340 岩間〜塩津峠〜室山

府県界ここを歩けば一区切り、歩いてしまえとやって来た。
上り始めて直ぐに汗、早くも一つ目「岩間」に着いた。現地確認先へ進めば
福知・市島樹間から見える。おやつを食べて着いた点名「塩津峠」は天から干。
滑り降りた175から上った尾根でおにぎり食べて、鉄塔下ごとワラビ採り。
次第にザックが重くなり、もう採れないよ二度目の「室山」。
市島町下竹田と福知山市笹場(篠場)武田川北岸府県界北上〜岩間(171.3m三等)〜
界西進〜塩津峠(148.1m四等)〜R175〜212m〜223m〜
室山(313.1m二等)〜水西への尾根を下る
◎所在地 : 丹波市市島町下竹田(R=175北)を取り巻く府県境界
◎地形図 : 2万5千図
『福知山東部』 『市島(いちじま)』
◎山行日 : 2005.4.30 (土) 晴れ
◎山行条件 : 歩き/妻 Age=58
◎コースの見所 : これは・・・ここは・・・と思うところは特に無し。
こんな山歩きは初めてだったがワラビが沢山採れた。
◎走行距離 : 往路 @ 78.6km A81km 往復 169.3km
自宅発(7:30)〜R=175〜市島町下竹田1・自転車デポ(9:10)〜2・S(9:26 発9:46)〜
3・(10:05)〜4・岩間171.3m三等(10:12 発10:24)〜5・(10:35)〜6・峠(10:43)〜
7・鉱石(10:52)〜8・(11:08 おやつ 発11:20)〜9・塩津峠148.1m四等(11:30
発11:35)〜10・R=175(11:53 発11:57)〜11・尾根(12:01 おにぎり 発12:24)〜
12・(12:35)〜13・(13:08)〜14・鉄塔(13:23 ワラビ・おやつ 発13:52)〜
15・鉄塔(13:56 ワラビ 発14:00)〜16・鉄塔(14:20 ワラビ 発14:37)〜
17・室山313.1m二等(14:40 発14:45)〜18・鉄塔(14:50)〜19・(14:59)〜
20・(15:17)〜1・自転車(15:30)〜2・S/車(15:41)〜1・(15:54)〜
岩倉公民館(16:00 発16:23)〜往路〜市島町白毫寺(16:39 “九尺ふじ”他 発17:46)
〜往路〜自宅(19:48)
初めて親不知に上った時(’99.5.30)は、未だ「府県界を歩きたい」とか「歩こう」とは思いもしていなかった。今日の府県界を歩くと、やっと遠坂峠から竹田川までの府県界を歩き終える事になる。だから、こっちに向かって走るのも飽いてきたがここ一番思い切って歩く事にした。氷上町に入ると加古川河川敷に咲く黄色のカラシナ?の花がとてもきれいだった。春日ICでは氷上ICまで開通を間近にして準備がなされていた。市島町に入って、自転車デポ地点は前回行き過ぎて引き返しのためUーターンした所だったので難なく着いた。
1・自転車デポ(9:10)
バイパスを走っていたので、登山口となる府県界への道を心配していたが上手く行けた。川沿いの緩い峠を越えると「市島町」との標識が立っていて府県界を確認できた。道幅が一車線で、近くに車を止める所が無く手前に在った道の膨らみに止めた。
2・S(9:26 発9:46) 府県界より少し手前鞍部から入ると昔の峠道かと思う道が在ってそれを歩いて見ると山中を引き返すかたちになった。桧林の谷左下に車が見えてから古道?を外れ上り始めた。
間もなく桧林から潅木帯で藪っぽくなったが上り切る。
3・(10:05) 界杭と共に「タルイ」と書いた白塗りの木杭も出た。左桧林は下竹田樽井地区の持ち山と思う。植界は完全に開け、上り切るとはやくも
4・岩間171.3m三等(10:12) 展望なし、汗びっしょりで現在地確認。
ここが府県界(市島町の標識)道の奥にP △岩間 南から
発(10:24) 界は開き有り難なく歩けた。少し先で向きが西から北へ向く所から南西尾根に切り開きあり自転車を置いた方面が見えた。下ったコルから左右雑木帯に変わって上り切る。
5・(10:35) 左右共に樹間から集落が見えた。下りかけると幾つか先のピークと切り崩され赤茶けた山肌は塩津峠辺りか?が見えた。下ったコルは古峠だった。市島側の方がハッキリ残っていて、福知側には跡が無かったが少し下って見ると林道が上がって来ていた。
6・峠(10:43) 雑木林の中に開は続いて、立ったピークは見るからに複雑な地形でアヤシイ!!探索に入ると鉱石を採り出した跡があちこちにあった。
7・(10:52)
下って横ばいは美しい雑木林で次のピークは丘ピーク。少し下った所で福知山市街の大きな工場や界下破線に在る池も見え、上りたくなるピークや稜線を見ながらおやつを食べた。
8・(11:08 おやつ 発11:20) 横ばいヨコバイと進んでいると前が明るくなって、周りが切り開かれ、さも暑かろうにかんかん照りの石標が在った。
9・塩津峠148.1m四等(11:30) 何故か幅広い切り開きと白い杭はそこから南西山肌へ下っていて、自転車を置いている一帯が良く見えた。
発(11:35) 展望塞がって次のピークは
(11:48) ここも展望なし。
何処からR=175へ下るか・・・切り通しの峠なので気を付けないと崖に出てしまう・・・。地図の記号を見て「ここなら」と思う所をめがけて滑るように下るとラッキーにも、コンクリート法面の上に張られた金網の途切れた所で府県界の標識が目の前に立っていた。高さ1.5m位上から飛び降りてR=175に立った。
10・R=175(11:53) 行き交う車も思っていたより多かった。妻を待って高いコンクリート法面の上に張られた金網が途切れた所、市島側から上り始めた。
発(11:57)
R=175 福知山市側を見る(京都府・福知山市の標識) R=175 丹波市側を見る(兵庫県・丹波市の標識)右法面から上った
雑木林を上り尾根に着く。
11・尾根(12:01) 福知山市側鞍部は土を採った跡地で草原になっていたが上の方は今も地肌のままだった。風が通り抜けて緑の風を感じながらおにぎりを食べた。 発(12:24) 界は開きがあって中上りをしながら振り返ると(6)〜(9)辺りの尾根が見えた。横ばいの先(12)212mへは急上りだった。界杭はピークの右下を斜めに上がっていて、妻はそれに沿って上り、私はピークに立つとデッカイ岩が重なり合っていた。212mピーク現地は複雑な形、妻と合流して最高点
12・(12:35) 三宮とか三ノ宮神社とのプラ杭が立っていた。
尾根先から南西尾根に切り開きが在り。雑木尾根を進んで上り返しから赤土になった。右からの支尾根確認して進む。鉱石を採った小跡を通過。鹿?の寝床が凄く多い、“動物さん突然の訪問ごめんなさい”と思いながら進んだ。北支尾根に非常に明るい開があり。
13・(13:08) 巡視路かと思っていたが223m先右植林帯に引き返す角度で巡視路が付いていた。間もなく鉄塔に着いて福知山市側も開け、曲がった川や竹やぶ、市街が見えた。
14・鉄塔(13:23)
ぱらぱらとワラビが生えていて、辺りを探すと北面に沢山生えていてワラビ採りをする。先ず満足なだけの量が採れ、今年2度目の収穫を夫婦で喜んだ。ついでにおやつを食べて発つ。
14発(13:52) 直ぐ上から市島町下竹田地区が見え高谷山の中継搭も見えた。「行って見たい」と目を付けていた北支尾根の岩マークの所に近づいて踏み跡を確認したが疲れ気味でキャンセルした。今思えばとても残念に思う。「光軍団・松茸山入山禁止」の札が沢山掛かりヒモが張られていた。
次ピークにも鉄塔が建っていた。
15・鉄塔(13:56) 西は目前に前回立った室山とその右奥に台形の荒木山。その左奥には霞んで親不知?が見えていた。東は歩いて来た尾根が長く延びていた。ここからの下り始めは快適だったが間もなく激下りになって結び目付きのトラロープが設けてあった。コルを越える南北の破線は福知山側だけに巡視路で確認できた。
(14:02)
コル上にも鉄塔が立っていてここでも少しワラビを採って、ザックがまた重くなった。ここからの上りもかなりきつい傾斜だった。鉄塔に近づくにつれて今度は半端でないワラビの群生ありザックに入る限り採って発った。
16・ワラビ採り(14:20 発14:37) 室山は直ぐ先に迫っていた。
これでも急な(16)への上り (16)から福知山市側の展望(鉄塔は14番)
横ばいで室山への取り付きから巡視路は山肌を西へ横断していた。雑木林を上り切ると見覚えの有る室山に着いた。
17・室山313.1m二等(14:40) 少し休んで下山にかかった。 発(14:45) 前回の上りを下って
18・鉄塔(14:50) 山裾の田圃は田植えの準備中だった。今日はそこへ長く突き出す支尾根を下る計画。ツツジは殆ど散っていた。
19・(14:59) 直に下れば池、踏み跡が在る左へ折れて下る。展望は塞がったままの下りで、この尾根もマッタケ山で何処までもヒモが続いた。地形が似ていて現在地確認を曖昧なまま下り続けた。植林?雑木?で周りが薄暗くなってきて踏み跡在るも近年歩いた気配を感じない。
20・(15:17) ここを少し手前の尾根肩と思って「もう少し左へ」と思い下っていた。尾根が無くなってしまった。植林帯を下り間もなく右に見えてきた尾根に沿って進んでいると左下に林道が見え、鹿網が乗り越えられる所で林道に出て自転車を置いている所に着いた。
1・自転車(15:30) その後自転車で車へ向かう。引き返して市島町白毫寺の “九尺ふじ”を観に行った。
白毫寺(16:39) 5日が藤祭りとあって準備が進められていたが藤の満開には早くて房も50〜60cm位だったと思う。聞くと、今年は房も沢山付いて「良い藤が観られる」と言っておられた。
発(17:46)

白毫寺の『九尺ふじ』 白毫寺の孔雀(運よく尾羽根を広げてくれた)
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