578  不動口〜ヒルガタワ〜野尻   ※写真は?マークが入り削除した



植林帯の急登と腹を括って登って見れば尾根に残る自然林。

癒されながら不動口。その後通過の原生林は身も心も融けてしまう空気感。

903からヤセ尾根柴ヤブ、988で昼休み。

登る?下る?登った尾根は視界良く、雪が残る氷ノ山や遥か彼方の明神山を眺めながら1171。

戻ってからの長い崖はコイワカガミの群生地。命がけで抜けだして、緩んだ尾根は快適尾根。



◎所在地 : 宍粟市波賀町野尻・原地区の西山塊

◎地形図 : 2万5千図  『音水湖(おんずいこ)』 『西河内(にしごうち)』

◎山行日 : 2013. 4.10 (水)  快晴          

◎山行者 : T・カブ/馬場・横川・大柿(車)       Age=66

◎コースの見所 : @9番尾根右の原生林  A12・13・14尾根からの展望 

             B11〜15崖に咲くイワウチワ群生  C16一帯雑木林など他にも一杯

◎走行距離 : 往路 81.8km  往復 163.5km



波賀町原(有賀)地区P〜西主尾根〜不動口(735.9m四等)〜767m〜903m〜988m〜

1083m〜ヒルガタワ(1171m)〜引き返し〜988m〜東西尾根東ヘ下る〜

野尻(753.8m三等)〜546m〜波賀町原(有賀)地区P



自宅発(6:30)〜明姫R〜姫路BP〜R29〜山崎町〜波賀町〜有賀〜1・(8:17〜8:30)〜

2・(9:00)〜3・(9:10)〜4・TV(9:40)〜5・不動口(9:43〜9:50)〜6・(10:00)〜

7・(10:10)〜8・(10:20)〜9・(10:40)〜10・903m(10:55〜11:00)〜

11・988m(11:45 昼 12:10)〜12・(12:40)〜13・1083m(12:45)〜

14・1171m(13:00〜13:15)〜引き返し〜11・(13:55)〜

15・図根(14:40 休 14:45)〜16・(15:20)〜17・野尻(15:30〜15:40)〜

18・546m(16:10)〜19・(?)〜20(17:00)〜21.馬コース(17:15)〜

1・(17:22〜17:37)〜往路〜たいこ弁当〜自宅(19:37)



このコースは長年「歩きたい」と思い続けたいたコースで、昨年12月6日に来たものの降雪と山が白くなっていた為、引き返し山崎の山を歩いた。桜の花を眺めながらR29を北上した。原地区(有賀)国道沿いの空き地に止めさせてもらう。1・(8:17〜8:30)計画当初から地図を見ながら「どっち回りが良いかなあ」と思いながら決断し兼ねていた。

最終決断はとうとう当日になった。時計回りに決めたのは「下山で急斜面の薄暗い植林帯を歩くのは嫌」がその理由。墓地から登り始める。古い間伐材を乗り越えながらであったが余りにも急登なので「滑落しないように」が掛け声だった。尾根に乗り振り返ると対峙する山が目前に迫って見えた。一段目登り切る。2・(9:00)

延々植林帯かと思っていたが尾根には(又は左右どちらか)自然林が残されていて気持ちが和らいだ。3・(9:10)急登も段々で助かった。尾根右に素晴らしい自然林を見ながら上る。4・TV(9:40)赤くさびたアングルの櫓(7基)の廃棄TVアンテナが建つ。直ぐ上が大きく開けて三角点だった。5・不動口(9:43〜9:50)

冬枯れの雑木の間から少しの視界が有る・保護石ブロック4枚・タグ無し。石標の近くにアセビを食い千切って作った動物のお産床?があった。馬さんが石標周りの整備をし、おやつを食べて発つ。「ここからは長い急登は無いで」少し進むと右樹間からリンゴ園が見えた。6・(10:00)

尾根は太い赤松の群生が続き、右は(6)からヒノキ林が続く。上り切るとここにも廃棄アンテナがあった。配電盤?の戸を開けると『1チャンネル3チャンネル昭和43年9月建設・昭和47年3月19日取り付けUHF』と書いてあった。一山や東山山塊が見えた。7・(10:10)ここには最新式のTV受信アンテナが建っていた。8・(10:20)

(8)から先は広く高木雑木帯になる。間もなく左がヒノキ林になるも一段上ると尾根右は離れたくない素晴らしい原生林んになる。谷筋まで続いているのだろうか・・・。9・(10:40)素晴らしさは次第に薄まる。10・903m(10:55〜11:00)ここからは期待外れだった。ヤセ尾根は良かったが視界も悪く「アセビや柴がウルサイ」と言った程度の植生が続く。

右樹間から三室山と赤西山だろうと思う山が見えた。他に見る物が無いまま、かなりの切り開きをしながら進む。11・988m(11:45)ここも灌木状の木とアセビなどで視界悪し。下り尾根への取り付きも確認できないままヒルにする。暁晴山・鉾立山も確認できた。「14・1171mまで行くか・・・」往復2時間ここからの下りが2時間としても時間は有り、行く事になる。昼発(12:10)

尾根は地籍調査が入っていて切り開きがあった(それが無くても歩くに苦労する様な状況でなかった)。尾根左は高い崖や崖状が続く。コルから一段上がった所から雪が残る氷ノ山が見えた。左手前には三室山と赤西山だろうと思う山を見えた。又一段上ると東には阿砂利から三久安山などが見えた(ここまでにも見えていた)。大甲山・荒尾山も見える。元気一杯のブナ林帯(大木でなく狭い範囲)を通過する。

12・(12:40)環境が厳しいからだろう立ち木も疎らな尾根を行く。13・1083m(12:45)「とうとう着いた」14・1171m(13:00〜13:15)〜引き返し〜11・(13:55)密生のアセビを分けて少し進み下山尾根に乗ろうとしたが崖で乗れず取り敢えず安全第一で下る。「昼尾根から取り付きが分からない」と言う事は心配していた通り垂直に近い崖だった。

白やピンクの花を咲かせたイワウチワが広い範囲群生していたが感動もそこそこに足場を確保しながら下った。「少なくともここで下山尾根に乗らなくては」のポイントでザレ谷筋の横断に入る。滑落すれば止まるところを知らない危険極まりないザレ谷を横切った。イワウチワは未だ群生していた。乗った岩尾根に切り開きがあり図根杭が立っていた。15・図根(14:40)

楽しみな下山尾根も確認でき、間違いなくその尾根に乗れる事も分かりホッ。野尻(林)地区から斉木地区へ繋がる林道が痛々しく見える。少し休んで発(14:45)岩場を少し下ると快適な歩きになる。左は植林帯が続くが右は高木雑木帯が延々続く。危険な下りで疲れた身体も癒されていく。「ええなー 凄いなー 最高やなあ」16・(15:20))

17・野尻(15:30〜15:40)広く伐採で展望南面全開・保護石、タグ無し。おやつを食べて発つ快適下りは続く。左下に林道が見える。尾根左しばらく赤松林が続く(15;40辺り)左植林帯にビニピンクテープを巻いた木が帯状に下り方向に巻いてあり、それは下り尾根を巻いて南の谷へと入っていた。林道工事の予定コースと思う。18・546m(16:10)

19・(?)ここから右植林帯になる。北寄りの雑木尾根を下る事も考えたが谷筋の状況が分からないので安全な植林帯を下った。途中で方向が計画より南寄りで北向きに変えて下る。振り向くと馬さん達の姿がみえない。しばらく立ち止まって耳を澄まし、待ったが足音もしない・・・。崖を下る時もそうであったが馬さんが横さんを終始リードしてくれていたので、ここでも馬さんに任せて私は計画尾根を下った。

下方は露岩又は岩盤尾根だったが荒れ果てたサイクリングロードに下り着いた。20・(17:00)馬さんが下って来るだろう地点まで行って待っていると上方植林帯に姿を見る。向きが北に寄ると下方は高い崖になるので少し迎えに上り揃ってサイクリングロードに着いた。21.馬コース(17:15)〜1・(17:22〜17:37)
※計画では7時間で下山できると思っていたが9時間近くかかってしまった。皆さん元気でした。
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