№483  平野~暁晴山  ※画像不良あり


思い立ったが吉日で、目指した山は暁晴山。

坂の辻から上って行けば「もうーリタイヤ!!」と、思う程のブヨ攻撃。

展望おやつ休む時も、動き止めれば一斉攻撃。足を止めずに暁晴山。

暁晴山は、風が強くてブヨは寄らず、見放題の展望もガスが低くて至極残念。

1015mから続く土塁を、辿れば良しと下って行けば、方向地形が合わずに返す。

以後はコースを外すことなく、人工林や自然の林を思うがままに進み行く。



坂の辻峠~町境界北上~平野(1002.0m四等)~951m~中坪峠~1015m~

暁晴山(1077.2m一等)
~951m~1054m~林道(町境界)~林道歩き~

ハイキングコース(峰山~砥峰)で戻る~ホテルリラクシア


◎所在地 : 神河町峰山高原周辺町境界歩き(宍粟市一宮町と神埼郡神河町)

◎地形図 : 2万5千図   『長谷(はせ)』

◎山行日 : 2009. 7.24 (金)   曇り一時小雨     
                     
暁晴山 ①06. 4. 1  ②96.10.20  ③95. 9.17 

◎山行者 : 単独     Age=62

◎コースの見所 : ①峰山高原散策 ②平野前後尾根から展望 ③暁晴山から360度大展望 

◎走行距離 : 往路 ①66.9km  ②71.9  往復 149.7km
           R=8リラクシア入り口~①5.1km   リラクシア入り口~坂の辻峠=1.5km
 
◎有料道路 : 播但道 神埼南700円(往)


自宅発(6:38)~明姫ロード~播但道~神埼南IC~R=8~1・峰山高原(7:48~7:53)~

引き返し~2・坂の辻峠(8:06~8:20)~3・(8:29)~4・(8:50)~5・(9:00~9:08)~

6・平野(9:15~9:20)~7・(9:29)~8・951m(9:30~9:33)~9・中坪峠(9:43~9:45)

~10・(9:53)~11・(10:02)~12・(10:10)~13・源頭(10:23)~

14・管理道(10:26 おやつ 10:33)~15・(10:40)~16・(10:49)~

17・暁晴山(11:00~11:20)~コースアウト引き返し(11:25)~18・(11:35)~

19・H・コース(11:45)~20・(11:52)~21・(12:04)~22・(12:14)~23・(12:23)~

24・林道(12:35)~林道歩き~25・(12:40)~19・(13:00)~

1・峰山高原(13:11~13:14)~2・坂の辻峠(13:44~15:00)~R=29~

林田町一休仮眠(20分)~姫路BP~明姫ロード~自宅(16:18)


「明日は高御位山へ行こうと決めて寝たが、翌朝目が覚めて「ヤッパリ暁晴山にしよう」と考えを変えた。坂の辻峠から町境界を歩いて暁晴山へ上り、更に北上(北東)して林道に交差する所までのコース。今年の3月30日 白口~下千町~千町ヶ峰大河内町物語その12467に繋ぐための一部でもあり、長年の宿題コースだった。△平野辺りは、伐採地で歩けると思っていたが峰山高原のキャンプ場南辺りから暁晴山へは猛烈なササ藪を覚悟して出かけた。

播但道から見る七種山山塊の頭はガスに覆われていやな予感。神埼南ICから見上げる峰山方面は雨雲だろうか濃い霧に
隠れていた。小雨位だとササ藪歩きには、抵抗が薄れて都合が良いと言う長所もある「これも良し」と腹をくくった。リラクシア手前ゲートに自転車をデポして坂の辻峠へ向かった。 1・峰山高原(7:48~7:53) リラクシア入り口~坂の辻峠=1.5kmザックを背負い自転車を押しての上りは辛い!!と、思った。2・坂の辻峠(8:06)雪彦山方面は工事中で通行止めになっていた。雨は落ちていなかった。 発(8:20)

自転車をデポしてホテルリラクシアを眺めれば
バックの山の頭はガスに覆われていた(7:53)


ササを分けて山へ入りヒノキ林を上って行く。尾根に乗るとまるで遊歩道のように見通しも良く快適に歩けた。中上りが続き一段上り切る。 3・(8:29) 短く下って上っていると廃棄アンテナがあつた。上方明るく開けて 4・(8:50)北から西が幼木帯の上に開けるが山並みにはガスがかかって視程悪い。なんて見てると横の木に『峰山雪彦山』のプレート(≒10×20センチ)が貼り付けてあった(写真)。このコース戦前か戦後からあったようにも聞いた気がしてるが定かでない。

このコースを約二十年前位に歩いた自転車仲間を知っている。三日月町から明石高専へ時には自転車通学していた学生だった(上月君と言う少年でヨーロッパの高い山にも登っていた)。忘れていた宝物を見つけた様な気がした。コースを見上げるとススキで塞がっていた。左鹿網に沿って上り始めると間もなく右にも網が出て間隔は肩幅強で、その間にススキが生えている。中頃から右が伐採地になり、右下(東)に上小田の集落が見えた。

 
(4)からの上り尾根(8:50)          (8:47)

左の網は西へ折れ、自然林になる。 5・(9:00)方向確認と展望と休憩に入る。間もなく小バエとブヨが寄って来た。蛭よりも蚊よりもブヨの被害が大きい事は周知。急いで発つ。 発(9:08)その後顔の周りにまとわり付いて手で払いながら進む。左は自然林で古い鹿網、右は近年の網の間を進む。右(南)は伐採地で全開するも三辻山尾根がどうにか見える視程。緩く左へカーブして行く。ますます展望は良くなるも視程は期待に反して悪く太田池を知っているから何とか分かる位。

横ばいを行く。左奥に暁晴山の頭が見えた。「オットこの辺りに△平野の石標があったんや」少し引き返して探す。探すと言っても「これじゃ見つけられない」と思う平坦地で刈り払いの草も放置され、それらに埋もれていそう。動きが止まれば見る見るブヨが寄ってくる。そんな時、鹿網の中に倒れた木の枝にピンクのビニテープが巻かれていて見ると石標があった。 6・平野(9:15~9:20)今後ススキが成長すると見つけるのは困難かもしれないが鹿網のポールの頂きにプレートを掛けたのでこれが目印。動きを止めるとブヨにやられるので動きながらプレートに字を書いて取り付けた(石標の写真撮り忘れ)。

 
△平野から進行方向(9:15)   平野の先から(9:23)

(12)先尾根肩「これ下ってまた上るんか」と思う下りに入る。左自然林は、猛烈な柴ササ藪だったと思う(ブヨ対策に必死で記憶薄)下って上っていると大形のキツツキがケタタマシイ鳴き声と共に頭上(松の木)から飛んで、離れた木に止まり鳴いていた。多分巣をしていたかと思う。 7・(9:29)左ヒノキ林になる。 8・951m(9:30)北から東面全開する。前山の上に暁晴山の頭や右下にリラクシアが見える。ここにも『峰山雪彦山』のプレートが地面に落ちていて網に取りつける。発(9:33)

 
(8)から振り返る△平野(9:34)     (8)先で見かけたスピーカー(9:39)

 
(8)からの眺め(9:35)左暁晴山・右1015m  中坪峠:奥から下って来た(9:43)

暁晴山はガスがかかっていた。古来の人の往来も多かっただろう中坪峠は、地図を見る度、峰山高原への道を走る度いつも気になっていた峠。それが在る深い谷の底へと下って行く。スベル事以外は何も支障なく鹿網に沿って下った。左自然林にはミズナラも生えていた。西が一部開けた木の股に西方面向き固定されたスピーカー(写真)有った。配線もあったので実用だったと思うが使途は?。

下り切る直前左にコンクリート舗装の道がでた(地図A道)。そして本線?(地図B道)があった。 
9・中坪峠(9:43)一宮町中坪へ下る破線谷は植林帯で、土石が流されVj字以上の切れ込みで道が在ったとは想像もできない(往時は自然林で下草も生えて道は保持されていたのだろう)。上小田への谷筋も植林帯で歩けなくはないが倒木に阻まれると思う。ここにも『峰山雪彦山』のプレートが掛っていた(以後は見当たらず)。

峠から道を歩くか平行する尾根を歩くか・・・迷ったがヤッパリ尾根を歩いた。暫くは、踏み跡らしきものが残っていた。左朽ちかけた鹿網に沿って上る。間もなく右伐採地になり、その鹿網に沿って上る。植林後間もない幼木の下草刈りの作業者が1人入っていた。デッカイ露岩の左を巻いて上り、横ばいを行くと一歩左に道に出る。境界松は道の左に生えていたから道が境界のようだ。振り返ると辿って来た尾根の左奥に三辻山左右尾根が見えた(峠から道を歩けばこの展望は逃すかも)。

 
(10)から平野方面振り返る(9:53)手前8番最奥5番左奥姫路市最高峰 (10)からこの道を歩く:南から(9:59)

何処から入って来たのか車が上がってきていた(下草刈りの人用)。ここでも「先(上方)のピンカーブまで道を歩くか」と思ったが間もなく道から尾根に乗る。草刈り機のエンジン音が絶えず。尾根右一部立ち木が残るが殆どが伐採後に植樹したてだった。見る範囲ではスギだった(残念)。大きな露岩帯を抜けるとススキ主体の草藪になった。右鹿網を越えると伐採地で歩き易かったがそれをせずに上った。 11・(10:02)右下に作業者が見えた。12・(10:10)ここには土塁が東西に延びて現存していた。

    
(11)から進行方向(10:02) (12)10:09手前草むら土塁 1015mからの眺め(10:15)左15番右暁晴山

辿って来た尾根から三辻山・夜鷹山方面までが見える。ここからは、主にススキヤブになって土塁の左右歩き易い方を選んで歩く。鹿が走り去る。ももなく土塁右ススキ原から暁晴山から最終ピークが見える。ススキ原を抜けるとスギ林になり歩き易くなる(土塁左は混生自然林)。細流通過。 13・源頭(10:23)左右自然林。土塁の上を歩いたりしながら上っているとコンクリート製の法面が出て暁晴山の南に在る中継塔の管理道に出た。 14・管理道(10:26)北に暁晴山の中継塔だけが見えた。

おやつを食べ始めたが、たちまちブヨが集まってきて攻撃、管理道を右へ左へ走るように歩きながら食べた「こんな調子だと暁晴山から先はキャンセルになるかも・・・」。下ろしていたザックにも数えきれないブヨがたかっていた。 この管理道終点まで行けば凄い展望有ると思うが暁晴山からは、それ以上の展望が有る事が分かっていたから寄らず。 発(10:33)道を北へ歩けばシヨートカットも走るように山へ入る。木の枝で顔の周りのブヨを払いながら進んだ。しっかりした形跡の土塁は尚も続いた。アセビ主体の混生林は、下枝が低く進路を阻むも次第に歩き易くなった。 15・(10:40)

方向が変わる。土塁もその方向に向かって下っていた。左源頭を見て間もなく管理道に接近するもやり過ごし界尾根に沿った土塁に沿って上る。良い感じで一段上り切る。 16・(10:49)この後から再びアセビ主体の混生林下枝が低くササも出て進路を阻む。まだか、まだかと思いながら上っていると中継塔が見えた。 17・暁晴山(11:00)期待通り、かなり風が強くてブヨを吹き飛ばしてくれ、ブヨから解放されたが皆無ではなかった。360度展望も視程が悪く感動的ではなかった。

  
暁晴山:南から(11:00)            暁晴山石標:南から(11:01)   11:05

ブヨから解放され、オニギリ食べてやる気が出て計画実行を決断した。 発(11:20)今日まで気が付かなかったが境界に沿って土塁は続いていた。笹原を下って行く。土塁は計画コースの境界通りに付いていると思い込んでしまったのが間違いだった。笹原から外れ下っていると右の雑木林の中に源頭が現れた。鹿網を抜けて下る。源頭から直ぐに、地図では予想付かない深い谷となった。コースアウトに気が付いて引き返す。、(11:25)境界に乗って少し管理道を歩いた。 18・(11:35)

ここから笹原に入って行くがこれは『宍粟50名山』のコース。マーキングが付いている。すばらしい雑木林を通過(下り)し、スギ林に入ると何故か境界から東へ外れていく。マーキングに沿って下ると『峰山・砥峰ハイキングコース』に出た。 19・Hコース(11:45)何故ハイキングコースに出るのか・・・。『山笑い』への入り口は知っていたのでそこから境界(峠)へ復帰した。 20・(11:52)

        
Hコースから山笑いへの入り口(11:50)
 山笑いへの峠:東から(11:53)

峠からも暁晴山へのマーキングは上がっていた。ヒノキ林を上って行く。鹿が前方を横切る。下草皆無で歩き易いが山のためにはこれが良くない。やがて右がカラマツ林になり、やや明るくなった。 21・(12:04)少々露岩ある平らなピーク。少し進むとこれまた立派な土塁に直面した。高さは1mは十分ある。獣道が土塁を分けていてそこを通らせてもらった。西は暁晴山に繋がっているのだろうか・・・土塁に生えたスギゴケが兎に角きれいだった。

 
(21)先の土塁:南からスギゴケが凄くきれいだった(12:07)  (22)辺りから振り返る『神様が与えてくれた展望所』(12:15) 

    
21)先の土塁:北から(12:08)   尾根にはカラマツの倒木(12:17)  (23)90度折れる土塁 

土塁を抜けると(手前もだろうが)戦前は放牧地だったのだろうが今は放置地と化していた。と、言っても界右(東)はカラマツが植えてある。低木が枝を張っていてそれらを擦り抜けながら緩く上って行く。 22・(12:14 最高点?)振り返ると暁晴山が見えた。『神様が与えてくれた展望所』と、命名。更に上っていると左(西)に別の土塁が界に沿って現れた。歩き易くなって 23・(12:23)北が少し開け展望有り。ここで土塁は90度東に折れていた。

土塁に沿って下る。左(北)ヒノキ林で薄暗い、右は成長止まったかの荒れたカラマツ林このまま尾根を下って (25)とも思ったが境界を下った。下方が明るくなって林道に出たが心配していた高い法面の上だった。しかし、移動せず何とか下りられた。 24・林道(12:35)境界の続きを見ると急斜面の植林帯林だった。でも何時かは歩かなくてはなるまい・・・。林道を歩き始めると小雨が降って来た。「ここで降ってきたか・・・」まっ後は林道とハイキングコース歩きなので心配は無かった。 25・(12:40)ここからハイキングコースへは20m位で乗れれた。

Hコースに乗った所に立つ案内板
砥峰まで4.8km 峰山まで1.8km

ハイキングコースに乗ると高速で歩き始める。何度も歩いている道の前半は、湿地帯と言うかヌカルミ状態だった。何本もある浅い谷筋ごとに細流を見る。小雨は林の中に入ると感じなくなった。(21)から東へ下った土塁を通過。 19・(13:00)林から出ると雨は止んでいた。リラクシアに人影は無かった。 1・峰山高原(13:11~13:14)ゲートからR=8まで約5kmペダルに足を乗せてるだけで着いたがそこから車までの上り1.5kmはしんどかった。車に戻って着替えを始めると、またまたブヨの攻撃に遭って大変だった。

「今後は蚊取り線香を携帯しなくては」と思ったがその効き目は如何に・・・。暁晴山から平野~坂の辻峠~三辻山~高場山(柳谷)~僧屋敷~大戸~亀ヶ坪~十三回り~大中山(松尾山)~河原谷~七種山~七種薬師~三谷奥~峠山~R=23~久畑~中村~棚原山~南条山(谷山)~暮坂峠~アドヶ岳~弥高山~広峰山と町境界を踏破したことになった。今日の(24)から先を歩くと笠杉山まで繋がる。


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2・坂の辻峠

6・平野1002.0m

8・951m

9・中坪峠

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

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22

23・1054m→

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