6・西谷・433m
9・456m
10
11
12・429m
17・茅野・481.4m

566  西谷〜茅野



「明日は爽やかな一日・・・」との予報に誘われ、向かった所は宿題尾根。

第一目標古峠到着、余裕を持っての道草で、笠形山から千ヶ峰、眺めて後は前回(bT63)の

コースと繋ぐと下れば間違い。

二度目の尾根でコースが繋がり、3町境界目指して進む。

激ヤブ覚悟も調査が入り快適歩きで3町境界。

北に折れて初めのピーク、見える見える淡路島、向山から三岳も見える、

いっぱいイッパイ見ながら昼めし。三角『茅野』でヒヤリハット逃れて下れば林道横断。

上った尾根は東が全開、透明感の眺めに満足。後は右下林道見ながら尾根を歩いて舟坂峠。



◎所在地 : 多可町八千代区大和(八千代北小学校が在る方)の南から北への町境界尾根

◎地形図 : 2万5千図   『北条(ほうじょう)』   『粟賀町(あわがまち)』  

◎山行日 : 2012(H24).10. 5 (金)  快晴          

◎山行者 : 単独       Age=65

◎コースの見所 : @西谷公園の石垣(大石内蔵助が築いた) A(5)からの展望 B(16)からの展望 

◎走行距離 : 往路@54.3 km   A64.0km  往復 115.6km



舟坂峠自デポ〜引き返し〜西谷公園〜南谷筋林道〜境界尾根(古峠)〜東進〜433m〜

前回(bT63)と界繋ぎ〜引き返し〜古峠〜界北進〜466m〜429m〜469m〜

3町境界(Ca490m)〜北進〜茅野(481.4m三等)〜舗装林道横断(地図破線)〜418m〜

舟坂峠〜自転車〜西谷公園


自宅発(6:32)〜高畑〜池尻橋〜R79〜R24〜八千代区野口交左折〜R34〜

1・舟坂峠(7:45〜7:50)〜引き返し〜2・西谷公園〜(8:03〜8:14)〜3・(8:32)〜

4・古峠/尾根(8:44)〜5・(8:53)〜6・西谷(9:02 休 9:07)〜南尾根下る〜

7・(9:25)間違いのため引き返し〜6・西谷(9:45 確認 9:51)〜8・前回と繋がる(10:00)〜

引き返し〜4・古峠/尾根(10:13)〜9・456m(10:40〜10:50)〜10・(10:55 休 11:04)

〜11・(11:13)〜12・429m(11:18)〜13・469m(11:37)〜14・(11:44)〜

15・3町境界(11:50〜11:56)〜16・(12:05 昼 12:35)〜17・茅野(12:45)〜

18・林道(13:00)〜19・(13:10)〜20・(13:14)〜21・(13:19)〜22・(13:25)〜

23・(13:33)〜24・(13:37)〜25・(13:44)〜1・舟坂峠(14:00〜14:05)〜自転車〜

2・西谷公園(14:20〜14:43)〜寄り道など〜自宅(17:30)


山を歩けば高い確率で宿題を与えられたり持ち帰ることがある。今日のコースは与えられた方で「前回下りに入った地点が予想通りか」が一番の気になるところ。大和川沿いの田圃には多くの稲が刈られず残っていて、その黄金色に心まで明るく元気付けられた。

大和地区に入り「前回は、ここに出てきてここから西谷公園まで歩いたんや」と思いながら走る。R34から外れ舟坂峠へ上っていると車道に雌鹿がいて暫くその後を追う。1・舟坂峠(7:45)ここに立つ地図看板を見ると林道は釜坂峠直前で何故か寸断していた。自転車をデポして引き返す。発(7:50)

2・西谷公園(8:03〜8:14)境界尾根への林道は荒れ、難儀覚悟で歩き始めた。間もなく林道は流されて寸断していた。。左の崖には鉱石の試し掘り?の跡を数か所見る。その後すばらしいヤブツバキの群落が続く。左『木曳谷』の立て札が立つ(左右谷ごとに名称あり)。

 
公園から林道入り口(8:12)       間もなくの林道(8:14)

公園のイラスト看板に依ると、歩いている谷の南尾根には遊歩道が整備されていて尾根へのショートコース分岐がある。その後、中間ルート分岐通過、林道寸断は3か所だった。道の傾斜が次第にきつくなるとコンクリート舗装になる(8:25)以前スニーカーで歩いた時は全線地道だったと思う。前方開けると谷筋突き当たる。3・湧き水休憩所(8:32)上方に界尾根が見える。

ここから正面尾根直登コース有るも余り歩かれていない。右に折れて直ぐ折り返し、尾根の左側を上って行く。ススキが丁度咲き始めで逆光に穂が光り美しい。舗装路終点、草ヤブ突入「前回は尾根まで林道だったはず・・・」と思う間もなく舗装路が出た。山肌が崩れて道を塞いでいた。ジグザグと上り舗装路終点。(8:40)

この辺りから振り返ると遊歩道整備の雑木尾根が美しい。タケニグサを切り払いながら緩く上っていると東屋が建つ古峠に着いた。4・古峠/界尾根(8:44)行政の道標が立ち『久学寺』への案内も有り、古道が下っていた。赤穂城城主の大石良男が久学寺に囲碁をしに来ていたと言うが遠路ご苦労な事。

 
舗装林道終点から振り返る(8:40)   (4)古峠の休憩舎とベンチ付きテーブル:東から(8:44)

良男は、何時か、この道この峠を越えて大和の西谷公園(現在名称)にダム?を造っている。そのダムは今、素人の私が見る限りでは如何ほどの価値と重要性が在ったのか図り知れる程の規模だ。想像するに大雨ごとに下流地域が被害に遭って砂防ダムを懇願されたのでなかろうか。

そのダムも土石が堆積して現在の様に価値を見出せなくなってしまったのかも知れない。さて前回の尾根と繋げなくては今日ここに来た意味が問われる。その方向の東を見ると遊歩道が付いていた。一本は(3)と繋がり、もう一本は公園への主尾根へと向かっていた。

 
(5)から笠形山方面(8:53)     (6)△西谷から公園への尾根(8:59)

とりあえず主尾根への道を確認すべく踏み出す。道は尾根直で無く北から回り込んで初めのコブに立った。5・(8:53)立派な木板製ベンチが有り、笠形山から飯盛山・千ヶ峰が見えた。更に東へ進み公園への主尾根へ向かう。鞍部に『町並み眺望点(進行方向)』峠へは『休憩舎』右の谷を指して『政鍛冶谷』となっていた。

前回間違って下った谷筋が『政鍛冶谷』だったからこれを右に見るという事は「この尾根は前回歩いた尾根でない」と思う。次の433mピークの北尾根へと水平に進み、尾根肩で引き返したが眺めた通り素晴らしい雑木尾根道だった。鹿網に沿って433mに上ると新設の三角点があった。6・西谷(9:02 休 9:07)展望なし・保護石4個。


(6)西谷:南から(9:02)

おやつを食べて方向を確認して「この尾根を南へ下れば前回のコ−スと繋がる」鹿網を乗り越えて南尾根下る。「もう繋がる・・・もう繋がる」と思いながら軽快に下るも繋がず地形も地図と合わない。右樹間からチラリ大小(前後)二本の尾根が見える。手前の尾根が前回の尾根や「政鍛冶谷を右にするという事はこの尾根は前回歩いた尾根には繋がらない」を早々忘れていた。

7・(9:25)間違いで引き返す上りのしんどさは何時も格別。6・西谷(9:45〜9:51)確認すると古峠から初めのコブ(5)が前回の尾根と繋がる所だった。(5)から鹿網を越えて下る。クモの巣に悩むがそれ以外は難無く歩けた。8・前回と繋がる(10:00)前回地図に記した下り始め地点とほぼ合っていた。引き返し、古峠に戻る。4・古峠/尾根(10:13)


(8)への尾根:南から(10:03)倒木もこの程度で歩き易い

「さて、ここからや」先ずは3町境界を目指す。左鹿網に沿って緩上りは低木が繁るも直ぐに開けた。左薄暗い自然林右ヒノキ林で歩き易い。(9)への取り付きでレコーダーの電池を交換する。(10:30)短急登を仰ぎ見て上り切り、開けた尾根を進んで(下る)いると方向が合わず確認すると南西尾根を下っていてた。


古峠発って間もなくの尾根(10:16)

凄く太い栂の木に会えたのがせめてもの慰め。100m位引き返す「早くも二度目の間違いや」。 頂きに戻り北尾根を進む。太いヤマザクラ見る。古峠から樫の木が沢山生え続く。9・456m(10:35〜10:50)横ばいで進む。10・(10:55 休 11:04)地籍調査で灌木が伐採されて間が無い状態だった。樹上から僅かに笠形山が見えた。オレンジと甘い物を腹に入れて発つ。

コース間違いの発生で、余裕から窮地?に変わり気合いを入れて進む。右ヒノキ林も急斜面が続く。右樹間から素晴らしい山二座を見るが同定出来ない。感動まではいかないが左右素晴らしい自然林尾根を行く。前方鹿が走り去る(鹿の寝床が延えん続いている)。高低差が少ないのと開きがあるので快適に進める。11・(11:13)

 憩後右に見た素晴らしい山容の二座(11:08)     (11)辺りの尾根(11:13)

12・429m(11:18)巾広尾根が続く。13・469m(11:37)東向いて見る木に巻いたピンクのビニテープに『縦線を境に左に茅野・右に鼓ヶ滝・その下横線の下に上万願寺』と書いてあった。切り開きは東尾根にも入っていた。14・(11:44)鞍部から右が開ける。先程見た素晴らしい山容の二座が見える。「この急登を上れば3町境界や」樫の木が多いのでその落ち葉で滑って上り辛い。

15・3町境界(11:50)杭が沢山打ってある訳でもなく「ほんまに3町境界?」と思う。左を見ると頂きが見えたので寄り道してみると、なんと大して古くない木板製のベンチが有り、遊歩道とまではいかないがそれに近い道が下へと付いていた。「何で此処に」。笠の丸(笠形山)から眺めた感じでは尾根に接近して林道が付いているように見えたがチラッと見えた林道はかなり下の方だった。

 
(14)から北面(11:44)      (15)3町境界・東から(11:50)

3町境界に戻る発(11:56)多可町・加西市境界から多可町・市川町の境界に乗り替わるる。「上り返して昼や」比較的近い日に地籍調査が入っていた(伐採した木で判断)16・(12:05)頂きから10m位下った所で大展望(東面180度)があり昼にする。

東なのか南なのか一番奥には淡路島が見え。西光寺山。北寄り奥には篠山の三岳や三尾山・向山連山までは同定。その手前に有る山名は多すぎて記されない。暫く気が付かなかったが足元には車を置いている西谷公園と△西谷への尾根が在った。発(12:35)

   (16)からの展望・西光寺山・三岳が見える      奥稜線の後ろに淡路島が見える

東面伐採地を囲む鹿網に沿って下る。網に沿って切り開かれていたから良かったがそれが無ければ悪戦苦闘するところだった。17・茅野(12:45)タグ、保護石なし。展望は西樹上から七種山山系が僅かに見えた。もう少しで切り開きが続く東尾根へ下るところだった。塞がる低木を分けて進むと直ぐに素晴らしい雑木尾根になり肩から下っていると左下に距離長く林道を見る。

 
昼ピークを振り返る(12:40)            (17)茅野:南西から(12:45)

左右ヒノキ林を下っていると人の声がする。更に下ると林道工事中だった。18・林道(13:00)地図破線道は全く確認できなかったが何故鞍部を越えずに鞍部より高い所を越したのだろう。工事の人は丁度午後の作業開始となり、私にも気が付かず挨拶もかわす事無かった。「林道歩きも有り」とも考えていたが今日は時間体力ともに余裕あり尾根に上り返す。

 
左の尾根を歩く・奥は笠形山     奥左大倉山・右の高ピーク七種山
(18)林道直前尾根から(12:59)        左同所から△西谷からも見えていた七種山連山

19・(13:10)左右ヒノキ林、澄み切った東面が全開で集落も見える。朝方の古峠から、場所によっては動きを止めれば寒い位の乾いた風が止まず吹き続けている。20・(13:14)〜21・(13:19)ここは西尾根へも開きが在った。鞍部からの上りは大きな露岩が出たが直ぐ消える。22・(13:25)柴ヤブっぽい頂き。北へ向かって進むだけ。

 
(19)尾根から北東方面        地図の集落 A地点集落 
素晴らしい山容の中央は中区妙見山か?   

23・(13:33)〜24・(13:37)遊歩道の様な道が現れる。右雑木林も直ぐに植林帯になる。25・(13:44)ほぼ横ばいを歩き続けて間もなく地蔵堂前が見えて下ると今日の終点1・舟坂峠(14:00〜14:05)今日歩いたことで「八千代区境界踏破」と言いたいところだが入相山(笠形山の北東)の西に短く未踏破境界が残る。

 
(24)辺りの尾根道:南から(13:36) (1)舟坂峠の地蔵堂:東から(14:03)                        1/3台目MTB(折り畳み式)

ここに自転車を置いていた甲斐があって車に戻るには軽々スイスイ。2・西谷公園(14:20)せせらぎで汗を流して発つ。(14:43) ※このコースは雑木が黄葉する頃が特にお薦めと思う

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@

※8・5・4〜15=加西市上万願寺町と
八千代区境界15〜@舟坂峠=
市川町と八千代区の境界

23
24
18
25

2・西谷公園

13・469m
14
15・3町境界→
19
20
21
16
22・418m
久学寺