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6・298.1m
372   高山 



「近場のヤブ山」高山へ、今日はお供のマイカー登山。

大谷池からヤブは開かれ直急登を上り切る。汗を拭きふき早くも休み。

ちらほら咲きのツツジを見ながら、も一つ上れば大岩稜で今日一番の絶景ポイント。

ここで二度目の大休み、東の尾根奥法華山。

南は知られる高御位山。噂に聞いたヤブは何処へ・・・。




飾東町唐端新の東〜R=65最寄の池(大谷池)から町境界北進〜

高山(298.1m三等)〜鍋の底(境界の形)から尾根南進〜251m〜

1本目送電線下通過〜尾根西進〜2本目送電線下通過〜R=65。




◎所在地 : 姫路市飾東町唐端新の東:飾東町清住の南市境界尾根他

◎地形図 : 2万5千図 『加古川(かこがわ)』  『笠原(かさはら)』

◎山行日 : 2006. 3.26 (日)  曇り     

◎山行条件 : マイカー登山/C・L:八木・生田・北村・森・安藤・大柿    Age=59

◎コースの見所 : @ (3)地点の岩稜と展望
                   (ツツジが咲く時期だとツツジロードになる。
                                   運が良ければ春蘭に出会える
◎走行距離 : 往路 ?km  往復 66.0km



※山行データ記録(ボイスレコーダー)誤消去により正確なデーター無し、写真のデーターを参考に記した。

自宅発(8:00)〜生田宅(8:20)〜明石西I/C〜姫路B/P播但道花田I/C〜

R=65東進〜1・S/G(9:00 発9:15)〜R=65東進(徒歩)〜2・(9:25)〜

3・(9:55 休み 発10:00)〜4・(10:20)〜5・コル(10:59)〜

6・高山(11:15 おにぎり 発12:30)〜7・界から外れる(?)〜

8・251m(12:30 休み 発12:35)〜9・鉄塔(?)〜10・(13:25)〜

R=65西進(徒歩)〜1・S/G(13:47 発14:00)〜R=65東進〜皿池交右折〜

加古川西L/P〜加古川B/P〜明石西I/C〜生田宅〜自宅(15:00)



今日はマイカー登山に参加しての山行。近場なので凄く気楽な気分だったが「イバラのヤブ山なので破れても良い服装で、それなりの覚悟で参加するように」との事だった。私は『ヤブなら望むところ』の意気込みで自宅を発った。生田さん宅経由で待ち合わせ場所へ向かって走っていたが車中での会話に気をとられて降りる予定だった高砂北LPを通過してしまった。(計画はR=2を走って御着交を右折してR=396からR=65に乗る)仕方無く、播但道に乗って花田ICで降りて道を探しながらR=65に乗り、集合場所に着いた。

辺りを探したがメンバーは見当たらず、携帯電話で問い合わすと『もう少し先に居る』とのことで、車を走らせた。 1・S/G(9:00) 丁度、R=65から町境界が桶居山東のコルに上がる所で、川向こうの造成地に架かる橋だった。駐車しても迷惑が掛からない様に車を止めた。南の山並みを見ると桶居山が見えたが山火事が起きて山肌は丸裸になっていた。 発(9:15) R=65を東へ歩く、菜の花・梅・タンポポなど田畑に咲く花や山並みを見ながら歩いて登山口に着いた。 2・(9:25) 


5=高山への上りR=65から大谷池(前方の堤)へ向かって入って行く左から北村・安藤・森・生田八木さんは隠れて見えない

八木さんが、民家のご婦人に登山口を尋ねていた。先ずは、正面に美しくも怖い位に尖がっているピークを目指すようだ。池の堤下に着くと看板が立っていて、「この奥に自衛隊の射撃場があります。射撃中は、大変危険ですので立ち入りしないで下さい。・・・」 と書かれ、今月の射撃予定の表も貼られ、それによると土日を除いて0700〜1700となっていた。堤に上がると、いきなり前峰がそそり立って、直登の道が付いているのが見えた。川上さんが言っていた道はこのことだろう。池の左端に付いた道で池を回り込んで上り始めた。

地肌の急登を少し上ると、トラロープが張られていたが何の細工(結び目)もされてなく(張った人への苦情では無い)持っても滑る滑る、道の左右、何処を見てもシダに小柴、サルトリイバラが生えていて「これが噂に聞いていたヤブか」と、ワイワイ言いながら上り切ったが道が付いていない時に八木さん達はこの山肌を上ったと言うから悪戦苦闘のほどが知れた。振り返ると足元に射撃場が丸見えで、その奥に桶居山から高御位山も見えた。早くも1回目の休みに入った(安藤さんから冷たいコンニャクゼリーを頂く)。傾斜が緩んで2度目の上りに入ると間もなく今度は岩盤になって来た。所々にミツバツツジが咲いていたが未だ殆どが蕾だった。

 
2番から3番の眺め                3番から桶居山方面の眺め

上り切った所は大岩盤大岩稜。東面が切れ落ちた馬の背と言うかカバの背と言うか・・・。今日最高のビューポイントと言う事で大休みに入った。 3・(9:55) 東には、なるい頂の高山が在って、そこへの手前コル奥に法華山と笠松山がダブり気味で見えた。汗もひいたところで腰を上げた。 発(10:00) 岩山に低木の松が生える尾根を上り切る。 4・(10:20) 道は西へ下っていた。上る時に見た、ここから直ぐ西のコブから大谷池への谷に下っていた道につながるか、それとも何時か八木さん達が辿ったと言う西への尾根へ向かっているのか・・・それの確認はしなかった。


(3)を発って間もなく(3)を振り返る     前から:八木・安藤・生田・森・北村さん

生田さんは早々と高山方面の尾根に入って下見をし、「こっちやぞー」と皆を呼んだ。初めは柴ヤブっぽかったが横ばい尾根に直ぐ開きが出た。誰かが切り開きをしていて、そこそこ歩かれているようだった。それでも私が鉈、八木さんが厚手の鎌、生田さんは普通の鎌で夫々が切り開きながら進んで尾根肩に着いた。目高より少し高みに居座る高山へは急下りをしなくてはならなかった。

少し下って、短い横ばいの後の急下りから開きが無くなって、腰の丈のシダヤブ、イバラは勿論いきなり大きな露岩が出たりしてコースを見極め、皆で切り開きながら下った。縦走した人は、ここも歩いている筈なのに切り開かれていなかった。それとも開いた後塞がったのか・・・。コルに近づくと開きが出て、切られた柴枝も目に付いた。5・コル(10:59)しばらく横ばいが続いた。振り返ると (3) 地点の岩稜が目を惹いた。

開きが在るも油断をしているとイバラに引っ掛かって痛い目に遭うので、気を付けながら上り返しに掛かった。1段目を上った所で振り返ると (3)〜(4) への岩稜に緑の松が美しかった。西はセントラルパークの観覧車も見えていたと思う。視界が塞がって雑木帯を上り切る。 6・高山(11:15) 展望なし。ここで昼食に入った。おにぎり、ラーメン、パン、弁当と、好みの食事を摂る。そんな時、進行方向から同年代と想う男性が35mm一眼レフカメラを胸の前にぶら下げて上がって来られた。

私は、地図を広げて登山口を尋ねると『南を走るR=65から巡視路で上り始めたが巡視路は途中で無くなってヤブを分けて上がって来た』と言われた。引き返すのも大変だし・・・。そこで、私たちが辿って来た道と状況を伝えると、その方向へ進まれた。生田さんが何処かの山に行っている神尾さんに連絡を取るが電波状況が悪く話しが通じないようであった。


展望なき高山:東から 右から八木・生田・安藤さん安藤さんの左に森さん北村さんは左のヤブで見えない

     
「春蘭の実」との事で初めて見た     生田さんが初めに見つけた春蘭の花

『時間に余裕があるのでゆっくりしょう』と、リーダーの八木さん。下りのコースを考える。東の破線谷まで行くと帰えりの舗装路歩きが長くなるので先ほど上がって来られた人の逆コースで下る事にして高山を発った。 発(12:30) 雑木帯をゆるーく下って行く、南に折れる所にはマーキングもあったが八木さんのリードで通過した。雑木帯が続いて視界は塞がるも方向が東を向いてからは、南から西が全開して、高山からの南西尾根が長く延びて麓に池が見えた。北の谷も樹間から池が見えていた。

やがて尾根肩に出て前方が開け、界の続き尾根にピークが連なっていた。ここから界を外れた。 7・界から外れる(?) 再び雑木帯に入ったが踏み跡があって難なく進めた。先のコブを越えて少し上り、視界が開けた横ばいピークで休む。 8・251m(12:30) 高御位山も後姿は特徴の無い山だった。 発(12:35) あちこちに巡視路が見え、低松、コシダの中を下ってコルに着くと巡視路が横断していた。辿る尾根にも明るい巡視路が付いていた。 9・鉄塔(?) ここから南の谷へ巡視路が下っていたが私たちは西の尾根に付いた巡視路を辿った。視界は塞がり上り下りを繰り返すがなかなか快適な山歩きが出来た。最後の下りで前方が開けて岩山肌を下ってR=65に出た。 10・(13:25) 

先ずビックリしたのは道端のゴミの多さだった。例を見ない程の多さに『何で・・・』と思うばかりだった。道の左を流れる川の名前は「思出川」ホタルも棲んでいるらしいがこの川にも沢山のゴミが投げ入れられていた。R=65をてくてく歩いて車に向かった。


(2)近くに戻って来た所田圃一面に「蕎麦」の花・・・。でなくて「ぺんぺん草」

八木さん、楽しい山歩きをありがとうございました。皆さん、又何時かお会いしましょう。

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