616 山品山〜奥山〜音水湖
晴れの播磨を後にして、向かった播磨の奥座敷、波賀の山は雨雲被り、染まり掛けた山濡れる。
湖面背にして上る尾根は左植林、右原生林。
濡れた落ち葉を踏みしめ上ると心癒され心動く。
山品尾根も半身植林、残った半身原生林、波賀に残った原生林よ永く永く生き残れ。
下山尾根は延々植林、尖がりピークの音水湖(△)。石標は手を合わせ拝みたくなる風情あり。
最終下りは激下り自然林の激下り落ち葉重なり尻滑り。
ダムPから奥の眺め(9:04) ダムから登山尾根を見る・ダムの向こうが登山尾根
ダムを渡り『ダム展望台』の案内に従い左へ進む。ダム建設でコンクリート打設の為の設備(ケーブルクレーン走行跡など)通過して展望台へ向かう。展望台には上がらず山品山への尾根に乗る。(展望台へは尾根先端から急階段でも登れた)滑落しないよう注意が要るほどの斜面を上る。左右何れかが自然林になる尾根を上る。2・(9:47)左に点々とコンクリート造物を見ながら数段上る。
ケーブルクレーン走行跡(9:24) 尾根に乗って間もなく(9:31)
Pから見た急登はヒノキ林でその中に太い赤松が多く残る。3・(10:07)大きな角を付けた鹿が純白の尻を見せて走り去った。霧雨が降り始めカッパ着用。ここからは急登無く、左ヒノキ林も右の高木雑木に癒されながら進む。4・(10:17)間もなく植林帯の急登でジグザグ上りをする。5・(10:30)「腹へった」と言う事でおやつタイム。
北さんからトルコ旅行のお土産を頂く(チョコの様でチョコで無いお菓子)休発(10:35)5番先から右が原生林になる。6・(10:45)右原生林が余りにもきれいなので大・中・北は、それに誘われてその中を歩いた。入ったのは良いが急斜面に落ち葉が積り滑る。誰とは言わないが目撃した人の話ではかなり滑り落ちた者が居たらしい(後の行動に支障無し)。馬さんは直登した。
(10:05)辺りの尾根尾根(10:05) (6)から侵入した原生林(10:53)
少し休んで上り切る。7・△山品山(11:10)見ること稀なる無傷の石標は保護石タグ無し・展望は樹間から西の山並みが見えるが同定はままならず。尾根から西面山肌は巨木大木のミズナラ主体の原生林で感動する。山品山発(11:21)左は植林帯、右落ち葉積もる急斜面に大木のミズナラを見ながら進む。8・南山品山(11:33)『南山品山』の山名は正規では無いと思うが・・・。
(7)山品山:東から(11:18)中・馬・北 山品山から北尾根(11:10)
南山品山への尾根(11:23) この木ミズナラです(11:30)
山品山方面を振り向く(11:47) (11:51)辺りの尾根
「先は長い」と、引き返す。8・山品山(11:45)「昼にしょうか」頂きは風に飛ばされて落ち葉無し「ここは寒いわ」頂きからの進行方向尾根は素晴らし原生林(右は植林帯)。9・(12:00)風邪を避けて尾根東で昼にする。中さんからコンロで温めた『おでん』が配られる。寒い時は熱い物に限る。馬さんからは饅頭など頂きニッコリ。昼発(12:28)
下り始めると下火になっていた原生林が復活し感動が続く(右は薄暗い植林帯が続く)最低鞍部に着く。10・(12:40)『やまあそ』はここからダムへ下っている。一段上り切った所に新設の三角点が在った。11・△奥山(12:56)東樹間から、この後下る961m辺りの尾根が見える「遠いなー」ここからの植生は並みの山歩きになる。12・Ca950m(13:15)
(10)辺りの尾根を行く(12:43前後)
(12)南から:スタート前(13:18)
ここに来て再度西面に素晴らしい原生林が現れる。このまま上り続ければ県境尾根に至る。「至りし人あり我も今それを思う」原生林とここで別れ、山品山へ上りながら眺めた薄暗い植林尾根へ入って行く。間もなく開けたピークに着くと真っ先にTVアンテナが目に入った。13・北奥山・TV(13:30)避雷針の付いたポールだけが立ち、周りには数本のポールと受信?アンテナが山積にされていた。
残念ながら何処に於いてもこの光景は見られる。少し大粒の雨が降り始めカッパ着用。植林尾根を下る。14・(13:40)ここからは尾根が明らかでなくコンパスが一番の頼りで、下る先にアルミの杭を見る度にホッとしながら下った。自然林の小ピークに立つ。上る時に眺めた下山植林尾根の一部に見た黄葉尾根に立ててホッ。15・(14:13)小ピークからは小尾根が4本出ていて「どれが本命や・・・」
(15)進む尾根で地図を読む中さん(14:13) (17)への上りで山品山尾根を眺める(13:43)
「何でここにこんな物が・・・」落ち葉積もる緩斜面にドラム缶が一本転がっていた。乗った尾根は一番良い尾根でその尾根の肩に立つと東面自然林は切れ落ち、右植林帯が続く。左樹間から鹿伏の集落が見え始める。16・(14:25)目前壁の上にピークが現れる。「直登はキツイ」西に回り込んで吉と出た。吉とは広い目に開けた植林樹間から逆光に霞む山品山尾根が見えた。
17・(14:40)左は相変わらず切れ落ち、間もなく、思わず「槍や」と思うピークに立つ。18・△音水湖(14:50)保護石数個・タグ無し・東面大きく開け展望も良し。石標を見て思わず掌を合わし拝みたい気持ちになったのは不思議にも私だけでなく他二人居た。四等の小さな石標と保護石に仏様を見たか・・・。
「後は下れば終わり」との安堵感から夫々思い思いの時間を過す。△発(15:05)緩く下り尾根肩に立つ。19・(15:11)尾根肩からの下りは雑木帯で落ち葉が積もる急斜面。直に下れば距離は短いが道の法面崖上に出る。ここしか無いと言うポイントを目指し滑りながら下る。下方は植林帯になり、「ここしか無い」と言う崖の切れ目から舗装路に降り立った。20・ダム管理道(15:45)
ダム湖の畔に紅葉や黄葉を観ながら歩き、車に戻った。1・引原ダム(16:19〜16:30)
※12・Ca950m(13:15)でカメラのバッテリー容量が無くなり始め18・△音水湖(14:50)にてダウンした。
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※どっちから読んでも 山品山
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