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528 寺河内〜山の内〜小畑-U〜ウリュウド〜大天井岳
雪の心配有ったけど現地に着けば気配なし。
歩き慣れし急登に、汗が噴き出し息が上がるも上り切れば快適尾根。
ちらちら見える『ウリュウド』方面、辿り着けるか遥か彼方。
トンネル上の待ち伏せの日本最強『ジャケツイバラ』を開いて上って一休み。
延々続く植林尾根を越える古道に昔を偲ぶ。『小畑-U』で見た雪が次第に増えて不安も増える。
やっと着いたウリュウドは、春と冬が同居する。木間から眺める明神山は今日も変わらず名峰色濃し。
進む界尾根付いた足跡狐か狸かわが身は重く雪を踏み抜き膝まで沈む。
メインコースの残雪は踏みつけられて凍って滑り、遠く感じた大天井。
人が去って我一人遠望俯瞰心身憩う。
(2)からの快適尾根(9:19) △寺河内手前から北方向(9:31)右端ウリュウド?
寺河内・北から
慎重に現在地確認しながら進んだ。6・分岐(10:15)おやつを食べる。布を二本巻いて下り始める。発(10:23)右ヒノキ林左觀木帯の急斜面を下る。下りと言う事も有ったが北面になって一気に気温が下がり寒い。下った先はトンネルの上で無く、少し西に振っていたので修正した。7・トンネル(10:33)馬頭の方から幅広の黄色ビニテープの中央に黒色のビニテープが巻かれたマーキング?を二つ見た。古峠道跡か・・・。
(7)トンネルの上から小畑地区側の舗装路(10:38)
陽を受けた上り斜面には、咲き始めたミツマタが群生し「良い感じや」と思うも束の間、日本最強?の『ジャケツイバラ』が出る。迂回を考えたが敢えて挑戦し切り開く。上り切って、下って来た所を眺めながら手弁当を開く。A・(10:44)パン食は腹もちが悪い事を実感。発(10:55)左右植林帯の緩上りを終えると石標が見えてきた。8・山の内(11:06)展望なし。進行方向は地図では直線の様に思っていたが現地では左90へ度曲がった。植林尾根には太いモミの木が続いた。9・古峠(11:19)馬頭と小畑を繋ぐ峠道で大きな切り通しだった。双方共に確かな道が残る。
(8)山の内:南から(11:06) (9)古峠:西から(11:23)ピンボケ
見るもの無し語るもの無し、植林帯を歩くだけの時間が過ぎる。10・428m(11:31)ほぼ横ばいを行く。間もなくY字尾根、要注意地点。11・古峠(11:43)ここは切り通し無しの峠で小畑方面だけに道が残っていた。植林帯は続く続く続く「このスギやヒノキの将来はどうなることか・・・」12・(11:50)〜13・(11:58)左に異様な不思議な平地を見る。14・638m(12:16)何処までも続く植林帯に、ウッカリ歩いていると現在地を見落とす事に成りかねない。15・(12:28)ここも展望は無い。
(11)古峠:西から(11:43)ピンボケ (11:36)微笑まし樅と杉
さて、この上に石標は在るか・・・上っていると落雷を受けて樹皮に痛々しい裂け目が入ってた。『凄い威力や」と思って間もなく今度は落雷によって張り裂けた木があった。いずれもモミの木だったがモミの木に被害が多いと思う。左は大きなアセビの群落が続き上り切ると石標は在った。16・小畑-U(12:41〜12:46)ここで今日初めて雪を見る。「ここに雪が有ると言う事は高度が上がれば・・・」先の小さな高みから短くもアセビのヤブになる。17・(12:50)
小畑-Uへの上り(15)の先(12:32) 落雷を受けた樅の木(12:36)
小畑-U:南から(12:41)石標地面奥
ウリュウドが少しずつ近付いて来る。左自然林になり、小振りながらミズナラが目に付くようになる。18・(13:10)ヤセ尾根とまではいかないがそれに近い雪を被った尾根を行く。右に、大天井が余りにも接近していて驚く。その方向から人の声がしたので声を掛けたが応答は無かった。19・(13:16)間もなくスギの倒木が尾根を塞ぎ雪と相まって進行不能。右の植林帯に逃れて上る。20・(13:18)その先(上)で二度目の休憩に入る。B.休み(13:25〜13:31)もう一息で待望のウリュウド。
(20)辺り尾根(13:17) (20)辺りから北方面13:18)中央大天井岳下方出雲岩
尾根一面に積雪有るも苦にはならない。軽アイゼンを持っていたが着けずに歩く。21・(13:36)間もなく先方が広く開け、ウリュウドに着いた事が分かった。が伐採木の上に積雪と言う事で出す足が深く潜り大変だった。22・ウリュウド(13:44)人の足跡無し。展望は唯一南方面の樹間から明神山の山塊周辺が見えた。町境界南へも確認したかったが積雪もあり、する事無く発った。発(13:49)進行方向は、地籍調査が入っていて切り開きは有ったが積雪で足が潜り思うほど進めなかった。23・(13:53)〜24・(13:56)
(21)先の尾根(13:39) (16)ウリュド:北から(13:44)
ウリュウドから明神山(13:51) (25)てまえからの奥黒尾山(14:03)
前方樹間から白く輝く氷ノ山、左には黒尾山が見え、その右の大きな山は三室山か・・・。兎に角雪で歩き難い。25・808m(14:05)次第に積雪も浅くなっていきメインコースに出た。26・(14:09)前回には無かった案内板が立っていた。コースには人の足跡があり今日のものもあった。27・(14:15)〜28・(14:23)〜29・838m(14:28)足跡の中に二種類のスニーカーの靴底の形が有り、それも大きさからして女性と見たが・・・無謀、大胆、登山靴でも歩き難いのに根性有る奴・・・。
(30)大天井岳(14:45) 大天井岳からの眺め(14:47)左奥七種山右奥明神山手前からの尾根を歩く計画だった
長く感じたのは疲れの勢かも知れないがようやく大天井岳に着いた。30・大天井岳(14:44)久し振りの大天井岳に人影はなく静かだった。休みながら展望を楽しむ。終盤歩く尾根コースを眺めながら、残る時間と体力からキャンセルを決めた。こんなことも有ろうかと登山口に自転車のデポを考えていたが成さず。舗装路歩きにしても易き事で無い。発(14:48)〜出雲岩(15:06)
終盤歩く尾根への分岐を見極めるべく下ったが予想地点は把握するも確率は・・・。31・登山口(15:35)岡山と姫路ナンバーの車が止まっていた。舗装路歩きが始まる。歩くスピードは並み足で左右観察?しながら歩く。横を流れる川の心地良い水音に癒されながら歩き続けた。左山中に小規模な墓地が数多く有った。 P・(16:31)天候気温に恵まれての舗装路歩き「これもまた良し」の境地。
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