谷は更に細くなって源頭が近づいていた、正面に支尾根が迫り、谷はその左右に分かれていた。 7・(11:40) 左の谷の方が歩きやすそうだったが方向が違う、、破線は右の谷を上がっていた。その谷はV字で倒木も有り歩けなくもなかったが、ここは正面の柴尾根に乗って上った。その後左の谷に引き込まれその谷を上っていると偏妙の滝から上ってきている一般コースの8合目辺りに出た。

それを歩いて尾根コースに合流 8・尾根コース分岐(11:50) 下ってくる人に出会いながら頂上を目指す。そして人占有率100%の頂上に着いた。 9・笠形山(12:05)木製・金属製共に東屋周りは満杯、私は竜ヶ滝コースの登山口近くに腰を下ろした。それもその筈で大鍋を持ち込んで鍋物を食しているグループが有った。私が座った横にいた人の話によると今日は『千ヶ峰・笠形山縦走登山大会(名称は間違っているかも知れない)』の開催日と言う事でそのスタッフだった。

千ヶ峰スタート8時と聞いて到着は早くても14時頃かと尋ねると一番の人はもう着いて下ったとの事だった、私にも「来年は参加して下さい」そんな話等していると2番目の人が到着した。(縦走時間4時間30分)私と変わらない位の年代だったので、その早さに感心した。

八千代町と加美町の協賛イベントでこちら担当は八千代町の町職員だった。私達は思い思いの所で昼食を摂る、森さんから大粒のブドウを頂く(とても美味しかったで〜す)展望は中位だったか・・・。谷上りの奮闘でかいた汗もあって冷えて来たところで下山開始となる。(12:40) 上ってくる人達もいたが長く途切れることなく次々と下山していた。

笠の丸を通過 10・笠の丸(13:02)〜12・峠(14:05) 鹿ヶ原分岐へ一寸寄り道して11・鹿ヶ原分岐(13:12)その後(12)からは界右に間伐業が入って、山の相が変わっていて前回の記憶と重ならず不安なコース取りとなった。しかし皆で確認しながら下ってコースを外すことなく進んで峠に下り立った。12・(14:05) ここで川上さんにみかんを頂いて最後の下りに入った。始めはガラガラガラ場の薄暗い杉林も次第に緩くなって(2)地点に出て後は林道を下って車に着いた。そのまま施設内に有る風呂に入って帰路に就いた。  

コースNO.265を合わせて参照下さい 265

278   笠形山。 扁妙の滝より一本南の谷筋(地図の破線)から上る










◎所在地 :  神崎郡神崎町と多可郡八千代町の町境界

◎地形図 : 2万5千図 『粟鹿町(あわがまち)』  

◎山行日 : 2003.10. 26 (日) 曇り(さわやか)    

◎山行条件 : 歩き/マイカー登山例会  森、馬場、長友、川上、妻     Age=56

◎コースの見所 : @2と3の間に在る滑ら滝  A4地点の滝

             B4地点の滝の頭から続く滑ら滝 C笠形山頂上からの大展望 

◎走行距離 : 往路 87.1km 往復 165.4km



自宅発(6:50)〜西明石駅(7:09)〜発(7:33)〜R=377〜西区神出町田井交〜

R=175〜西脇市〜R=427〜中町〜加美町〜R=8〜高坂峠〜神崎町〜

グリーンエコー笠形1・(9:22)〜発(9:30)〜2・(9:45)〜3・(10:00)〜

4・滝(10:35)〜5・(11:00)〜6・(11:08)〜7・(11:40)〜一般道8合目〜

8・尾根コース分岐(11:50)〜9・笠形山頂上(12:05)〜発(12:40)〜

10・笠の丸(13:02)〜11・鹿ヶ原分岐(13:12)〜12・峠(14:05)〜2・(14:30)〜

1・S/G(14:45)〜風呂(杉の湯)〜発(15:44)〜R=312〜福崎町〜R=23〜

加西市(三木・山崎線で小野市へ)〜R=175〜往路〜西明石駅(6:30)〜自宅(6:51)



今回の笠形山登山は「願ったり叶ったり」の登山となった。と言うのは私が入会している『マイカー山と自然を楽しむ会』の月例会担当者のMさんから「笠形山登山でマニアックなコースを紹介して欲しい」と依頼を受けた。山が山だけに何れのルートも知り尽くされている中『一にも二にも是しかない』と決めたのが、今年の6月8日に計画実行。

イガとルート塞がりでMTB共ではどうしても無理と判断し、ルート変更を余儀なくされ消化不良になっていたこのコースに決めた。今日は手ぶら、MTBの代わりに鉈を持っての山行.。西脇から加美町に入ってR=8で高坂峠に向かっていると早くも『名水 松ヶ井の水』を汲みに大勢の人が来ていた。グリーンエコー笠形に着いて車は前回と同じ所に止めた。 

1・(9:30)発 朝日に映えてきらきら光るススキの穂を左右に見ながら林道を上って 2・(9:45) そして 3・(10:00) ここまで明るかった道がプッツリと消える。谷川の相も滑らからがらりと変わって大岩がごろごろと出る。谷を渡っていよいよイガと藪の中へ入っていく。今日はMTBを持っていないので全く苦にならない。私は所々で切り開きをしながら谷川の大岩を避けながら上る。

メンバーも思い思いのコース取りで上っていた。前回コースアウトした地点からはさすがに塞がりが厳しくなった。必要最低限の切り開きをしながら進む。私は破線ルート跡が残っていないか注意深く上った。谷川左岸にそれらしき所を二ヵ所、右岸には明確な道跡の石垣を見たそして前回「何かが有りそう」と見ていた、崖で左右が切り立った所に近付いた。

特に右側は凄い崖が迫っていて、左はきつい傾斜の岩盤が谷に滑り込んでいた。とは言え谷幅は広がっていた。皆でルート探しをする。地図では谷川に沿って上っているのでとりあえず谷の方を探った。  流れの方向が北寄りに変わったその方を見るとアッと見上げる滝が現れた。これ程の規模にも関わらず地図に載っていない滝、『幻の滝』を見上げて皆んなの口から歓声が上った。
4・滝(10:35)
谷を上てる馬場・川上・長友さん(先頭から)
予想通り悪くなって行く谷
さて、この滝の頭に出るには・・・。滝を見つけるまでに目星をつけていた所まで20m位引き返して左岩盤に生える木に縋りながら上って回り込むと明るい道が出て皆に知らせる。アッと言う間に高度が上がる。周りの木の中にひと際色づいた葉に心を奪われる、サラサラといった感じの滝の水音を聞きながら滝の頭を目指した。やがて道は、横ばいになって頭に出た。

と言っても頭は見えない、例会でなければ見える所まで下って見たかったがここは『我慢』だった。左杉林右は滝につながる流れが岩盤の上を滑り落ちていく。谷の向こう側は自然林が続く、その谷の左についた踏み跡を辿って 5・(11:00) そこから突然踏み跡がプッツリと消えてしまった。その後はある所は右に、またある所では左にと谷を渡り返しながら上る。

紫色のアケビの皮が流れの中に留まっていたりする。(6)地点では炭焼き窯跡に杉が生えていたがその太さからみると100年近い樹齢だったので100年近く前には炭が焼かれていたようだ。炭焼きは焼きあがったすみを冷却するのに水を要する事からその殆どが水を得やすい条件の所に造られている。谷幅は次第に狭くなり水量も少なくなっていき、コース状況も厳しくなっていった。
コースNO.265で辿った破線の谷筋は毬ヤブ続きでコース変更。

今日は歩きでベテラン仲間、鉈も携え2度目のチャレンジ。

毬ヤブ開いたその先の深い谷間で見た物は・・。
’94.9.18 ’98.12. 5
’96.4.20 ’00.12. 2
’98.2. 7 ’03. 6. 8
’98.8.22 ’03.10.26
12
13

(4)地点で見た滝
滝までに見かけた食用の『スギヒラタケ』
滝の落差は30m位か、その中程から上は滑ら状で上方の自然林の中へと消えていた。滝の幅が広く水が拡散して凄みは無かった。『偏妙の滝』とは対象的な相の滝だった。
11
10・883m

@

トップにもどる
歩きの記録にもどる