467 白口〜下千町〜千町ヶ峰 (約12.5km)
3月1日雪で断念、もう良かろうと現地へ行けば日蔭に浅雪尾根は如何に。
自転車デポして引き返し、町境界を上って行けば左植林右雑木。
歩け歩け何処まで続く、白口(△)過ぎから展望と原生林に感動感激。
峠からの長い上りは、視界も塞がり辛抱我慢、上り切って千町ヶ峰眺めりゃ深き笹ヤブだった。
恐れずヤブに向かっていると左前方人の声、『こぶしの村?』の道に合流。
◎所在地 : 一宮町福知川と草木川に挟まれた(東部)町境界尾根
◎地形図 : 2万5千図 『神子畑(みこばた)』 『長谷(はせ)』
◎山行日 : 2009. 3.30 (月) 晴れ 千町ヶ峰 @96.8.4
◎山行者 : 単独 Age=62
◎コースの見所 : @上り始めから東または南自然林 A△白口先から左右原生林と展望
B千町ヶ峰からの大展望 C福知渓谷の清流
◎走行距離 : 往路A82.6km @88.7km 引き返しA94.7 往復 177.0km
自宅発(6:37)〜姫路BP〜R=29〜一宮町安積橋交右折〜R=6〜福知渓谷〜
1・自デポ(8;34〜8:40)〜引き返し〜2・(8:50〜9:00)〜3・(9:33)〜4・(9:37)〜
5・白口(9:45〜9:55)〜6・(10:00)〜7・展望良し(10:08)〜8・(10:23)〜
9・917m展望良し(10:34)〜鉄塔(11:43)〜10・楽園(11:50)〜
11・下千町(11:00 昼 11:20)〜12・(11:35)〜13・峠(11:40)〜14・(12:04)〜
15・(12:20〜12:33)〜16・千町ヶ峰(12:42〜12:57)〜1・自デポ(13:15〜13:25)〜
自転車で走る〜2・(13:36〜13:47)〜往路〜オアシスで仮眠〜往路〜自宅(16:00)
「もう雪は無いだろう」と、雪で断念した『白口〜下千町〜千町ヶ峰』へ向かった。福知川に沿って上って行くと、コブシの花は未だ見ず、梅の花が満開だった。砥峰高原への分岐を過ぎると日蔭には薄雪が残っていた。特に舗装路左(北)は冬枯れの雑木林が多く残り陽春に輝いていた。歩く界尾根に積雪も予想されたが心配するほどでもなく登山口に着いた。 1・自デポ(8;34〜8:40)スギ林に自転車を置いて引き返す。
道が膨らんだ所に駐車して境界線へ向かう。 2・(8:50〜9:00)法面が崖で登れなく、少し戻って山へ入り境界線に乗って上る。左ヒノキ林(樹齢4・50Y)右(東)は、裸木の自然林で見通しも良く明るい。軽やかな水音が絶えず、時に鹿と小鳥の鳴き声も響く。急上りの中に何度か小さな緩みを覚え、太い界松が残る。樹間からこの後歩くだろう尾根を眺めながら上る。平成元年の地籍調査の杭が立つ 3・(9:33)ここで西に振り上る。
上り尾根から東面の眺め(9:15)中コブ下千町下方白い所砥峰分岐 (3)直下から東の眺め(9:30)中右下千町・左千町ヶ峰
傾斜が緩んで 4・(9:37)尾根で分けて左(西)はヒノキ林、浅雪が積もり北風が冷たい。右(東)は蕾どころか芽も硬いミツバツツジと雑木林。快適な横ばいが続く。 5・白口(9:45)おやつを食べて発つ。 (9:55)発って直ぐ先、滑り込む谷筋一帯の落葉高木原生林に心打たれしばし佇む。 6・(10:00)少し西に振る所を振らず、直に下り谷筋を西に上り源頭を確認して界尾根に上ったがここは境界通り歩くべきだった(素晴らしい尾根)。
(8)先にてヤドリギと千町ヶ峰(10:23) ヤドリギの幼木(10:37)高さ2m位の所に付いている
ヤドリギは田舎の山の何処かでと、こちらに来て二度くらい見た記憶が有る私には珍しい植物。上左の写真の様に大きくなるにはかなりの年数が掛るそうな。遥か彼方に見えていた千町ヶ峰が大きくなって峠と千町へ下る道が見える。次の丘ピークからは北に千町の集落や大段山が見えた。 9・917m展望良し(10:34)これまでにも見えていたが砥峰高原と夜鷹山がより美しく見えた。動きを止めれば北風が冷たい。上りに掛って間もなく鉄塔下に着く。 (10:34)
北にプラ階段巡視路あり(南はプラなし?)。ここから先は、天上の楽園。地表には落ち葉とアセビの低木、ヒメヤシャブの大木が「この木なんの木気になる木・・・」と言った感じ。 10・楽園(10:50)妻が居ればどんな言葉を残しただろう・・・。△砥峰・砥峰高原と夜鷹山が一層美しい。
天上の楽園:(10)方面を眺める(10:48) 左△砥峰と砥峰高原奥夜鷹山(10:48)夜鷹山手前が砥峰高原
天上の楽園から振り返る(10:48)雪山も見えた。手前P8番左奥水剣山 下千町:西から(11:00)
感動感激止まぬ内に下千町に着いておにぎりタイム。 11・下千町(11:00)北風を避けて弁当を広げる。発(11:20)このピークには珍しく大きくないが露岩が点在していた。左(北)樹間から白く光る氷ノ山等が見える。下り尾根は倒木松がうるさく快適とは言えない。 12・(11:35)左植林帯を下って峠に下りた。 13・峠(11:40)千町側へ下ったコルから山へ入る。山全体が植林帯で薄暗く視界も無し(始め西が一部開ける)。食後の上りはヤッパリしんどい。我慢辛抱の上りが続く。
自然林になって暫くすると上方がより明るくなって右が伐採地になり、ブルーの鹿網が出る。それに沿って上って行き、網の出入口から伐採地に入る。北風も遮られ、小春日和でのんびり展望を楽しむ。14・(12:04)平石山方面から△砥峰・砥峰高原と夜鷹山等が見渡せた。最高点に上って千町ヶ峰を眺めると、緑の低木と明らかに笹ヤブの山肌だった。ここまでは鉈は要らなかったがここに来て出番か・・・。15・(12:20〜12:33)
(15)伐採地から(12:17)中奥平石 (15)から千町ヶ峰(12:33) 千町ヶ峰:南西から(12:42)
いよいよ笹ヤブに突入と思った時、左前方から人の声がしたように思う。また沈黙、空耳だったか・・・笹を分けて進んでいると間違いなく人の声がして『お〜い』声を掛けると応答があり、人影が現れた。人と同時に踏み跡が現れ、丁度白い杭が立つ所だった。杭には(北西 こぶしの村 60分・ 弘法の池・ 尼崎山の会)。訊くと「こぶしの里?から」と言われた。「こぶしの里からの道はここだったかなー」96年に上った記憶は薄らいでいた。何れにせよ道が出て笹ヤブ突破の心配は打ち消され、頂上に着いた。 16・千町ヶ峰(12:42)
千町ヶ峰から奥に氷ノ山(12:43) 千町ヶ峰:南から(12:42) 千町ヶ峰から
96年上った時に、ここから今日歩いて来た境界尾根を歩きたいと思った事を思い出した。氷ノ山から鉢伏山も雲や霞や黄砂の影響も無くスッキリ見えた(勿論他の山々もたくさん見えた)。出合ったのは高砂市からの同年代くらいの御夫婦だった。昼食に入られたので頂上を後にした。 発(12:57)アンテナ小屋前を通過。96年には、ここから北への林道?を下ったがこの林道を付けた目的は何なんだか不思議に思う。アンテナ小屋を建て、ここへ通う為のものなのか・・・。ドンドン下りで登山口に下り着いた。1・自デポ(13:15)
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アンテナ
小屋
鉄塔
9・
917m
5・白口941.9m
4
11・下千町
985.6m
3
10
2
7
6
@
16
15
14
13・峠
12
8