523 大藤山(大藤山経由巡視路探索)
好天で、ちょっとお出かけした先は、近場で心に残りし所。
高木雑木の自然林に落ち葉と黄葉楽しみながら、巡視路とは言え人里離れ一人歩きもまた楽し。
自宅発(8:33)〜明姫R〜播州大橋下りる〜R=43北上〜志方高畑交左折〜R=515〜
1・(9:10〜9:20)〜2・鉄塔(9:30)〜3・鉄塔(9:35)〜4・鉄塔(9:51)〜5・(9:55)〜
6・(10:00)〜7・巡視路分岐(10:10)〜8・鉄塔(10:18)〜9・尾根(10:20)〜
10・大藤山(10:25)〜11・東西分岐(10:32)〜12・鉄塔(10:39)〜蛇が池へ〜
13・蛇が池(10:43〜10:51)〜14・(11:00)〜15・(11:08)〜
16・鉄塔(11:10 休 11:20)〜17・西牧峠(11:24)〜18・(11:33)〜19・分岐(11:35)〜
20・128m/鉄塔(11:50)〜21・池横断(12:00)〜22・(12:10)〜
23・雑郷峠?(12:26)〜1・(12:35〜12:54)〜法華山一乗寺経由往路〜自宅(13:34)
「明日の所用に疲れが残らない程度の歩き」と言う事でここに決めた。△高山には2度立っているが2008.2.15(418)『2度のシダ地獄』を突破した想い出は今となっては懐かしい。この時の序盤に歩いた境界&巡視路は素晴らしい自然林の中に付いていた。また、この付近には紅白やグレーの鉄塔が建ち並んでいてこれらの鉄塔を繋ぐ巡視路に興味を持った。魅力は何と言っても『植林帯が無い事』。
R=515を走りながら「この辺りに巡視路の杭が立っていたはず」と左手を注視しながら走っているとそれらしき物を見つけ確認すると間違いなかった。車を置く所を探して進んだが無くて引き返し農道の膨らみに置かせてもらった。1・(9:10)黄葉と言うより赤茶色に染まった山並みを見ながら支度をして発った。発(9:20)始めは薄暗い林の中に付いたプラ階段を上っていると次第に明るくなって鉄塔下に出た。2・鉄塔(9:30)展望無し。
(1)車を置かせて貰った所R=515から
緩く上って行く山肌は落ち葉が積り、左右は素直に伸びたヤブツバキの群生が続き、早々に思わぬ感動が得られた。間もなく紅白鉄塔の下に着く。3・鉄塔(9:35)東西にも巡視路有り。東はキャンセルする。さて、時計回りか逆回りか・・・時計回りに決めた。中上りをしていると角無しの大きな露岩が点在し始める。次第にヤブツバキは見なくなり尾根に着くと、直ぐ北下方に鉄塔が立っていて巡視路も在ったがやり過ごし上る。南北尾根に乗り、短い横ばいから少し上る。4・鉄塔(9:51)
ここへは左(東)からも巡視路が来ていた。ゆる〜い上りから横ばいが続き小さな鞍部に着くと左(東)から踏み跡が上がって来ていた。5・(9:55)ここからは、ひたすら横へ横へと進む。周りは混生林で露が濡らした落ち葉を踏みながら「大藤山の北辺りかなと想うだけで」それ以外何を考えるでもなく只山に溶け込んだかの様な感覚で歩いていた。6・(10:00)
(5)の先(10:01)の道 こんな露岩も有る(10:03)
尾根を回り込む。7・巡視路分岐(10:10)南への上りは「行ってこい」東へ横ばいを進みかけたが「折角やから大藤山経由にしよう」と「行ってこい」の鉄塔へ向かって上った。点在する大きな大きな角無しの露岩を見ながら上る。8・鉄塔(10:18)北が開けて久し振りの展望あり、一乗寺西の王神峯の中継塔が輝いていた。周りは広く伐採されていた。大藤山目指し、觀木帯を擦り抜けて尾根に乗る。9・尾根(10:20)
(7)からの上りで『俵石』と命名:西から(10:14) (8)鉄塔周りの伐採:北から(10:18)
赤ビニテープのマーキングがあり、何となく記憶に有る雰囲気だった。大藤山を目指し進む。10・大藤山(10:25)展望がゼロのせいか殆ど踏み込まれていなく落ち着けるピーク。石標にはICタグが埋めてあった。この後は(7)に引き返して未知の巡視路を歩く計画だったがキャンセルで、登山道で(12)ヘ向かった。少し進むと北へ下る開きがあったが通過した。11・東西分岐(10:32)
現状は、疎らながら笹が生えて案内板が無ければ右往左往しそうになっていた。『西登山道 蛇ヶ池・西牧峠』『東登山道 長楽寺600m』の案内板が掛っている。西登山道を下る。この道も「前回歩いた時には明るかったのに・・・」踏み跡程度になっていて「ブームが去ってか・・・。」長樂寺からの登山道が左(東)山肌から合流『右大藤山 左蛇が池』の看板あり。更に下ると明るく開けて来て鉄塔に着く。12・鉄塔(10:39)
大藤山:南から(12:26) (11)の案内板(11:33)
鉄塔越しに見る西方面の山肌の黄葉がきれいだった。(7)からの巡視路が合流する。直ぐ先に『蛇が池』への看板あり。今までは気になりながらやり過ごしていた。その訳はそこへの所要時間が分からないからだったが今日は時間があるのでそこへ向かった。少し下ると。その所は「えっここが池」と思う湿地帯だった。
トラロープに沿って左回りしていると蛇ヶ池の看板が立っていた。13・蛇が池(10:44)水深は殆ど無くなっていた。県立農業高等学校の生物部が定点調査をしていた(1m角に杭を打っていた)池はこれで終わりかと思っているとロープは右へ左へうねりながら延々と続き「何処まで・・・余り広い範囲だと困る・・・」すると二つ目三つめと池が在り、何れも水深殆ど無く定点調査の杭が打ってあった。池の水路を渡り元に戻ったが高木雑木帯の自然林に囲まれていて今となっては『隠れ池』の様相だった。元に戻る(10:51)
(12)鉄塔下から高山方面(10:39) (13)蛇ヶ池:東から(10:44)
巡視路に復帰して西牧峠を目指す。視界は完全に塞がるが自然林の歩きなので何だか安らぐ。14・(11:00)歩き始めからだったが過日の台風並みの風でかなり太い枯れ枝が落ちて道を塞いでいたのでそれを除きながら歩いた。15・(11:08)緩く下ると鉄塔に着く。16・鉄塔(11:10)展望なし。日向ぼっこをしながらおやつを食べる。傍らに立つ借地条件を記したプレートには『国有林で地名は清水坂となっていた(抜粋)』で、西牧峠を清水坂と呼ぶのかも知れないと思った。発(11:20)
左下がりの山肌を斜めに下って行き峠に着く。17・峠(11:24)上り返せば高山へ繋がる。再度未知の破線水平道を北へ進む。北の谷へ下る破線の行方を注視していたが入り口を見落とした(下記に繋がる破線入り口)。
参考:bS18 上りに掛って間もなく巡視路はピークの左下を巻いていた。境界は、早くもここで巡視路から外れた。中シダヤブを上り切るとシダの中に大きな石が集積、点在し『古墳か?』入念に観察したが判断できなかった。展望は北がチラリ。 8・(11:36) 下りはシダが続き、間もなく柴・イバラのヤブで次にはメダケ・イバラ・柴ヤブに突入して下り切った。 9・(11:47) 谷筋には期待した破線道は無く微かな踏み跡程度。上り方向は、細流(細溝)に沿って在っただろう道は、草とイバラで塞がっていた(今思うとこの道は志方町の西牧地区に繋がっているのでもう少し明らかに確認しておくべきだった)。
太い倒木があったりするが難なく越せて快適に歩く。左(西)樹間から高山とその方面が見える。そんな時道の右の倒木に隠れるようにして佇む石仏を見つけた。石の厚みは薄いが表面が『くの字』状に細工がしてあり、一番出っ張った中央に地蔵菩薩の造りだった。銘は見当たらなかった?(その後、気を付けていたが石仏は見当たらず)。18・(11:33)尾根を回り込んでも横ばいが続く。
(17)西牧峠:南から進行方向(11:26) 西牧峠先の石仏(11:30)
19・分岐(11:35)尾根右上に紅白鉄塔を見る。この鉄塔がbS18で出合ったペンキ塗りした鉄塔と思う(作業員との会話から)。ここで道が左右に分れどちらも横ばい。右(東)をとれば朝方(3)にほぼ横ばいで繋がって行くと思う近道だったがbS18『大釜池〜高山』で歩いた路と繋げたく左(北)を選んだ。小さく上り下りするが自然林なので気分良く歩ける。そしてbS18に繋がった(地図のAポイント)。
ここからの自然林は特に快適と言うか癒されると言うか林に抱かれると言うか大好きな環境が続く。やがてそんな環境から離れて行き「こんな所歩いたかな」と思いながら歩いていると紅白鉄塔が見えてきた。巡視路分岐でも有る。bS18では北小尾根からここへ出てきた所。20・128m/鉄塔〈鉄塔へは少し距離がある〉(11:50)北への道は直ぐのコルに下り池へ出る。
(A)辺りの自然林(11:42) (20)鉄塔から北の眺め(11:50)中奥王神峯
鉄塔へは「行ってこい」の可能性があったが鉄塔へ向かう。ここからも鉄塔の足越しに王神峯が見えた。鉄塔から巡視路が下っていてそれを下る。急プラ階段を下り切り、日差しが良く射し込む明るい水平自然林を歩く。右谷筋に巡視路?在り。その後、池の中道を通過して雑郷の集落を目指した。21・池横断(12:00)この辺りも二度目なので黄葉の山並みを観ながらのんびり歩く。集落の入り口の右手畔の看板には『わがまち加古川50選 雑郷の棚田』の看板が立っている(下記)。
『姫路市との市境近くで・・・山裾に沿って進むと静かな山里の入り口です。奥まで進むと・・・山里の裾に6段の棚田が有ります。耳を澄ますと水のせせらぎの音が聞こえます。・・・近くに駐車スペースがありませんおで、マナーを守りウオーキングを楽しみましよう(抜粋)。』
棚田の段差も低く6段とは言え黄葉の山に囲まれた民家は数戸で、水路も自然が生かされ(自然の土の溝)でキレイな細流が見られる。路は袋小路でこの上無い長閑な所。集落の上方の山には朝方歩いた鉄塔も見え、必ず在るであろう巡視路の入り口を山裾に見つけようと目と感を研ぎ澄まして眺めていると、赤い小さなプレートは予想の谷筋で無くその右手の山肌に在り、そこを目指した。22・(12:10)そこは墓地だった。墓地から少し上ると林道の様な幅広の東西水平巡視路に出た。西へは(19)と繋がっていると思う。
(20)鉄塔下ってからの道:南から(11:56) (21)池の中道から東の眺め(12:01)3・4鉄塔が見える
棚田の看板辺りから(12:07)3・4鉄塔が見える(左) 雑郷峠:西から(12:25)
東へ進むと次の谷筋から直登の感じで朝方の鉄塔方面へ巡視路が上がっていた。「これを上り車に戻る」是が計画だったが水平道は疎らな笹となり、道幅も狭くなったが「未知の道は何処へ・・・雑郷から山越えの破線道に繋がるだろう」これを確認したくてこの道を進んだ。予想通り破線道に合流し少し上ると峠だった。23・雑郷峠?(12:26)
破線道は良く踏み込まれていた形跡を感じつつ下って行くと水路が出てそれに沿って少し下ってその後水路から離れて破線道を下り車に戻った。1・(12:35〜12:54)今日のコースに△高山往復を加えると歩き堪えが有る計画が組めると思う。
※歩いたコース赤線は予想程度で不明確所も有る(特に(7)までと17〜19・22〜23)の間
@
2
3
4
5
6
7
8
蛇が池
18
19
20・128m
10
12
17
西牧峠
A
21
9
22
16
23
13
14
15
11