15・林道
16
18
旗峰
668m
与位・207.1m

10・474m
742m

@

491m
14・毛利
581.3m→
※15〜Aまでは全くの予想

557  宮山(神谷・雄棲山)〜毛利



何時に無く、気合いを入れたこのコース。険しさ故に気合が入り過去数度しか無い『机上登山』。

天気良し自転車デポ良し登山口。緑のシャワーを浴びながら霞みの中に眺めた『寝釈迦』。

金剛岩でチョイと遊び、二箇所でチョイと道外し、古峠通過後昼時間。

ザック明ければ有る筈の手ズクリ弁当自宅の机上。激急登の、疲れも吹き飛ぶ大岩頭。

上り切った『毛利』の南西、ここにも有った巨大な岩頭。

待ち受けピークはまた激登、下山尾根にも急登重なり、いつ以来かのリタイヤ決断。




◎所在地 : 宍粟市山崎町与位の南から西山塊主尾根

◎地形図 : 2万5千図  『山崎(やまさき)』

◎山行日 : 2012. 5.16 (水)   快晴         宮山@09.12.12

◎山行者 : T・カブト/馬場・横川・大柿(車)       Age=65

◎コースの見所 : @宮山東までの雑木尾根 A寝釈迦(二箇所から見える) B金剛岩 

             C『毛利』手前の岩頭と展望 D『毛利』南西の岩頭岩壁と展望

◎走行距離 : 往路@63.6km  A65.2km  往復 130.0km



たいよいトンネルP〜宮山登山道〜297m〜459m〜宮山東ピーク(600m)〜

宮山(646.0m三等)神谷/神谷(こうだに)/雄棲山(ゆうせいざん)〜金剛岩〜北尾根下る〜

474m〜古峠通過〜毛利(けどい)581.3m四等〜直近鉄塔〜東山肌下る〜

与位集落自転車デポ〜たいよいトンネルP〜引き返し〜与位集落自転車デポ地


自宅発(6:34)〜R29〜山崎町与位〜1・自デポ(8:02〜8:10)〜引き返し〜

2・登山口(8:15〜8:30)〜3・鉄塔(8:48)〜4・297m(8:55)〜5・459m(9:30)〜

6・宮山東ピーク(9:59)〜7・宮山(10:10〜10:25)〜金剛岩(10:28〜10:40)〜

8・(10:52)〜9・(11:08)〜10・474m(11:20〜11:35)〜11・古峠(11:40)〜

12・昼(11:52〜12:20)〜13・(12:31)〜岩頭(12:53〜13:00)〜

14・毛利(13:05〜13:25)〜直近鉄塔(13:28〜13:40)〜15・林道(14:10)〜

16・奥車回し(14:30)〜17・(14:48)〜18・(14:50)〜1・自デポ(15:04)〜自転車〜

2・登山口(15:13)〜引き返し〜1・自デポ(15:18〜15:15:38)〜往路〜たいこ弁当〜往路〜

自宅(17:28)


何年も前から「あの尾根歩きたいなー」との思いは馬さん猿さん共に同じだった。しかし尾根を眺め、地図を読むと決断が鈍るほどの険しさ。踏破すれば周回で都合が良いが・・・周回出来るかな?。今日はそこへ向かった。

古峠からの長い上りの宮山越えを後にまわすと、そこまでの疲れからキャンセルの可能性が大きいと宮山経由の右周りに決めた。1・自デポ(8:02〜8:10)下山口に自転車をデポしていると田植えの準備にやって来た人(80歳?男)と会話になる。

計画を言うと、その人は信じ難い語り口になった。「山を歩かせて貰います」と言って登山口に戻る。2・登山口(8:15〜8:30)支度の時、腰に着けるボトルを忘れている事が分かるも対応は出来て上り慣れた道を上る。ウグイスやホオジロが鳴く。3・鉄塔(8:48)北の眺めが良く△毛利から峰旗(855m)を経て下山口(一部塞がる)までが見えた。4・297m(8:55)

 
(3)鉄塔下から(8:48) 毛利・峰旗尾根遠望      (5)手前の雑木尾根(9:18)

夜来の雨がより地道を柔らげ、新緑もより瑞々しい。空では『ぴんひょろろ」トンビが舞う。歩きながら何度も自然の恵みに皆感謝した。所々で東が開け母栖山方面が見える。「先が長いので少しでも楽しよう」と尾根下をトラバースしてると「ここが459mや」と馬さん。5・459m(9:30)

素晴らしい雑木尾根から離れて左がヒノキ林を急登。大きな露岩が『寝釈迦』の展望所(9:55)は前回切り開いた名残りを見る。今日の寝釈迦霞んでいた。6・宮山東ピーク(9:59)小さなコブを越えて再度の急登終えると標柱が見えてきた。7・宮山(10:10 おやつ 10:25)おやつを食べ写真を撮って金剛岩へ向かう。金剛岩(10:28〜10:40)金剛岩の上に立ってから先へ進む。

 
(7)宮山(10:23)      宮山直先金剛岩(10:30)

直ぐ先に再度寝釈迦の見える所がある。(10:35)いよいよここからバージンロド。下草皆無で歩き易いが滑る。太い栂の木が続く。左ヒノキ林になる。右が開け、旗峰から下山尾根が見えた。早くも「果たせるかな今日の計画」と思うほどに遠巻きの尾根。8・(10:52)明るい開きは東の尾根に下り誘い込まれれそうになる。

進行方向はヤブの急下りだった。間もなくヤブは消え下方の短い緩みはヤセ尾根で植界は左へ下る。少し誘い込まれた。左が開けて長水山から水剣山方面が見える。9・(11:08)ここは軽い岩稜尾根。左右植林帯になる。幼木の上から一度入って見たい梯の集落が見える。次は右が開け遠くは暁晴山・△峰山などが見える。10・474m(11:20)

 
(9)手前の尾根(10:57)  (10)474mから東面(11:18)奥尾根に母栖山

視界塞がり「コース外れとんと違うか」方向確認すると踏み跡在る西の尾根に居た。私だけ20m位上り返して布を二本巻いて下った。発(11:35)急斜面が緩むと間もなく峠に着いた。11・古峠(11:40)道は梯への方が明確に残っていた。「上り切って昼にしょう」左下に梯の集落を見ながら中上りする。

 
(11)古峠:西から(11:42)       峠からの上りで見る梯地区(11:46)鞍部大谷への峠

左に緑濃くなった水剣山への尾根、その右には急峻なピークに大きな岩壁が見えた(この時はこの岩盤の上に立ちたいともまた立つとも思っていなかった)。前方に「あれが毛利か」「そうや」と馬さん。12・昼(11:52)東の401m尾根から北が植林で間伐が入っていた。お楽しみのランチタイム。

ザックを開けて弁当を・・・「弁当が無い!!」スタートの時ウェストに付けるボトルを忘れているのが分かったがその時弁当の確認をしておくべきだった。ボトル・弁当など自宅の食卓上に忘れていた。そんな中ではあったが朝寄ったコンビニで何時もは買わないおにぎり(赤飯)を一個買っていた。

横さんも一個予備に買っていたとの事でそれを頂く。で二個のおにぎりと更に横さんからおかずも頂き難を逃れた(何故今日に限っておにぎりを買っていたのか・・・)。昼発(12:20)左自然林右から間伐されたスギが尾根に掛り歩き難い。間もなく毛利への取り付きに着く。13・(12:31)

「これ登るんか」見上げると首の後ろが痛い程の急登だった。太いスギ林をジグザグと、それぞれのペースで登る。やがて自然林になるも薄暗かった。巨大な露岩が出始める。その内、左に崖が現れ、少し寄り道になるが崖の上に立つと極上の展望があり二人を呼ぶ。岩頭(12:53)

 毛利への上り途中岩頭から宮山方面(12:56)   右尖山長水山と梯地区

 
上同所から西の崖は毛利からの下方崖(12:59)尖り長水山手前右上崖

特に素晴らしかったのは、正面に見る宮山で、朝の上りとこちらへの下り尾根が手に取るように見えた。「きつかった登りが一気に報われた」とは皆の感想。その西直ぐ近くにも凄い高さの崖があった。岩頭発(13:00)露岩重なる間を縫って登る。

鹿網に沿って少し登り、網から左に外れて頂きに立つ。「石標が無いで」「有った」と馬さん。14・毛利(13:05)無い所が無かったと思う『三角点を大切にしましょう』のポールは影も姿も無く、石標は点だけがなんとか見える状態だった(数枚の落ち葉で隠れてしまう程)。展望・タグ・保護石無し。

今日は馬さん持参の『移植ごて』を取り出し石標周りの土など除いて分かりやすくした。記念写真を撮って発とうとした時、ふと見た樹間から岩頭が見えた。「空中広場で待っとって一寸行ってくるは」南西に20m位下ってその凄さに「もの凄いわー」2人がやって来てしばらく崖の上から展望する。

この岸壁は昼前に毛利側面に見た岩壁と思う。「横さん怖くないの」「高い所は平気」△に戻る時右下に続きの崖を見る。毛利へ登る途中で寄った岩頭から西に見た崖と思ったがそこまで下る気になれなかった。毛利発(13:25)

 (14)毛利:南から(13:15)     毛利の南西崖から南の宮山(14:18)

 毛利の南西崖から南西の眺め(14:18)長水山  同所から西方面の眺め水剣山への尾根

低松林を抜けると△から見えていた「空中広場に出た」直近鉄塔(13:28)空中広場とは私の直感で激登の後にある鉄塔下の広場(平地では無いが)。色々な立地条件に数々見て来た鉄塔の中で最大の脚部で立ち上がりの美しい曲線に感動を覚えた(展望と共に下記に依り写真を撮り忘れた)。

北進行方向に見る668mへは再度急登となり深い谷向こうに見える下山尾根にも数回の急登を見る。又今日最奥の旗峰は見えないが今となっては遥か彼方の峰。「馬さんどうします・・・未だ行きますか」「今日は周回は無理やで」毛利への激登と寄り道の展望で満足してしまったか・・・気力体力の消耗からか・・・私が弁当を忘れた事に依る気使いからか・・・「今日はここから下ろう」で意見が合った。

期待の東尾根に巡視路無し。巡視路探しに入る。鉄塔発(13:40)東の尾根に在りそうであった巡視路は無かった。鉄塔を囲む網に沿って巡視路を探していると巡視路のプレートがありプラ階段も数段あったが方向が下方で無く毛利方向で行方は不明。

巡視路見付けられず間伐材を避けながら急斜面を滑りながら下った。このまま下ると下方は険しい谷筋になりそうだったが予感として馬さんも「林道が上がって来てるのと違うか・・」と言いながら下った。すると本当に林道が見えた。15・林道(14:10)林道はほぼ横ばいで近くに巡視路のプレートを見つけた。

巡視路は毛利取り付き(13)辺りに向かって上がっているようで歩いた尾根が見えていた(100m位上?)ここまで下ったのは200m位の気がした。林道を北向きに歩来始める。なかなか下り方向を向かわず行方は分からなかったがそのまま歩き続けた。

間もなく次第に下り旧林道の車回しに出た。16・奥車回し(14:30)そこから少し下ると新林道分岐がありそれを辿ると(15)へ繋がると思う。細流に沿って舗装林道を下る。やがて広範囲の造成地(別荘地?)となる。所有者の表示も有るが放置され草木が伸びていた。

 
      (14:40)別荘地を通過  

17・(14:48)ここは与位と梯とを繋ぐ破線道の入り口で『通行不能(赤字) 路線名・塩田一宮線 理由・巾員減少1.0m 箇所・これより先 竜野土木事務所(行政用)』この看板は水剣山への入り口(山崎町大谷地区)にも同じ内容で梯地区と繋がる破線道に立っている。昔の県道予定路線と思われるが『塩田一宮線』と言うのが理解出来ない(昔は大谷地区も一宮地区だったのか・・・だとしても塩田は何処の塩田・・・)。

その看板の付け根に『コボキニシ山(西山)=下って来た谷・シカキ谷=梯への破線谷』手書きの道標が付いていた。道なりに下る。18・(14:50)鹿網ゲート抜け振り返ると未踏破となった険しい尾根が見えた。長閑な集落を下っているとデポ自転車が見えてきた。1・自デポ(15:04)車を回収してデポ地に戻り「次回はここから登ろう」との思いから上り口を探したりして帰路に着いた(たいこでソバ食)。※コボキ・シカキ共にキの字が付いているのは偶然かそれとも何か意味が有るのか・・・。


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447m
11・峠
12・昼
13

青線=計画コース

金剛岩
4・297m
5・459m
6・宮山東
7・
宮山646m
17