にはコテージ・オートキャンプ・テントサイトが満杯状態だった。グランドで遊んでいる子供に「何時からきたん」「おとついから」と返って来た。2・分岐(8:33)今日は千畳平まで林道を歩く事にした。林道は予想に反して殆ど荒れていなかった。車のワダチも無く「遊歩道みたいやなー」と思いながら歩いた。

3・(8:59)ハイキングコースと合流する。展望は一段と緑が増していた。4・千畳平(9:20)軽四の四駆が8台止まってテントが三張、Pから人の声と煙が上がっていた。何とも気持ち良い環境の中で「あの尾根が最後に下る尾根ちゃうかー」とか△鹿ヶ壺へのコースを読みながら一休み。発(9:35)

(1)鹿ヶ壺山荘:南から(8:27)          (2)林道入り口左キャンプサイト(8:32)