№514  安場山~総山~惣山~紅山(試し歩きPartⅢ)


やっと歩けたこのコース。

この時期だからかなかなか手強し、上り下りを繰り返し疲れた身体で紅山に立つ。


折って帰りの町界(市界)下りは柴・シダ・イバラのヤブだった。



ゆぴか♨P~高山(展望台)~中継塔(183.0m)~安場山(156.3m四等)~

総山(168.3m三等)~アンテナ山(172.0m)~惣山/小野富士(197.7m)~展望台~

引き返し~惣山(197.7m)~紅山(184.2m)~往路引き返し(一部変更あり)~ゆぴか♨P


◎所在地 : 加古川市平庄町盤・白沢と来住町との境界尾根(ほぼ)

◎地形図 : 2万5千図  『三木(みき)』

◎山行日 : 2010. 9.15 (水)  晴れ         

◎山行者 : 単独       Age=63

◎コースの見所 : ① ゆぴか♨ ②高山(展望台)から南の眺め ③中継塔から南~西の眺め

             ④惣山展望デッキから360度展望 ⑤紅山から南180度展望ほか随所展望

◎走行距離 : 往路 16.0km  往復 32.0km


自宅発(6:58)~稲美町~1・ゆぴか♨P(7:43~7:52)~2・高山(8:05)~3・(8:10)~

4・日光峠(8:15)~5・中継塔(8:25~8;30)~6・(8:35)~7・安場山(8:44)~

8・アザメ峠/あさぎり山道(8:50)~9・分岐(9:02)~10・(9:08)~入り口探し~11・(9:15)~

12・総山(9:25)~分岐(9:30)~13・アンテナ山(9:42)~14・おやつ(9:45~9:50)~

15・惣山(10:00)~16・デッキ(10:04)~引き返し~15・惣山(10:10)~17・(10:20)~

18・紅山(10:35 昼 11:13)~17・(11:20)~212段~15・惣山(11:31)~

アンテナ山~12・総山(11:55)~A・入り口(12:03)~9・分岐(12:10)~

8・アザメ峠(12:20)~6・(12:35)~5・中継塔(12:43~12:48)~3・(13:08)~

B・(13:17)~舗装路歩き~1・ゆぴか♨P(13:23~14:05)~往路~自宅(14:41)


「今度、涼しそうな日が有れば何処へ行こうか・・・」と、あちこち有る候補から選んだのは、近場で木陰の有りそうな『ゆぴか♨~紅山』だった。ある日の紅山『ゆぴか』から歩いて来たハイカーに訊いたところ「3時間掛った」と言われたのを記憶していた。試し歩きにしては少し長すぎると思いつつも向かった。小野市に入り道すがら有るぶどう直売所には、猛暑の影響だろう『ぶどう不作の為閉店』との張り紙の所もあった。

1・ゆぴか♨P(7:43)気温が上がり掛けていく中、支度を済ませて発つ。発(7:52)『スズメバチ注意』の張り紙が所々木に掛けてある。2高山・(8:05)直ぐ引き返し紅山を目指す。何時も眺めている採石場の上部を通過して行く。木陰が続くがムンムン。3・(8:10)境界はここから真南へ下っている。「復路気が向けば・・・イヤイヤ出来るだけこれを歩こう」と、思いながら通過する。


 
2)高山;南から(8:05)     トンボ:高山の先で多数棲息

ナツアカネのオスは、頭から尾の先まで真っ赤になるのに対して、オキアカネのオスは、腹部のみが赤くなる。アキアカネは平地の池で羽化し山へ避暑に行って秋に気に平地に戻って産卵する

下った薄暗いコルは日光峠の看板が掛っていた。4・日光峠(8:15)下来住と白沢地区を繋いでいたのだろう。何故『日光峠』と言う良い呼び名が付いたのか・・・。この峠を越える時、朝日夕陽がキレイに見えたからかも知れない。と、言うのは、山から帰り夕方になるとR=175(小野BP)から外れてR=18に乗ると正面に見る中継塔辺りにキレイな夕陽を見る事が多々あることから、ふとこんな事を想った。

コブを越えて「まだかなー」と思っていると舗装路に出て、これまた何時も眺めている中継塔に付いた。5・中継塔(8:25)太い桜の並木があり、御婦人二人(70歳位)が西向きのベンチに座って語っておられた。手ぶらだったので管理道で上って来られたようだった。「おはようございます。涼しい風が吹き抜けて気持ちが良いですね」境界通りに道が付いているのかと思い、フェンスに沿って進むと境界は開きはあったが草ヤブで道らしき踏み跡なし。

結局一周して元に戻って御婦人に、紅山への入り口を尋ね教えてもらった。道はベンチの下からで、案内板が有ったが理解不足だった。発(8;30)境界に乗って下っていると次のコブ(6)への上りは日当たり抜群の直登だった。くじけそうになりながらもそれを上り切る。6・(8:35)上り切ると遊歩道の様な快適な尾根道になった。次のコブ通過中「この辺りに三角点が在ったんとちがうかな・・・」何故か思い付いてラッキー。間もなく道の直ぐ右に見つかった。7・安場山(8:44)四等ながらICタグが設置されていて「こんな所にも手が回っているとは・・・」

上荘町白沢地区の南に『日光山163.4m二等』が在る
日光峠と関連が有りそうに思う

16・展望デッキ

17

15
惣山

14
休み

13・アンテナ山・172m

総山・168.3m
12

⑤・中継塔

2・高山

11

10

安場山
156.3m


アザミ7峠

18・紅山・184.2m

ゆぴか♨①

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紅山の岩盤の裾に取り付く。(10:31)岩盤からの輻射熱はそんなに感じないまま上り切る。18・紅山(10:35)貸切だったので例のごとく裸になって淡路島と明石海峡大橋も眺めながら昼食をしていると後ろで女性の声がすた。20歳代の可愛い二人連れだった。「裸ですみません」「いいえ」女性たちは、おやつを食べていた。今突如として言われ出した『やまがーる?』。間もなく福甸峠の方から御夫婦が来られた。開口一番「遠いかった―」篠山市からの方で『ふるさと兵庫100山』の本を片手に「これであちこち登っています」とのことだった。

「この間姫路の妙見山に登った」??「明神山でないですか」当たりだった。この後の道順を訊かれた。「折角だからこの岩盤を下って周回すれば・・・」と勧めたが覗き込むなり「無理!!むり!!」とのことだった。あれこれ会話して紅山を後にした。発(11:13)~17・(11:20)いよいよ『魔の階段上り』が始まる。階段を数えると212段有った。段数を数えていたせいか「魔の階段』では無かった。15・惣山(11:31)通過。往復歩きの場合はどうしても一目散退去歩きになる。

アンテナ山で一見医師風の男性に会い少し会話した。往路で見逃した△総山の標石を見落とすまいと注意しながら歩いているとそれは、曲がり角に無傷で在った(ICタグ無し)。12・総山(11:55)~舗装路に出て訊いた通り下っていると(50m?)温泉への入り口があった。A・入り口(12:03)『マムシ注意』の看板が立つ。良く踏み込まれた道を上る。9・分岐(12:10)~8・アザメ峠(12:20)わき目も振らずに通過。~6・(12:35)

5・中継塔(12:43)爽やかで心地良い北風を感じながらここで一休み。発(12:48)「(3)からどうする・・・」と考えながら歩いた。3・(13:08)境界尾根を覗くとヤブっぽい。すんなり道を歩くか・・・それともヤブを歩くか・・・境界へ入る。尾根肩までは、そこそこだったが下り勾配からシダ・イバラ・柴のヤブになった。下りだから進んだが上りで有ればギブアップだった。終盤は境界から外れ、池に出て管理道にて舗装路に出た。B・(13:17)~舗装路歩き~1・ゆぴか♨P(13:23)

温泉スタートゴールにも関わらず風呂に入らず着替えて持参の冷たい物で火照った身体を冷やし帰路に就いた。発(14:05)  ※この歩きに依り、後日、2日間フクラハギが張ったが大きな疲れは残らなかった。

紅山の岩稜:南から(10:31)

展望デッキからの眺め

紅山

高御位山

城山

(16)展望デッキ(10:04)

(15)惣山の道標(10:00)
南から

猛暑の影響を肌身に感じながら上っていると、女性(20歳代)が下って来た。挨拶の後「舗装路から温泉への入り口はどの辺りに・・・」「車から少し下った所に有る」との事だった。13・アンテナ山(9:42)ここのアンテナは地面すれすれの高さに設置されている珍しいのも有った。展望も良く、振り返ると中継塔の頭だけが見えていた。北西方向尾根先端には展望デッキが見える。横ばい少し先で休憩。14・おやつ(9:45~9:50)

緩く上り切った所が惣山だった。15・惣山(10:00)『縦走路東入り口へ1.4km(11)』『西林間広場へ0.3km(17)』『展望デッキへ0.2(16)』デッキへ向かっていると紅山の岩盤が美しく反って見えた。途中小高い岩盤コブを越える。16・デッキ(10:04)山座同は怠ったが、志方の城山の奥に在る高御位山は記憶に有る。360度展望が利く。引き返す。15・惣山(10:10)始めは緩下りだったが境界から北へ外れて谷筋の急下りには階段が続いた。下りながら「帰りはこれを上るのか・・・」気持ちが重くなった。高木雑木帯のコル谷筋に着く。17・(10:20)『惣山山頂へ0.4km』『西入り口へ0.2km』西入り口への道は、若葉と黄葉の時期は最高である。

マムシ注意

分岐先のキキョウ(9:40)    (13)アンテナ山(9:42)

入り口先:イトトンボ      アンテナ山手前枯れた?笹

(11)紅山への入り口:東から(9:15)

上り切った後は、笹が覆っていて「どうなる事か」と思ったが直ぐに開けた。9・分岐(9:02)明るい踏み跡は北の谷筋へ下っていた。境界は直進で塞がり気味の細い道。紅山への案内無し。境界の直進道を取った。道はシダと笹で塞がり気味でピークの北側を巻いていた。やがて林道(旧の峠道?)に出て下方に舗装路が見え、それに出た。10・(9:08)鎖ゲートに『立ち入り禁止』の札が掛っていた。辿って来た道が縦走路であるなら其れなりの案内板が有る筈なのに・・・縦走路でない事が分かったが紅山への入り口が分からない。

先ずは南へ下って見たが入り口なし。引き返し、峠を越えて北へ下って行く。この時点では(9)分岐から北への下りが正規の道と気が付いていなかった。山歩きから遠のいた事に依る勘の鈍りを否めない。入り口を探して下っているとそれは在った。11・(9:15)峠の地蔵さんが移設されたのか入り口と対面してお堂が建っていた。車((後で会う女性の車)が一台止まっていたが人影なし。近くにないかと帰りの入り口を探したが見当たらず、そのまま紅山へ向かった。

入り口には『マムシ注意』の看板が立っていて、笹が覆っていたが直ぐに開けた。間もなく、イトトンボが多く見られた。「こんな所にいるとは・・・」。一段上り二段目ピークの△総山は全く意識に無く見逃した事が分かる。(何もかもが散漫になっていると落ち込む)。12・総山(9:25)総山から下った所は分岐だった。分岐(9:30)道標には『東入り口へ0.3km』『縦走路東口へ0.7km(11)』『惣山山頂へ0.7km』)ここからの上りは岩盤で、少ない土壌に生えている草木は枯れ死寸前が沢山あった(既に枯れている草木も有りそうだった)。

アザメ峠の石標と花

(8)アザメ峠:南から(8:50)

←ICタグ

下ったコルは、湿地帯の様な地形で白い小さな草花が群生していた。写真に撮って直ぐがアザメ峠だった。8・アザメ峠/あさぎり山道(8:50)今日は事前情報を得ずに来ていたので、私にとっては殆どが新鮮で興味深く想像も旺盛。この峠の名前『アザメ』も謂れが知りたいと思った。下来住へは『あさぎり山道』との名が付いていた。『下キシ・白沢=旧』『下来住・白沢・都染=新』の新旧二本石標も立っていた。ここからは植林帯を感じる薄暗い上りが続く。急登には階段が付いていた。

(4)南から(8:15)    △安場山手前(8:35)    (7)安場山:西から(8:44)