307m

@

8・
大谷
295.4m

A

10・アドヶ岳
   371.8m    

B

11

12

13

14・ヤマサ分岐

ヤマサへ

15・氷室池

氷室
213.7m

16・独協大分岐

521  弥高山〜大谷〜アドヶ岳


出鼻から感動呼んだ旧参道は、岩盤上りと土塀だった。

須加院向かう山道は、横へ横への横ばい道一寸寄り道『弥高山』。

進んで先端3町境界、待っていろよ『△アドヶ岳』東へ延びる境界を辿って小ヤブ開き、『△大谷』着。

返して立ったアドヶ岳へは、すこぶる快適境界尾根。アドヶ岳は満点展望その後も快適どんどん進む。

大きなポイント氷室池は、様相変わり時間費やす。

雨で荒れた自然歩道、ガラガラ歩いてその後の急登3段上りは“こたえたな〜”




広峯神社P〜近畿自然歩道北進〜分岐〜須加院方面〜弥高山(339.7m三等)〜307m〜

3町境界〜大谷(295.4m四等)〜引き返し〜3町境界〜香寺・夢前町境界北進〜

アドヶ岳/狼谷(471.8m三等)〜西進〜氷室池(砂防ダム)〜近畿自然歩道南下〜広嶺神社P


◎所在地 : 広嶺山(廣峯神社)の北方面山塊

◎地形図 : 2万5千図  『姫路北部(ひめじほくぶ)』

◎山行日 : 2010.11.10 (水)  晴れ一時曇り        

弥高山   @?        A10. 2. 3  
大 谷   @06. 1.28 367 
アドヶ岳  @01. 2.25

◎山行者 : T・カブト(仮称)/馬場(L)・大柿(車)・中島       Age=63

◎コースの見所 : @旧参道の土塀  A弥高山前後の水平道  Bアドヶ岳からの360度展望

             C△大谷外しで全般に良い周回コース

◎走行距離 : 往路 27.3km  往復 54.4km

◎有料道路 : 播但道 花田R 100円×2


自宅発(7:30)〜明姫R〜播但道〜花田R〜1・ 広峯神社P〜(〜8:32〜8:45)〜

2・廣峯神社(8:57)〜3・分岐(9:13)〜4・弥高山(9:32〜9:40)〜5・3町境界(10:10)〜

6・鉄塔下(10:25)〜7・分岐(10:35)〜8.大谷(11:08〜11:20)〜7・分岐(11:37)〜

6・鉄塔下(11:45)〜5・3町境界(12:00 昼 12:25)〜9・(12:49)〜

10・アドヶ岳(13:03〜13:15)〜11・(13:35)〜12・基準点(13:45)〜13・(13:53)〜

14・ヤマサ分岐(14:00)〜15・氷室池/砂防ダム(14:24〜14:40)〜

16・独協大分岐(15:02)〜17・(15:20 休み 15:26)〜3・分岐(15:47)〜

1・ 広峯神社P(16:13〜4:23)〜往路引き返す〜自宅(5:16)


6日に続いての山歩き、馬さんLで先ずは廣峯神社へ向かった。神社麓からはピンカーブの連続で鳥居に着いて、一段下に在るPに車を置いて発った。発(8:45)鳥居からの旧参道は殆どが岩盤だった。上り切り近くからは土塀が現れ、大きな加工石の石垣も在る。緩く下り始めると、左右は崩れかけた土塀が続く。この土塀が永い間風雪に耐えて尚現存してる事に感動した。大鳥居を通過し、本殿を見上げると神子さんが七・五・三参りの準備をしていた。2・廣峯神社(8:57)

 
      本殿への旧参道の土塀(8:53)

社務所の傍らに白い犬(名=こじろう)がいて犬好きの中さんとじゃれていた。『近畿自然歩道』を進む。神仏合祀の名残りで坊跡が続く。薄暗い林を抜けて間もなく氷室池と須加院の分岐に着く。3・分岐(9:13)短い上りが終えると、後は横へ横へこの上無い快適道が続く。残念なのは落ち葉が古い(去年のもの)事。しばらく歩いた道の右手に消えかけた『弥高山寺跡』の案内の道を上る。

上部は、道をススキが覆い始めている。4・弥高山(9:32)播磨空港建設反対派の拠点の残骸が見苦しい。南に家島群島も見える。馬さんが石標周りの草刈りを済ませ写真を撮って発つ。発(9:40)元の道に合流して快適に進む。307mの右(東)下を通過し、次の中上りは足慣らし、横ばいになると間もなくアド分岐の3町境界に着く。5・3町境界(10:10)東が全開でこれから歩く『大谷』ヘを目で確認できる。

  
横ばいにて紅葉(9:20) 弥高山への上り(9:29)   弥高山石標(9:32)

(4)弥高山:南から(9:37)何か変な感じのポーズ

中下りで着いたコルは右(南)へ下ればキャンプ場を経て『そうめん滝・随願寺・増位山』等へ行ける。左(北)は須加院ヘの案内板が掛っている。上りは巡視路なので難無し。6・鉄塔下(10:25)大谷へは小柴ヤブになる「ようやく山歩きになったなー」と、話す。7・分岐(10:35)記憶に残っていたが地図で確認する。次のコブ(A)で歩き易い南寄り小尾根に短く誘い込まれ、地形と地図が合わず引き返す。戻ると進行方向に前回のマーキングが有ったが汚れていて目に入っていなかった。

大谷へ地図から得る距離感より長く感じ「えらい遠いなー」と不安げに言う。すると、馬さんがおもむろに何やら取り出した。それは前回のHPのコピーを持参していた。それにも『前方に△大谷と思う大きなピークが見えるもヤケに遠く感じ、後の事を考えて一度は「ここで引き返そうか・・・」と思ったが「二度と来る事が無いかもしれない」と思い、そのピークが大谷であることを願いながら向かった。』とレポしていた。「ヤブも進化して歩いた感覚以上に遠いんや」と分かった。

そして、上り切ると先ず廃棄アンテナが有り、その設備も背高の草木に埋もれかかり使われていなかった。そこから進む事20m位の所に石票が建っていた。8.大谷(11:08)展望なし。「腹へったなー昼にしょうか・・・」「おやつにしょう」馬さんが大きな『みかさ』を出してくれた。発(11:20)帰りはやはり早かった。7・分岐(11:37)〜6・鉄塔下(11:45)〜5・3町境界(12:00)ここで昼にする。ポツッと雨が当たったように思い空を見上げると雲が垂れ込めていた。「雨、大丈夫かなー」

 
(5)3町境界からの眺め(10:13)         (8)大谷:東から(11:19)馬さん鎌と大鉈

遠く感じた大谷など眺めながら食事を済ませ発った。発(12:25)アドヶ岳は、正面最奥にポコッと尖がり頭を見せ、右手には棚原山方面から七種山方面が見えていた。微かな踏み跡と思っていたが明るい開きが在り、快適に進めた。雲が切れ始め秋の日差しが射してきた。右(東)面は視界塞がり勝ちも左は良く開け、△氷室尾根までの雑木林の樹海が美しかった。9・(12:49)ここからは短急下りを経てアドヶ岳に着いた。10・アドヶ岳(13:03)又の名を『狼谷』と言う、この方が魅力あるが何故『狼谷』の名が付いたのか・・・。

 
(5)3町境界からの眺め(12:26)低い方がアドヶ岳            (10)アドヶ岳:南から最奥明神山(13:09)

360度展望は前回と変わらず、海も良く見える。北には置塩城跡の奥に明神山等を同定、遠くには姫路市最高峰辺りの『三辻山』も見えた。01.2.25にはここから更に境界を辿って暮坂峠へ下ったが峠への最後の下りは、植林帯の激下りでドロドロになった記憶が残っている。発(13:15)今日歩く前から『ヤマサカマボコ』周辺は注目していたので楽しみだった。歩くには丁度良い感じの道が付いていた。B・(13:25)ヤマサの赤い屋根の一部が見えた。11・(13:35)

下ったコルから『氷室池へ40分』の案内が有ったが氷室池への案内は、ここまで5〜6か所有ったと思う。12・基準点(13:45)『播磨空港二級基準点1994』等の刻印(真鍮製)が入っていた。北尾根へも切り開きがあった。トラロープ設置の所もある下り。13・(13:53)短い横ばいから北が全開し、374m尾根に林道が付き始めていた。西には書写山とロープウェイの山上駅が見えた。その後ザレ気味の下りでやがて視界が塞がってコルに着く。14・ヤマサ分岐(14:00)

 
(13)から北の眺め(13:58)ヤマサが見える   (14:02)あたりのザレ下り

ヤマサからの実線道(林道)は見えなかった。続く西尾根にも踏み跡が有ったが南谷筋を下る。薄暗い桧林を氷室池目指して下る。間もなく土石流堆積した平地となり赤ビニテープのマーキングはあちこちに有り頼りに成らなくなる。馬さん下調べでは谷の北側だったが「谷を下れば池に着く」と言う事で枯れ谷を下り砂防ダムに着いた。15・氷室池/砂防ダム(14:24)

水気無し。「この堰堤の左(南)か右(北)かどっちから越える・・・」南から越える事にした。堰堤に立って下方を見ると遊歩道やら人家らしきものが見えた。この周りは公園として整備されていた様相だった管理放置状態だった。北側に碑が建っていたので見に行くと『氷室池』とその謂れが書かれていた(下記)。

『この池は氷室池といい姫路藩安室郷内の七ヶ村の農業用水を確保するため、郷内農民が総出で約5年の歳月をかけ、天保13年(1842)にかんせいした。池の完成後、夢前川の水の配分をめぐって争いがおこり、大阪奉行所へ出許した記述も残っているが、長年の間、横関以南の広大な田畑を潤し、新田開発をも促してきた。幾多の変遷を経たこの池も、近年の耕作地の減少と堰堤の老巧化が進んだため、改修の必要に迫られていた。この地域一帯は、明治36年に砂防地域指定をうけており、この度、砂防事業によって堰堤の全面改修を行ったので、完工を記念して後世にその由来をつたえる。平成8年3月吉日 兵庫県』

 
(15)氷室池の堰堤上流(14:30)左12番右アドヶ岳   氷室池堰堤(14:32)堰堤右上馬さん

それにしても、明治36年の指定が生かされるとは・・・『見直し』など成されないものなのか疑問に思うのは私だけだろうか・・・。上記を読んでおれば「ここが氷室池」と理解出来ていたが読まずに、私の記憶(十数年前廣峯神社から下って来た)を重視し(土の堰堤で水を湛えていたいた)従って「このダムの下流に記憶通りの氷室池が在るのではと思い馬・中さんを残し下流へ向かっていると正面に書写山が迫ってきた。近くに近畿自然歩道に矢印だけの道標だったがこれを上れば廣峯神社と分かり二人が待つ所へ向かった。池発(14:40)

しばらくはすばらしい道だったが谷が狭くなると一気に荒れてきてガラガラになった。それが治まり掛ける頃独協大分岐の道標が立っていた。16・独協大分岐(15:02)『独協大まで1km』の落書きあり。ここからの上りは3段の急登が続き、それを上り切って休憩した。17・(15:20 休み 15:26)その後は快適コースで、樹間から西日が射し込みきれいだった。3・分岐(15:47)〜1・ 広嶺神社P(16:13)皆さんお疲れ様でした。疲れ知らずの二人でした。馬さんは70歳に乗って尚健脚を保たれている事に敬服。

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4・弥高山
  339.7m