青線は妻の歩き

11・
藤ノ木山
269.1m

10

4・利保・146.4m
374   利保〜藤ノ木山



春日城跡に行った帰り、ふと立ち寄った自然公園(藤ノ木山)。

ついでに歩いた遊歩道は尾根に延びてて展望良好。

在ったよここにも町境界、そんな事もありまして、今日は出直し境界歩き。



藤ノ木山自然公園〜R=81〜町境界南進〜利保(146.3m四等)〜遊歩道〜

藤ノ木山(269.2m四等)〜町境界南進〜172m〜R=373。



◎所在地 : 姫路市山田町南山田・牧野と豊富町神谷(こうだに)地区to
                    加西市西剣坂・中山町・大柳町の町境界尾根

◎地形図 : 2万5千図 『笠原(かさはら)』  

◎山行日 : 2006. 4. 8 (土)  曇り(もの凄い黄砂)       

◎山行条件 : 歩き/妻      Age=59

◎コースの見所 : @藤ノ木山自然公園   A藤ノ木山から360度展望

             B(12)地点手前から眺める大柳町(谷間)の風情は一見の価値あり

◎走行距離 : 往路 @28.7km  A 33.6km  往復 63.7km



自宅発(7:50)〜明姫ロード〜R=43(高砂・北条線)〜細工所交左折〜R=515〜

小原交右折〜R=372(国道)〜峠引き返し(道間違い)〜小原交右折〜R=372(県道)〜

大柳地区〜R=373〜千切池西詰め(8:49)〜1・自転車デポ(8:55)〜引き返し〜

R=373北進〜剣坂交左折〜R=81〜2・藤ノ木山自然公園(9:00〜9:24)〜

3・(9:31)〜4・利保(9:47〜9:55)〜5・遊歩道(10:00)〜6・(10:06)〜

7・(10:10〜10:21)〜8・分岐(10:23)〜9・分岐(10:33)〜

10・第二展望所(10:37)〜11・藤ノ木山(10:40 おやつ〜11:00)〜

12・(11:10〜11:15)〜13・(11:25 発11:29)〜14・(11:40)〜

15・(11:50〜11:56)〜16・(12:05)〜17・(12:09)〜1・(12:13)〜

妻と別れる(12:25)〜自転車で走る〜2・藤ノ木山自然公園(12:40〜12:47)〜

妻と合流(12:53)〜古法華自然公園(13:00 おにぎり〜14:32)〜R=81〜R=43〜

高砂市〜明姫ロード〜自宅(15:15)



妻の坐骨神経痛が良くなったので、山歩きがどの程度出来るか・・・歩いた後の足腰の状態はどうなのかを見極めること。また、公園には少なからず桜の木が植わっていたので、桜の花を観る楽しみと境界歩きを兼ねてこのコースを設定した。家を発って、明姫ロードを走りながら眺めた山並みは凄く霞んでいて『今日は異常に視界が悪いなー』と思いながら走った。

R=372(国道)は何十年も前に一度走った記憶があるだけで、状況は全く記憶には残っていなかった。そんなこともあって、自転車デポ地へはストレートに行けなかった。藤ノ木山から町境界がR=373に合流する地点の笹ヤブに自転車をデポ(隠して)して藤ノ木山自然公園へ向かった。1・自転車デポ(8:55)

引き返していると、今年の2月26日に「やまあそ」が上った、超尖がり山の「夕陽ヶ山227.6m」が正面上空にに突き出ていた。『それにしても今日は視程が悪すぎる』と思いながら藤ノ木山自然公園に着いた。 2・(9:00) 桜は満開までもう少し時間が要るようだった。支度を済ませて発とうとしている時、50歳位の婦人が『山の登りですか・・・』と話しかけてこられて、コースの事やら近隣の事を教えてくださった。 発(9:24)


藤ノ木山自然公園駐車場:池の方から妻は右(センター側)から上って第一展望台を経て
藤ノ木山へ上った。私はR=81から境界をたどってB地点で第一展望台からの尾根に合流した。

私は引き返して町境界がR=81を横断する所に向かった。 3・(9:31) 道から界が通る尾根を見ると杉の倒木と笹ヤブだった。畑を横断してそのヤブに入って行くと、間もなく孟宗竹林になった。緩く上ると、竹林から自然林に変わる境は幅広く刈り払いされて電撃の柵が張られていた。そこから中上りで上り切ると右(北)から踏み跡が上がって来ていて北側山肌は刈り払いされていた。南山肌は自然林が残っていてミツバツツジが点々と咲いていた。一段上り切る。

石標を探したが見当たらなかった?? (9:44) まさか、コース間違い・・・そんな事も思いながら、もう一段上ると自然石に囲まれた石標が立っていた。 4・利保(9:47)妻は今、どの辺りかと連絡を取ると『第一展望台を通過した』と返ってきた。発(9:55)左ツツジ咲く自然林、右桧林。樹間から妻が歩いた尾根が急斜面の上に横たわっていた。

下りに入って間もなくコル手前で遊歩道に出た(前回(8)から上って公園広場に下る)。 5・遊歩道(10:00) 遊歩道を歩いて進む、ここに来て『この視程の悪さは間違いなく黄砂の仕業と分かった』尾根から右に外れて、再び尾根に上り返す時、界尾根から外れた事に気が付いた・・・引き返して界を上り直す・・・それは出来なかった。そのまま界尾根に上り返した。 6・(10:06) 


(4)利保:北から         (6)から(7)へ向かう横ばい尾根

しばらく横ばいが続く、遠くに霞んで見える尖がり山は「笠松山」。第一展望台が目視で確認できた。短く上って頂に立った。 7・(10:10) 360度展望。強い風が吹いていたにも関わらず黄砂は衰えることなく漂い、南の谷には数多くの山桜が咲いていたがそれさえも煙って見えた。妻と連絡を取ると『展望台を通過して三角点(藤ノ木山のこと)に着いた。おやつを食べながら待っている』との事だった。予想以上に早く着いていた。私はそこまで行くのに30分位かかる事を言って発った。 発(10:21)

コルへはステンレスの太い鎖がポールに支えられて張ってある。コル手前で先ほどのピークのトラバース道が (6) 下に向かって付いていて、コル(8)は直ぐ下に見えていた。 8・分岐(10:23) 第一展望台0.8km20分 三角点0.7km20分 東の山(7)0.1km3分 芝生広場0.6km5分(東の山経由) 芝生広場0.5km5分(北の谷へ下る) の道標が立っていた。そこから急登が始まって、中程から岩盤上りで、ここにも鎖が張ってあった。 9・分岐(10:33)   


(8)からの眺め最高点は2番その後藤ノ木山

尾根に乗ると、西側の谷に大きなダム湖(明神池?)が目に入ってビックリした。私の地図には「神谷池」は載っているが小さな池だったので目を疑った。池が改修されて大きな湖になっていた(道路地図を見ると載っていた)。遊歩道を歩いて第二展望台へはジグザグ短急登 10・第二展望台(10:37) 道の直ぐ左に建っていたが寄らずに藤ノ木山(三角点)に向かった。 11・藤ノ木山(10:40 妻は10:10着)


藤ノ木山(三角点):東から     藤ノ木山(三角点)から見る明神池?

杉丸太で三本柱の方位櫓?が立っていた。多くの人が絶えず立っているのだろう草一本生えていなかった。明石海峡大橋37.0km 書写山円教寺・姫路城??km 法華山一乗寺??km黄砂のせいで近場しか見えなかった。進む尾根を見ると明るい道が付いていた。その上方奥にR=373に下る尾根が霞んでいたが何とか見えていた。尾根に見えた道に繋がる道は何処から??ここまでそれらしき分岐は無かったと思うが・・・もう一度引き返して見たが分岐は無かった。私もおやつを食べて発つ。 発(11:00) 

現地から微かに道らしきものが在ったのでそれを下ると直ぐ草で塞がりかけた水平道に出た。この道は藤ノ木山直下で見ていた北側トラバース道(消えかけている)だった。尾根道に乗ると、横ばいで難なく進めた。初めの小さなコブを通過した所から左下を見ると、田圃が尾根と尾根の間に細長く入り込んで土の色と若草の黄緑が縞模様を作っていた。殆ど段差が無く、「春のジュウタン」を敷き詰めたかの様で、何とも長閑な風情を感じ、日本の原風景の一つを見る思いだった。写真に撮ったが霞んでいてお見せできないのが残念。

道は続いていて、尾根から外れる界分岐をウッカリ通過してしまう所だったが気が付いて分岐の確認に入る。尾根左のヤブを切り開いて視界を得ると、幸運にもピッタリ分岐点に居た。12・(11:10 発11:15) 尾根道は何処へ続いているのだろう・・・。この後辿る尾根を確認して少し下ると、塞がり始めていたが道が出た。混生林に入ると視界が塞がり、ほぼ下り切ると右の谷が孟宗竹林になり分岐に着いた。 13・(11:25) 道は右(南西)の尾根の方が明るく思案したが左を選んで進んだ。 発(11:29) 

 
倒木の山桜の木に咲いた花   (13)近くで見たソヨゴの木のコブはイノシシが
                     擦って艶が出ていた。何かに似ている・・・
                     コブの大きさ=直径25cm


どっこい!!こんな姿になっても元気です木の太さ=直径10cm

心地よい高木雑木帯を進む、左右きつい傾斜も尾根は開けていて、順調に進めた。 14・(11:40) 平らなピークも踏み跡が思い通りの方向に付いていた。南東尾根に入らないよう注意しながら進んだ。 172m(11:47) 開きは続いた。 15・(11:50) ここでコース取りに時間がかかったが、後で地図を見ると大して悩む程の地形で無かった。 発(11:56) 左が今日初めての植林(桧林)になり視界が塞がる。緩く下って上り返しからヤブっぽくなって上り切る。 16・(12:05) 

南西尾根に刈り払いされた道が下っていた。ここは迷うことなく東寄りに下った。傾斜が緩むと桧の幼木に実生の幼松が密生してその枝が絡み合って通過するのに難儀した。 17・(12:09) 肩からの下りに入ると何故か道が出て楽に下り切った。 1・(12:13) おにぎりを食べたかったが古法華へ行って食べる事にし、自転車を回収して妻と別れ、車へ向かった。峠を越えてから次第に風を受け始め、R=81に乗ってからは強い向かい風の中、車に着いた。

妻と合流し、古法華の谷に入って、初めの笠松山登山道を中程まで上って、緩んだ所で谷向こうの一枚岩の山並みを見ながらおにぎりを食べた。大きな駐車場辺りから多くの人が入っていて、ハイカーも数組見た。お寺の周りにはより多くの人が桜を観に来ていた。黄砂はマダマダ収まっていなかった。お蔭様で妻の坐骨神経痛は、ほぼ快復したようである。


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