561  三国平〜長儀山


所要あって、今日は軽めの山歩き。軽めと言えばここに限ると三国平とついでに長儀山。

発って直ぐから県境歩きは「何て事したんや岡山県」兵庫側のブナに比べ人工林が対象的。

初めて立った三県境界、特に何かが有るで無し。

待っていてくれ三国平、展望ピークへちょいと道草。

返して立った三国平は、鳥の王国想わせる「もういいよ・もう分かった」と言いたくなるほど鳥が鳴く。

さーて、これから下る破線コース吉と出るか凶と出るか、歩いた結果は吉と出る。



◎所在地 : 天児屋川源頭北西直上(1128m)・江浪峠の直西ピーク

◎地形図 : 2万5千図  『西河内(にしごうち)』

◎山行日 : 2012. 7.25 (水)  曇り

長儀山@99. 8.22           

◎山行者 : T・カブ/馬場・北村・川上・大柿(車)       Age=65

◎コースの見所 : @発〜三県境界〜三国平まで兵庫県側の原生林(ブナ・古杉・ミズナラ) 
             
             A長儀山直下からの展望

◎走行距離 : 往路 101.7km  往復 205.0km



峰越(みそぎ)峠P〜県境(岡山・兵庫県)北上〜1091m〜三県(岡山・兵庫県・鳥取県)境界〜

県境(岡山・鳥取県)北進〜展望ピーク〜引き返し〜三県(岡山・兵庫県・鳥取県)境界〜

県境(兵庫県・鳥取県)東進〜江浪峠〜三国平(1128m)〜引き返し〜

江浪峠〜破線南下〜峰越峠P(昼)〜長儀山(1105.6m三等)


自宅発(6:32)〜姫路BP〜R29〜波賀町〜斉木口交左折〜R429〜千種町〜千種高原〜

1・峰越峠P(8:40〜9:00)〜2・(9:10)〜3・1091m(9:27)〜4・(9:30)〜5・(9:34)〜

6・三県境界(9:44)〜7・展望(9:55 休 10:00)〜引き返し〜6・三県境界(10:05)〜

8・江浪峠(10:13)〜9・三国平(10:20〜10:40)〜引き返し〜8・江浪峠(10:10:45)〜

10・(11:02)〜11・迷(11:15)〜12・迷(11:35〜11:53)〜13・分岐(12:00)〜

1・峰越峠P(12:20 昼 12:40)〜14・登山口(12:53)〜15・(12:59)〜

16・長儀山(13:07〜13:20)〜1・峰越峠P(13:35〜14:00)〜R429〜R72〜

道の駅ちくさ〜R53〜大田井橋交左折〜R179〜新宮町〜そうめんの館前通過〜追分交〜

R29〜往路〜自宅(14:00)


今日は早晩所要ある者が居て、短時間の山歩きとなったがこの暑い時期としても、歩く山域山容としても打って付けのコース。加古川辺りから見える山並みでさえガスがかかるというケッタイナ天気。この傾向は千種に着いても変わり無かった。1・峰越峠P(8:40〜9:00)

東屋が建つ駐車場には2台の車が止まり、一台からは今発とうとする男女が居て挨拶を交わす。娘さんだろうか快活な女性だった。馬さんは宍粟50名山二回踏破し、現在は私にお付き合い頂き3〜4回目を巡っている。「馬さんリードでお願い・・・」と言うと「大柿さんや」後方につかれた。道は明るいので余裕をもって歩けた。

三室山

矢印若杉原生林への道

←モニューメント
兵 庫 県
鳥 取 県
岡 山 県
16
15
14
12

11

13
10
9・三国平・1128m

@

このピークの向こう側がP
       ↓

←先行の3人

長儀山

返りは尾根通しで帰る事にした。(15)辺りで、登山口に止まっていた車に戻って来た男性が居た。どうやら展望所で出合った人で、ダルガナルまで足を延ばしたようだった。ここまで歩いた距離はしれてるのに(15)から二つのコブ越えはしんどかった。1999年に歩いた時は峠からは視界塞がったままだったが今は南が皆伐で明るく開け開放的。

峠までのつもりだったが途中から舗装路に下りて車に戻った。1・峰越峠P(13:35)今日も持参のスイカを皆で“かぶりつき”喉を潤した。「今日は早晩所要ある者が居て、短時間の山歩き」なんて言っていたがこれ位でも十分の歩きだった。皆さん本当に元気です。

北さんはこの後、日本100名山踏破目指して残り数山(鳥海山近辺?4座)だったかへ出発との事だった。発(14:00)帰路は佐用町の『ひまわり祭り』の会場を眺めながらその美しさに感動をもらい帰った。

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長儀山からの下り(1:21)               長儀山を振り返る(13:30)

(14)長儀山登山口(12:53)            (16)長儀山:南から(13:08)

三国平の涼しさが嘘のように蒸し暑い。簡単そうでなかなか峠に出なかった。1・峰越峠P(12:20)「ここで昼にしょう」朝の2台の車去っていた。昼発(12:40)長儀山へ向かう。「峠からか・・・正規の登山口からか・・・」「正規の方」舗装路を歩く。14・登山口(12:53)朝見た車が一台止まっていた。

広く皆伐された山肌にはススキが繁茂していた。「このススキが砥峰高原にあれば良いのに」今にも夕立がきそうな空模様でかなり暑い。15・(12:59)左に折れる。三国平辺りの山域が全望出来る。間もなくヒノキ林に入ると直ぐ長儀山の頂きに着いた。16・長儀山(13:07)保護石・タグ・展望無し。最後の冷たい物を食べて写真を撮って下る。発(13:20)

←馬

(13)古道(砂鉄採集?)右下が分岐(12:00)  (13)峰越峠への分岐(12:02)

川向こうに軽トラの様な車が半ば朽ちて放置されていた。ここまで林道が上がって来ている事が分かる。一度は「ここから西の尾根を上ろう」と言う事になりかけていたがスギ林から下方を見ると「あの谷筋が峰越峠へでは」と思い、分岐案内を求めて一人で下って見ることにした。

林道は今でも車で走れる状態を保っていた。下方に見えた白い板が「峰越峠」への案内だった。引き返すのがしんどいので携帯電話で呼ぼうとしたが圏外で繋がらず、ザックを置いて引き返した。「お〜い」呼べど返答無し。結局振り出しに戻ると夫々が現在地の確認中だった。12・(11:53)

「分岐あったでー」安堵のなか揃って下る。中程から林道の左杉林上数メートルに見つけていた古道(砂鉄採集?)に乗り歩きながら分岐へ着いた。13・分岐(12:00)丸太橋が架かっていたが苔むして落ちかけていた。谷渡りして峰越峠へ向かって上り開始。細流谷筋を上る。左杉林には砂鉄を採取したのだろう形跡が続く。

←馬

(11:18)辺りでの川渡り               (13)林道終点(11:52)

その林道の上方へは確認せず下る。林道は直ぐ曖昧になり、その形跡が所々に残る程度になっていた。「峰越峠への分岐は」と地形を読み探り始める。歩行時間的にはこの辺り?。11・迷(11:15)谷の巾は広く開けているが有るだろう案内板は見当たらない「この辺りと思うけど・・・」。

川さんも地図と地形を照らし合わす。「もう少し下や」頼りは谷筋が東向きに変わる地点。コンパスは南向きを指すので「まだ下方や」と思いながらも不安を抱えたまま下る。草丈も長くなり一段と歩き難くなる。常に先行する責任もあり。太い杉木立の中に立つ。12・(11:35)

(10:58)辺りの下り                (10)林道から(11:02)

本格的な谷川になる。猿なりに現在地確認しながら下る。やがて谷筋は木々が生い茂り始め、右に左に渡りながら下る。やっと魚影を見る。谷の右湿地帯に着く。岡山と兵庫を繋ぐ破線通過地点かと探っていると林道が見え、更に『天児屋川源流?』との案内板が立っていた。現在地確認。10・(11:02)

モニューメントへの下り(10:50)          モニューメント(10:52)

展望は北の鳥取県側と南木間から兵庫県側が見えた。「まだ10時20分や」と言う事でリラックスタイム。天児屋山系への県境(兵庫・鳥取)は笹ヤブだった。発(10:40)〜引き返し〜8・江浪峠(10:10:45)破線は林道の様な道が付いていて「残念?ながら楽勝や!!」

水がにじみ出る道を下ると間もなく林道はそのまま延びて先の山肌を巻いているようだったが笹で覆われていた。左『天児屋川源流』への案内の方向大きく開けた谷筋を下る。膝下丈の草が繁り穴がボコボコ。恐る恐る足を踏み出しながら下る。

間もなく左からの谷筋が合流する所が『千種川支流・天児屋川源流』のモニューメントが立っていた。モニューメント(10:52)水音が大きくなっていく。さらに左から大きな谷筋が合流。水量はこの谷筋の方が一段と多かった。谷筋の幅は広く開けているが相変わらず草が繁り水量増え歩き難い。

(9)三国平:北から(10:25)             三国平:上って来た方から

鳥取県側へは道が無かったと思う。ここからは左幼木植林帯、右は笹原の中にブナが生える。緩い上りが続きブナが生える平らな頂きに50名山のポールが立っていた。9・三国平(10:20)ホトトギス・ヤマガラ他数種類の鳥がやかましい位に鳴く。 枯れた丸太を使って数台のベンチが作ってあった。風が吹き抜け涼しい時を過ごす。

(7)展望所からの三室山(9:55)        (8)江浪峠から三国平へ向かう:西から(10:14)

スギ林の鞍部を通過していると 男性がやって来た「展望どうでしたか」「三室山が目の前に見えるわ」馬さんの後を追いながら上ると右がスギの幼木帯になりその上に三室山が霞んで見えた。後4・5年もするとスギの成長で見えなくなると思う。7・展望(9:55)

さらに先へ進むと中下りとなり緑一色。正面ピークの右山肌へと道は続いていた。元に戻って休む。馬さんから冷たい物が出る。発(10:00)〜引き返し〜6・三県境界(10:05)三国平へ向かう。緩く下った左に深い谷になっていた。8・江浪峠(10:13)昭和8年8月建之・田中佐太郎お地蔵さんが鎮座していた。

←展望所

(5)辺りで現在地確認中(9:34)          (6)三県境界:奥へが三国平(9:44)

岡山県側の植林が徐々に根曲がりの雑木林に変わっていく。ヌタバの様な鞍部。4・(9:30)右兵庫側に素晴らしいブナ林が在る。5・(9:34)岡山と兵庫を繋ぐ地図破線横断地点。岡山側へは湿地帯の谷筋が下り、兵庫側はスギ林になり湿地は無かったが道らしきものは見られなかった(未確認)。

ほぼ横ばいが続き前方に白い看板(道標)が見えた。6・三県境界(9:44)三町境界は丁度60か所に立っているが三県境界(岡山県西粟倉村・鳥取県若桜町・兵庫県千種町)は始めて。右折は三国平もやり過ごし展望所(岡山・鳥取県境)へ向かう。途中に『後山〜若杉歩道案内図』と書いた板が地面に埋まりかけていた。

(3)1091m前後の山容(9:27)           (9:29)

(1)峰越峠:北から(8:59)
  なぜ「みそぎ峠」と読むの

県境の登山口から、殆どが朽ちた丸太階段の中上りが続く。左岡山県側はヒノキ植林帯に対し右兵庫県側は太いブナと杉の古木に心惹かれ、その中に凄く太いミズナラが一本生えていた。2・(9:10)「後は楽々やで」と馬さん。植生は変わらず、右の原生林を見ながら「ええ林やなー凄いなー」を多発。3・1091m(9:27)