737  浅野〜屋形 (約6.0km)


雨上がり、しっとり落ち葉を踏みながら歩く尾根は踏み跡確か。

所々小シダが出るも難なく進むと西が開け七種山連山鋭鋒連なる。

灌木、雑木の快適尾根で心も身体も癒される。

初めの峠のお地蔵さんに歩きの安全願ってからのシダと急登我慢の上り。

一寸寄り道△屋形で北から西の展望満喫。

南下の尾根は要注意、所々で進路に悩み着いた峠で下山決断。


◎所在地 : 市川町浅野北山域尾根

◎地形図 : 『粟賀町(あわがまち)』

◎山行日 : 2020.10.18  (月)  晴れ 

◎山行者 : 単独     Age=73

◎コースの見所など : @所々から見える七種山連山  A雑木も多く残る自然林尾根  

               Bほぼ快適尾根

◎走行距離 : 往路42.6km   往復86.9km


浅野地区公民館下P〜ゲート通過〜尾根北上〜浅野(284.1m三等)〜引き返し〜278m〜

峠〜急登〜屋形(354.7m四等)〜引き返し〜尾根南下〜243m〜峠〜下山開始〜上池〜

舗装路歩き〜浅野地区公民館下P


自宅発(8:40)〜県農前〜池尻橋〜網引南交左折〜中西交左折〜北条駅前〜福崎町〜

1・市川町浅野地区公民館下P(10:06〜10:17)〜ゲート通過〜2.(10:28)〜

尾根北上〜3・(10:46/西展望良)〜4・展望良(10:58)〜

5・△浅野(11:12〜11:17)〜引き返し〜4・(11:20〜11:25)〜6・(11:34)〜

7・(11:40)〜8・(11:50)〜9・278m(11:56)〜おやつ(12:13〜12:16)〜

10・峠(12:24〜12:39)〜急登〜11・(12:54)〜12・(?)〜13・(13:19)〜

14・△屋形(13:25〜13:20)〜引き返し〜13・(13:23)〜15・(13:35)〜

尾根南下〜16・(13:49)〜17・(14:13)〜18・峠(14:20)〜下山開始〜

19・ゲート(14:32)〜20・上池(14:38)〜21・砥石ヶ端/といしがばな(14:43)〜

舗装路歩き〜1・浅野地区公民館下P(15:00〜15:15)〜往路〜自宅(16:46)



昨日は「T・カブト」の山歩きの予定だったが、雨のため中止になり、転居間もない安藤さん宅に集合することになった(本人提案)。私が安藤さん宅への道が分からないので、わざわざ大柿宅まで迎えに来てもらった(亀さんの車に川上・安藤・田中・原田さん同乗、北村さんは単独、藤原さんは直接)。亀野さんは首が不調で参加できず、4人を降し帰宅。

大柿宅9時発、安藤宅10時35分着(山歩きの弁当とおやつ持参)。家はモダンな外観で3階がロフトの内装も素敵な全洋間だった。山の話と、私だけがライン「山猿の山歩き」に入っていなかったのでこの仲間に入れてもらったが入るまでの操作が上手くいかずワイワイがやがやの楽しい2時間位?だった。15時30分に解散、私は原田・川上・田中さんと順に送り17時帰宅した(64.4km)。


 15:20 
安藤宅応接間で左から大柿・安藤・川上・田中・藤原・原田・北村


さて、18日(日)本題に入る。今日も下道を走って浅野に着いた。浅野公民館下の芝生広場に止めて支度をした。
1・公民館下P(10:06〜10:17)少し先の墓地から山に入りゲート通過した。そこから踏み跡が続く。2.(10:28)昨日の雨で草木は濡れ、地面はしっとり、下草も無く歩き易かった。左右は雑木林で明るく11日に地元の人に聞いた通り切り開きがあり快適に歩けた。

 
公民館は左に在る:北東から 10:19        民家の裏竹林から上る

 
番に着く 10:28                 色付いた柿の木の葉 10:36

 
3番から七種山連山 10:46           シダ尾根を上る 10:50

緩い上りで低松地帯を上り切ると今日初めて左が開ける。
3・(10:46/西展望良)一部雲海が残り尖がったピークが続く七種山連山は何時見ても何度見ても見事な山容(甘地地区も見える)。ここからシダの丈が伸びるが苦にならない。次に右が開けフォレストGCの奥に深山の山並が見えた。中上りを終えると△浅野への分岐ピークに着く。4・展望良(10:58)展望は後にして△浅野へ向かう(入口辺りはヤブっぽい)。

 
5番△浅野手前鞍部 11:08           5番△浅野東から 11:16

展望なく短く下って短く上ると石標が見えた。
5・△浅野(11:12〜11:17)展望は南樹間から少し開け上って来た尾根の一部が見えた。タグ保護石なし。北への尾根も下草なし。僅かTVアンテナの残骸を見て引き返す。4・(11:20〜11:25)頂から10m位進むと北が全開する。足元下方に11日の飯盛山(城跡)、奥には「でべそ」の特徴ある天狗岩その奥に段ヶ峰辺りも見えた。西に転じると七種山連山の尖山が並ぶ。

 
4番から北面:双耳峰は飯盛山 11:25    西に七種山連山 11:25

 
6番へ快適尾根 11:30             フォレスト市川GC 11:31

快適歩きで下った鞍部に一抱えに余る太い山桜が生えていた。緩く上っていると右が開けフォレスト市川GCのほぼ全コースが見渡せ、大きな声はOBか・・・。深山も見えていたと思う。
6・(11:34)東半分が開ける丘ピークは寒くも暑くもなく曇っていた空に青空が広がる。視界は塞がるも快適尾根が続く。7・(11:40)緩い上りの後は、ほぼ横這いを行く。8・(11:50)〜9・278m11:56)尾根肩に着くと前方樹間から大きな尖山が見えた。

 
8番への尾根 11:42               8番空の尾根 11:51

 
9番からの横這い尾根 12;06          おやつ処から11番ピーク 12:13

見るからに急登の様相に気が重くなったが計画コースの半ばで「越えるしかない」と気合を入れ、それを眺めながらおおやつを食べる。
おやつ(12:13〜12:16)下りはややコースが分かり難いがピンクのテープ(山仕事用)を追って間もなく予想外の峠に着いた。10・峠(12:24〜12:39)かなり確かな道なのに地図に記されていないのは何故か・・・。深い切通で中央に「慈悲地蔵菩薩」が二体祀ってあった。

 
10番峠:屋形方面 12:24            朝の方面 12:25

 
峠のお地蔵様 12:25              浅野方面:右手に広場が在る 12:28

角柱杭には「もろもろの願い修まる慈悲地蔵 有為の身を地蔵看そなわす大原・・ 平成十年度屋形地区」峠にに立って「ここから下山」との弱気の虫が出たが急登を選択した。上り始め無かったシダが出て腰丈になる所も在った。マークは直登もシダの疎らな所を探しながら上り、中頃で振り返ると、この後歩く南下尾根や七種山連山が見えた。間もなくシダが消え上り切った(シダが出ると左へ巻くのが得策かも)。
11・(12:54)

 
11番への上りで:中央歩いてきた尾根 12:51  シダから出た所 12:52

シダ無きピークは展望無し。先を見たところ切り開き無しもヤブの心配は無いと判断「後はらくらくコースや」尾根と右山肌はシダ繁茂で尾根左を進む。少し古いが大きなイノシシの寝床が有った。(12:04)間もなくシダが消える。12・(???)破線の道は確認できず上り切る。13・(13:19)現在地確認する。△屋形へも南尾根へも開きあり、先ずは屋形へ向かう。高木雑木多く頂きに近づくと立木が伐採(数年経過)されていた。

 
11番ピーク 12:54                イノシシの寝床 13:04

 
14番△屋形:東から 13:15           △屋形から北面 13:17

 
△屋形から西に七種山連山 13:18      西に鶴見地区:奥に七種山連山 13:21

14・△屋形(13:25〜13:20)
保護石4個、タグなし、展望は北から西面で4番と違わぬ山座同定後引き返す。13・(13:23)上っていると左山肌に踏み跡があった。15・(13:35)頂は平滑で方向確認する。北へが開き確かで南へはヤブっぽかったが難なく歩けた。西日を正面に南下開始、快適歩きでコブに立つ。16・(13:49)尾根が目立たず慎重に方向確認する。

 
15番での踏み跡 13:31             15番ピーク:西から 13:35

シダ尾根が続き露岩も出る。垣間右が開け浅野への谷筋に池が見える。243mへの尾根はかなり遠くに.感じる。先のコルからの上りは急登の様で間もなく着くコルが峠だと池へ下ることにした(リタイヤ)。また、峠で無くても条件良ければ池へ下ると決めて下山開始、左右が植林帯で薄暗くなり一気に日没を感じ淋しくなった。「峠では」との予想が当った。
18・峠(14:20)深い堀切で東西に確かな道が付いていた。

 
18番峠手前尾根 14:06             峠から浅野への谷と上池 14:08

 
左尾根から右11番へ歩く、奥は七種山連山 14:12   18番峠手前尾根 14:13

 
18番峠に着く 14:21               峠から浅野方面 14:22

下り始めて間もなく右山肌に大きな崩落あり、道が寸断する。道は谷底から20m位上に付いていたが谷は凄い倒木で歩く事は不可能だった。緩く下り続け前方が明るくなると池の所で恒例のゲートが有った。
19・ゲート(14:32)春先の様な陽気の中のんびり歩く。20・上池/うわいけ(14:38)振り返るとあの尖がりピークが見えた。

 
峠から下る道 14:26               ゲートから上池方面 14:32

 
振り帰ると11番ピークが見える 14:34     20番上池越しに見る縦走尾根 14:41

21・砥石ヶ端(14:43)看板あり
『播磨国(はりまのくに)風土記伝承地 川野辺里(かはのべのさと)砥石ヶ端(砥川山比定地) 播磨国風土記には「砥石が出るのでこの山を砥川山という」と記されています。大宮天神社の神様がこの山の砥石で刃物を研ぎ、神無月(十月)に出雲に集まった日本中の神様の料理を作った。と言い伝えがあります。市川町・市川町観光協会』



 
舗装路に出て振り返る手前右が砥石ヶ端 14:46    浅野公民館から見下ろすP 15:14

この看板を見て「計画通り歩いておればこの砥石ヶ端(砥川山比定地)が見られたのに」と悔やんだが次の楽しみとなった。ここから舗装路歩きで浅野地区に着いた。
1・公民館下P(15:00〜15:15)公民館は高台に在り、お寺跡で公民館の裏には卵塔墓も多く取り残されていた。このコースはT・カブトにも紹介したいと思う、その時は10番の峠から下山になるかも・・・また秋には黄葉が期待できると思う。

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10・峠

@

5・
浅野

11

12

13

15

14・屋形

16

19

17

18・峠

20
上池

21

水色
計画コース
砥石ヶ端