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15・鈴蘭台駅
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@ヒヨドリ越駅
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bS35  菊水ルンゼ〜菊水山



カシミール地図当日(18日)DRも地図に石井ダムは入力無し(川さん)菊水山から下った所で住民に聞いたところでは、ダムは今年の3月に完成したとのことで地図の更新遅れなのかこんなものなのか知らねどダムが記されていればヤブ漕ぎもスムースに進んでいたと思う。

怖い電車に乗ってまでも行って見たい「菊水ルンゼ」。

『ダムができてルートが変わり何処から入るか探索兼ねる』これを聞いて“火に油”

『六甲山系鉈は要るまい』念の為に持参すればこれが当たって威力を発揮、

ヤブを脱出登山道で、展望よろしくおにぎりタイム。少し下ってルンゼ(岩盤谷筋)に取り付き、

八さんリードでルンゼを登る。




鵯越駅〜六甲縦走路〜菊水山取り付き休憩場〜縦走路西の谷上る〜西へ外れる〜

308m〜引き返し〜南北尾根手前からルンゼを目指す〜ヤブ漕ぎ〜菊水ルンゼ〜

菊水山(458.8m三等)〜鈴蘭台駅                           



◎所在地 : 菊水山(六甲山系)と烏原川(石井ダム)に挟まれた山塊&岩谷(ルンゼ)

◎地形図 : 2万5千図   『神戸首都(こうべしゅと)』 『エリアマップ(六甲・摩耶・有馬)』

◎山行日 : 2008. 5.18 (日)  晴れ         

◎山行者 : 兵庫山楽会と仲間 八木CL・大熊・北村・川上・安藤・大柿     Age=61

◎コースの見所 :@(7)から西180度展望 A(10)360度展望 B菊水山から大展望

            C菊水山からの下り道(自然林・ツツジ・新緑)
 
◎走行距離 : 電車  山陽&神鉄 往=別府〜鵯越 1030円 複=鈴蘭台〜別府 ?円
                 


自宅発(7:40)〜別府発(7:57)〜新開地(8:40〜9:00)〜鈴蘭台(9:10 引き返し 9:24)

〜1・鵯越(9:30)〜2・(9:33〜9:42)〜3・鈴蘭台浄水場(10:05〜10:10)〜4・(10:16)

〜5・コース分岐(10:26〜10:33)〜6・分岐/尾根越え(10:47)〜7・381m(11:00)〜

引き返し〜8・ルンゼへトラバース開始(11:05)〜ヤブ漕ぎ〜9・(11:45 休み 12:05)〜

10・(12:15 おにぎり 12:39)〜11・ルンゼ入口(12:47)〜中間点休み(12・55〜

13:04)〜12・尾根道(13:28)〜13・菊水山(13:38〜14:01)〜14・(14:36)〜

15・鈴蘭台駅(14:50 発14:06)〜新開地(15:20 発15:37)〜自宅(16:25)



「菊水ルンゼ」の“ルンゼ”初めて聞く言葉につられて参加を申し込む。8時55分に全員揃って新開地駅発丁度9時の神電に乗る。天気は良いし山の話で盛り上がる。『あれ!!鵯越駅通過してしまった』と八さん。皆顔を見合す。隣の乗客が『鈴蘭台駅まで止まらんよ』乗った電車は準急だった。鈴蘭台駅のホームから菊水山の中継塔が稜線の上の覗いていた。引き返して鵯越駅から直ぐの広場?公園?でストレッチと燃料補給を済ませて発ったがその間にもハイカーが次々と通過して行った。 2・(9:33〜9:42)

記憶に有る六甲縦走路を歩き始める。太い楠の木が広範囲に群生し、その中からウグイスや他の鳥の鳴き声が絶えることなく聞こえていた。やがて地道から舗装路に出ると水音が加わった。そこそこに季節の花を見ながら次第に上って行って「トイレあります」の看板がある「鈴蘭台浄水場」でお言葉に甘えトイレを借りる。 3・鈴蘭台浄水場(10:05〜10:10) ここからも菊水山の中継塔が見えた。

3・鈴蘭台浄水場手前(10:00)
人物左5人が山楽会のメンバー(青い服装の人は他人)右ピーク
菊水山

鈴蘭台浄水場を後に舗装路を歩く。離れていた烏原川と再接近して間もなく「石井ダム・神戸鈴蘭台方面」の道標がある。安さんが以前菊水ルンゼに行った時は石井ダムの左岸を回って行ったらしかったが今日はやり過ごして神電の高架を潜る。烏原川上流の砂防ダムの奥に本格的なダムが白く輝いていた。  4・(10:17) 橋を渡って上って行き、休み場から本縦走路を外れ西の谷を上るとのことで一先ず休憩。 5・コース分岐(10:26) 安さんから冷えたトマトを頂く。

 
(4)石井ダムを見上げる(10:17)  119ばんつうほうプレート(10:19)

尾根越え前の急斜面に設置のトラロープ
にはこのような滑り止め細工がされていたこの気配りには感心感謝だ(10:45)

本コース、私達が上る谷へと上って行くハイカーがいた。 発(10:33) 川さんによるとこれも縦走路とのことだった。余り踏み込まれていなかったが前方を大きなザックを背負ったグループが上っていた。展望は急階段の方が良いが地道で自然林の中を歩くのも悪くは無い。谷を突き詰めた辺りで西の尾根に乗る。 6・分岐/尾根越え(10:47) 現在地確認(私はお任せ)。尾根北へ上るのが縦走路、尾根越え西へのマーキングを追って入る。ビニテープと立木への赤ペンマーキングが続き快調に進み尾根肩に出た。 7・381m(11:00)

『凄い展望やなー』余裕で新品?のダムを眺める。サテ、ダムの東岸に下り付く計画だったらしく下り口を探すが見当たらず。、ここへの踏み跡(マーキングがなくなってから)はダムを眺める為だったらしい。八さんが『この手前に、指す方向が違う赤矢印二つがあったからそこがルンゼへの入口と思う』そこまで引き返すことにした。引き返していると続いていたマーキングは直ぐ右の谷へ入っていた。そしてその矢印の所に戻る。 8・(11:05) そこから横ばいでルンゼへトラバース開始。獣道程度の踏み跡だったが直ぐに直径2cm位の白ロープが張られ先へ先へと続いていた。皆疑うことなくこれがルンゼへの道案内と思い、かなり急な斜面を横へ横へと進む。

間もなく何かの観測機器かアンテナが立ったスチールボックス(15L?)が有った。そこで先頭を行く八さんが『道が無くなった』ここまでのロープはこの観測機器の点検用に設置されたもののようだった。そこは丁度谷筋の直前だった。八さんは湖面へ向かって下り始める。ダムには付き物のダム保全用の周回道路が在ると信じての決断で、私達もそれが在ると思い下った。下るにつれ笹とイバラと蔦のヤブになり念の為にと思い持参していた鉈(守り刀)を取り出す。その力を借りて在るだろう道を求めて先に下ってみたが『道は無いでー』と叫ぶと半信半疑の反応。

北へ進めば何れルンゼに着くことが分かっていたので、湖面と平行に北へ北へとヤブを分けて進む。やがてヤブから解放され、八さんと私が先行偵察しながら進んだが傾斜がきつくなり進めなくなった。登れば視界が得られる木があったので登って見ると地図にも記してある「妙号岩」がダム側ほぼ正面に見えた。 (11:36) 「妙号岩」とは、岩盤に「南無妙法蓮華経」と彫ってある岩山(岩場)を称して言う。厳密に言えば地図に記してある岩場マークで無く、その北西に小さく出っ張っている所に彫ってある。一字だけでも畳二畳くらいはあるのでは・・・。

『妙号岩が正面に見える』と言うと『それならルンゼは近い』と八さんが言う(当初からルンゼと妙号岩は向かい合っていると聞いていた)ここから尾根を上ることになった。八さんが『水分補給』傾斜の緩い所を探し休憩。 9・(11:45) 休みの間に横ばい出来ないかと下見に出たが山肌が崩れたりもしていて望みは断たれた(岩場にはイワマツが沢山生えていた)。 発(12:05) 激上りだったがヤブは軽くなった。傾斜が緩くなると大岩が集積し、それに立つとダム方面展望抜群。しばしそれを楽しんだ後『ルンゼが見えた』と八さん。そこへ着くと良く踏まれた尾根道(ダムができる前から在った道と思う)が在り、当に岩盤谷筋がみえた。 10・(12:15) ここでおにぎりタイムに入る。 


木に登っての写真(11:36)岸壁右下妙号岩盤・クライマーも居た  (10)おにぎり地点近くから(12:17)岸壁正面妙号岩

南風が吹き抜け汗は直ぐに引いた。南を見ると目と鼻の先に381m雑木尾根が丸見え、ここでも381m尾根でも気になっていたことががる。それは、かなりの数のカラスが耳障りなほどに鳴き続けていること「♪かーらーすなぜなくの からすのかってでしょ(古いな〜)」この地は古来から烏が多く住み付いていたのだろう。何故なら、下を流れる川の名前が「烏原川」であり地名も「烏原町」で「烏原谷」とやらも在ったと思う。八さんの『さーいこかー』で発つ。 発(12:39) 

よく踏まれた道を急下りして(ルンゼ難関と思う所にはロープが見えた)谷に接近した所で谷筋へ外れた(道は更に下へ続いていたが間もなく湖面に突入の運命?)。 11・ルンゼ入口(12:47) 北からの道はゴロ岩帯から来ていた。安さんはこの道から来たもののルンゼが荒れていて、今下って来た道を上って菊水山に立ったらしい。湿っぽく薄暗い谷筋を上って行く。直ぐにルンゼになり、八さんリードで上って行く。下りで見たロープ設置所が予想通り一番のお楽しみ所で、ここを登り切って休憩。 中間点休み(12・55〜13:04)
 
 
中間点休み(13・03)            ルンゼ中間点(12:55) 

私が初対面の熊さん(大熊)は八さんと長い山仲間でロッククライミングのベテランと聞く。始めから最後尾に付かれていた。中間での休みで地下足袋に履き替えられ『これは良いわ』 発(13:04) その後間もなくルンゼが終わり緩い上りになる。「展望」と書いた木札が掛かりトラロプが谷から左へ上がっていた。私達はそこから右に外れ小尾根肩に立つと絶景。先の「展望」の場所は、ここもまた大岩が集積する絶景ポイント(下写真)だった。そこから間もなく道に出た。 12・尾根道(13:28) この道は、おにぎりタイムの所とつながる道で菊水山にも繋がっていた。


(12)尾根道に出た所からの二枚・尾根肩展望所  菊水山の中継塔が覗く(13:28)

良く踏まれた道を上っていると右からの道が合流。この道は381mへの分岐点とつながっている。 (13:30) 視界は塞がったままダラ上りで菊水山に着いた。 13・菊水山(13:38) 見覚えのある石碑を見て六甲縦走をまた想い出した『ここへの長く急な階段は六甲縦走の難関の一つやったなー』。新しく建った中継塔には展望台も同設されていて鉢伏山も霞ながらも見えていた。帽子が飛ばされるくらい強い風が吹いていた。川さんから冷たいGフルーツを頂く。親子(父子)で上ってきていたお父さんに写真を撮ってもらって発った。 発(14:01) 

菊水山(14:01)
左から北・八・熊・大・川・安顔がハッキリしてないのがGOOD!!とはお決まりの文句になった

菊水山からの下りはトイレまで舗装路を歩いたが自動車が通らないので気楽に歩けた。未だ残っているのも有ったミツバツツジや公園では平戸ツツジが満開、瑞瑞しい雑木の若葉からはウグイス・ヒヨドリ・ホオジロの鳴き声が響く。トイレ先からは快適地道を歩く。間もなく細流が現れ、時には滑ら滝・時には峡谷の様相・時には夫婦滝とミニチュアながらなかなか趣のある姿を見せてくれた。出来立ての砂防ダムを見ると民家が見えて下り切る。 14・(14:36)

後は民家の間を抜けて思い出の鈴蘭台駅に着いた。 15・鈴蘭台駅(14:50) 安さんが『朝から目を付けていた』と言う金券ショップで切符を買って(格安)電車を待った。電車内で安さんから外国産の煎餅?を頂き皆が食べたが子供が親からおやつを貰って食べているかのように思った。怖かった電車利用の山行きも無事?に自宅に帰り付いた。


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13・菊水山