13・空木城跡

10・11・316m・神坐
364   伊勢山〜空木城跡〜大堤峠


天気予報は不安定。近場の虫食いあちこち在る中、決めた所は「伊勢山山塊」。

展望広場へ向かう頃に降って来ました“白い物”、一時はリタイヤ視野に入れ、

歩いている内雪止んで、見上げた空は晴れわたる。

岩頭越えて城跡で、おにぎり食べている時に、怖い程の突風行交う。




伊勢小学校〜自然歩道(小学校東破線)〜尾根〜北進〜215m〜遊歩道〜展望広場〜

こもれびの森〜伊勢山へ向かう〜西尾根コース〜伊勢山(353m)〜

空木(うとろぎ)城跡〜町境界北進〜大堤(おおづつみ)峠。



◎所在地 : 姫路市林田町上伊勢地区の東から北東尾根

◎地形図 : 2万5千図    『安志(あんじ)』  『龍野(たつの)』
                 『姫路北部(ひめじほくぶ)』 『前之庄(まえのしょう)』

◎山行日 : 2005.12.17(土) 曇り一時大雪&強風  
 
◎参 考 : @’01.2.12(bP94)    A’02.1.27(bQ22)
                             
◎山行条件 : 歩き/妻      Age=58

◎コースの見所 : @伊勢山(316m)の大岩頭と「神座の窟(しんざのいわや)」 

             A空木城跡 

◎走行距離 : 往路 ?km  復路 56.7km



自宅発(7:53)〜姫路B・P〜姫路西L・P〜R=417〜R=411〜R=519〜

1・大堤峠(8:56)〜R=413〜2・伊勢小学校(9:05 発9:27)〜3・(9:56)〜

4・215m(10:05)〜5・(10:24)〜遊歩道〜6・(10:28)〜7・展望広場(10:44)〜

8・分岐(11:06)〜9・分岐(11:15 おやつ 発11:10)〜10・316m(11:46)〜

11・(11:50 発11:54)〜12・(12:10)〜13・空木城跡(12:15 おにぎり 

発12:43)〜14・(13:10)〜1・大堤峠(13:20)〜自転車で走る(3.7km)〜

2・伊勢小学校(13:33)〜妻合流(13:38)〜太子町の井上宅菜園経由自宅(15:40)



今日の天気予報は不安定(特に県北部)と言うことで「近場で短距離」これに打って付けの所がこのコース。スタートは伊勢小学校で、山陽自然歩道が歩き始めとなる。同じ山名が並んで付いている珍しい山「伊勢山(316m)」から北への町境界を歩き、空木城跡を見て大堤峠に下る事にした。R=411は刀出地区に私の姉が嫁いでいる関係で何度か走っているのでスイスイ走れたがR=519に乗るのは慎重だった。

サテ、大堤峠は・・・そこへ着くにも一息掛かった。峠を越えて少し下った所に自転車をデポートして登山口の伊勢小学校へ向かった。 1・大堤峠(8:56) 峠から下って、R=413を走っていると左に「伊勢岩屋の森」の絵看板が立っていて『ここからも伊勢山へ上れるのか・・・』と思いながらやり過ごして、伊勢小学校に着いた。 2・伊勢小学校(9:05) 車は体育館の横の鹿網ゲート前に止めさせて貰って支度をした。気温は低かったが天気は良くて気持ちよく発てた。 発(9:27) 

ゲート先に、山陽自然歩道の看板だったらしい物を見、左に大きな池を見てしっかりした道を上って行く。途中でそれを知らなければ読めないぐらい朽ちた山陽自然歩道のポールが立っていた。緩い上りで、大体自然林と言った山容だった。今度はハッキリ読める山陽自然歩道のポールが立っていて、その後中上りで尾根に出た。ここが峰相山からの縦走コースと思っていたがその道が無く、とまどったが道なりに上って行くと峰相山からの道に合流した。 3・(9:56) 初めに着いた尾根は、本来の道がシダで被さってしまって新たに付けられた道のように思った。

 (3)地点の道標
峰相山 1.3km  上伊勢 0.9km  山陽自然歩道 峰相山方面から来て
ここから上伊勢に下って的場山へと続く

’01.2.12にはこんなに立派な道標は無かった。そこから下ったコルからも緑台へ下る踏み跡が付いていたから、多くの人が踏み込んでいるようだった。コルからの上りは真砂土の地肌に背丈の低い松が生えて左右が開ける。その先、一枚岩を上り切ると前回はシダ藪だったがしっかりと踏み込まれた道になっていて難なく上り切れた。 4・215m(10:05) 右下にグランド跡や緑台団地を見ながら進む。短いが快適は尾根歩きの後上り返す。ここは山火事に遭って痛々しい山容だったがほぼ元通りに戻っていた。 5・(10:24)

ここからは遊歩道が付いていて、しかも高木落葉樹帯になる。 6・(10:28) 冷たい風が吹いて、気が付くと空は曇って雨が降りそうだった。そんな時、雨で無く雪が降り始め、次第に激しくなり遂には山歩きが出来ない位の降り方になった。「緑台に下りて(3)地点に引き返す」事も考えながら進み、展望広場へ向かったが見える筈の東屋が見えなく???。そんな時、1人の女性(30歳位)が向かってこられた。『岩登りでもされるのですか・・・』『山歩きです』山歩きにしては派手なモトパンにヘルメットを被っていたからだろう。その人は緑台に下って帰られるようだった。 7・展望広場(10:44)


柱と屋根が倒壊してしまった展望広場の東屋

東屋は一昨年の台風被害で台を残して倒壊したのだろう崩れた部材は近くにブルーシートに包まれたり台の下に収納されていた。 大雪で緑台でさえ良く見えない状況でおやつも食べられず、引き返して先へ進んだ。伊勢山も雪で霞んでしまってよく見えなかった。ヤマザクラ広場へ下るコルの所に上伊勢から道が上がってきていたが「危険な所あり・・・」との案内がしてあった。

前回はここから道無き尾根通しで伊勢山へ上ったが今ではそこへの道が付いていた。今日は一端谷へ下って未知の南谷筋から上る事にしていたのでヤマザクラ広場の方へ下った。途中太いクヌギの木が数本倒れていたが道を塞ぐ木は処分され、難なく通過して分岐に着くと、ここにも分りやすい道標が立っていた。 8・分岐(11:06)枯れ谷に沿って上って行き、マーキングで右の谷へ導かれる。太い杉林の中で雪を避けておやつタイム。 9・分岐(11:15) そこには「西尾根コースと東沢コース」の金属の手製案内板が杉に付けてあった。

多分西の谷も旧峠道だったと記憶するが・・・いつの間にか雪は止んで、見上げると青空が広がり「安心して山歩きが出来る」と思った。 発(11:10) 急登と緩みを繰り返して上っていると後方が全開した。西に書写山等が見え、辿ってきた尾根に続いて、とんがり山方面もスッキリと見えた。南には瀬戸内海が白く光っていた。一息ついて上り切る。 10・316m(11:46) そこに設置された行政の「シバ群落」の説明看板など見ている内に妻は先へ進み (11) に立っていた。

 (11)地点に立つ妻(赤)と姫路市内からの
    登山者(男2人) 発(2:43)

私も (11) に立つ。11・(11:50 発11:54)市内の2人は緑台から東尾根の町境界に乗って辿って来たとのことだった。岩頭は雪雲も去って晴れ渡り大展望がきいて、明神山や七種薬師辺りも良く見えたが、強い風で長居は出来ず「空木城跡」を遠望して先へ進む。岩頭の下へ回り込んで「神座の窪(いわや)」を覗き、トラロープが張られた急斜面を下る。ここからは初めてのコースで楽しみだった。下り切ると行政の道標が立っていて「入り口広場0.75km」「空木城跡0.5km」「神座の窪0.1km」となっていた。

展望広場で出会った女性が言っていた『整備されて道が出来ている』とはこの事だった、それにしても「入り口広場」とは・・・。R=413を走っていて見た「伊勢岩屋の森」の看板から入るとこの広場に着くのだろう(岩頭から見た麓の東屋がそれと思う)。そんな訳で遊歩道になってしまった尾根を行く、振り返ると岩頭が飛び出ていた。界から外れる城跡への分岐 12・(12:10) (この時点で町境界から西に外れることを忘れていた)緩く下ると、ここにも道標が立っていて「入り口広場」へも下れた。東に大きな彫り切りを見て、他に何か新発見が無いかと主郭の東へ回り込んで上ったがこれと言って感じる物は無かった。 13・空木城跡(12:15) 

 (13)空木城跡の主郭 東から

行政と「姫路歴史山の会」の案内板があって、それを読んだりして、おにぎりを食べるに相応しい場所を探すが強い風を避ける所が無く『どうせ先端から下るのだから』と思い10m位下った所の郭の平地で風を避けて食べた。この方面からも「入り口広場」へ下る道が付いていた。そんな時、東から怖い位の物凄く強い突風が吹いて来て思わず身構えた。しばらくすると今度は西から同程度の突風が吹いて来た。太い高木雑木も弓としなった。これだけ強い風がほとんど時差無く左右交互に吹いた記憶は無く、何らかの「霊の力では」とさえ思った。

おにぎりを食べ終えて下る方向を確認する。どうしても自分の思いとコンパスが指す方向が合わず??。下ろうと思う方向の樹間からは、見える筈の無い集落と神社??地図を見直すと城跡は町境界から外れていた。これで全ては解決した。 (12) 地点まで引き返す事になる。 発(12:43) 町境界に戻って、界の短い支尾根に入り下り始めるが柴ヤブっぽく、マーキングも展望も無し、コンパスが指す方向に下ると間もなく、左が桧林との植界になってヤブも開けた。また、コンクリートの界標が出て踏み跡?も出た。

コルから上り返したピークは、北東へ誘い込まれ易い所だったが難なく北への方向決めが出来た。 14・(13:10) 左右共に桧林の尾根を下って、最後は道の法面が高いのが分っていたので方向を西に振って下り、思惑通り自転車デポ地に下れた。短くとも、やはり未知のコースは“楽しい” 1・大堤峠(13:20) 

 
R=413から見上げる
「伊勢の岩屋右」と「空木城跡左」

峠で妻と別れてペタリング、空は晴れ上がってはいたが風が残っていた。それでも、ほぼ下り勾配の道だったので楽々走れた。間もなく左上に「伊勢の岩屋」と「空木城跡」が突き出ていた。車に戻り直ぐ折り返して妻と合流し、山友の井上さんの菜園へ行き、勝手(事前に了解を得ていた)に大根と白菜を頂いて帰路に就いた。


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272m→

12

@

7・展望台

2・伊勢小学校

4・215m