本丸に咲く桜は満開、展望は全開(360度)東には妙高・高谷・鋸・三岳・三尾・夏栗・黒頭・譲・向山と私でもマダマダ同定できた。3・城山(黒井城跡・保月城)9:30〜9:38)2回に分けて縦走した「石生から五大山」の界尾根は霞んでいたが見えて、この後辿る五大山へも先へ行く程に霞んでいた。  下っていると一寸した岩場がありワイワイ言いながら下り切って振り返ると東に巻き道が在った。

短い急登で西の丸 4・(9:48) 看板が立っているだけで枯れた草原はイノシシだろう一面を掘り返していた。そこからは左右切れ落ちするも尾根は広く、横ばいが続き、所ところに蕾や開いたミツバツツジを見る。やがて尾根先に出ると岩場となり、そこに立つと白毫寺とそこに咲く桜が辺りを薄いピンクに染めていた。戸坂からこちらの谷へ向かって来る道は帰りに歩く道、果たして上手くここへ上り返して来られるか心配と楽しみが交叉した。5・峠(9:57)前方には千丈寺山の尖がりピークや三日月山から五大山が見える。

そこには金属製(亜鉛びき?)で7〜8段の階段が有り下りきると峠(堀り切り?)で「城跡まで500m」の看板が立っていた。白毫寺からここへ上がってくるようで、しっかりと明るい道が付いていてそれは尾根を越して兵頭神社の方へも下っていた。上り返してからは、ほぼ横ばいでコブを一つ越え短急登で砦跡の千丈寺山に着いた。 6・千丈寺山(10:12 休 10:19) 砦跡と言っても無整備で柴藪っぽい。少し休んで発つ。

下り切ってコブを越えてからは前回より少しはましになっていたが倒木も多く藪状を下って「大野坂」に着く。 7・大野坂(10:35) コルを2mくらい掘り下げていて薄暗い峠だった。上り返しは界から右に外れて旧道らしきものを辿って間もなく界に戻る。ヨコガワ峰への上りは混生林で、相変わらずかなりしつこい上りだった。 8・ヨコガワ峰(10:50) ここは変わっていなかったが、ただ多くのマーキングが入ってにぎやかになっていた。(前回のプレートは落下したのだろう石標の脇に置いて下さっていて掛けなおした)

ここからの界は尾根が無く一寸分かり難く不安だったがマーキングを頼って(前回のも有り)進んで峠に出た。 9.峠(11:07) 北の谷へ向かってよく踏まれた道が延びていたが白毫寺へ繋がっていると思う。(誘い込まれないように要注意)。さて、ここからの上りもしばらく辛抱がいる。途中で短い中上り2回あり、振り返れば城跡から辿ってきた尾根や白毫寺が見える、上り切れば素晴らし緩尾根歩きとなる。ミツバツツジはまだ蕾だったが北の谷にはタムシバが沢山咲いて淡い黄色のヒカゲツツジもちらほら咲き。
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登山口〜石踏みの段〜城山・366.8m三等(黒井城跡)〜町境界〜千丈寺山(346m)〜

ヨコガワ峰(363.8m四等)〜三日月山(3町境界)541m〜五大山・(569.2m三等)〜

白毫寺ルート〜330m〜白毫寺〜町境界〜城山・366.8m三等(黒井城跡〜石踏みの段〜

登山口



◎所在地 : 主に氷上郡春日町と市島町の境界尾根&五大山から白毫寺へ岩尾根

◎地形図 : 2万5千図 『黒井(くろい)』

◎山行日 : 2004. 4. 3 (土) 曇り ほんの少し小雨

◎山行条件 : 歩き/マイカー登山例会担当  馬場・長友・森・藤原・大柿   Age=57

◎コースの見所 : @黒井城跡と同所から大展望  A五大山からの大展望とヒカゲツツジ

             B五大山からの岩尾根下り C登山口に在る興禅寺や白毫寺の散策 

◎走行距離 : 往路 85.3km 往復 170.5km



自宅発(6:32)〜西明石(6:49)〜発(7:00)〜〜R=377〜神出町田井交R=175〜

西脇市天神(7:38)〜山南町〜春日町黒井1・S/G(8:50〜9:00)〜2・石踏みの段〜

(9:20)〜発(9:26)〜3・城山(黒井城跡・保月城)9:30〜9:38)〜4・西の丸(9:48)〜

5・峠(9:57)〜6・千丈寺山(10:12 休 10:19)〜7・大野坂(10:35)〜

8・ヨコガワ峰(10:50 休 10:59)〜9・峠(11:07)〜10・(11:23)〜11・(11:35)〜

12・三日月山(11:45 休 11:50)〜13・(11:54)〜14・五大山(12:00)〜12:43)〜

15・(13:08)〜16・(13:25)〜17・白毫寺(13:39)〜発(13:48)〜18・滝分岐(14:08)〜

19・(14:12)〜5・(14:32)〜城山(黒井城跡)14:50〜15:00)〜2・石踏みの段〜

1・S/G(15:38)〜発(15:50)〜往路〜西脇市道の駅(16:21)〜発(16:30)〜

西明石(18:00)〜自宅(18:27)


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教えて貰ったとおり進んで行くと大きな道標が立っていてそれに従う。(右 戸坂不動尊の滝 左保月城跡登山道)城山は遥か彼方上方で「早く帰っておいで」と微笑みながら私達を待っているように見えた。この頃小雨がぱらぱらしてきたが間もなく止んだ。登山道は、初めはハッキリしていなかったがしばらくすると良く踏まれた道に変わり、尾根から外れて雑木林の山肌を次第に上って行った。

「城跡まで500m」の看板が立つ峠に着いた。後は往路を辿って城山に着く。 (14:50) 50歳代のご夫婦が居られて尋ねると「大坂から来た」との事、司馬遼太郎 がこの城に関して書いた本を見て来られたとの事だった。下りは「石踏みの段」から「太鼓の段」の在る方の尾根を下って車に戻ったが展望を楽しむならこちらの方に限る。(コンクリートの階段の方)
爽やかな一日、メンバーの皆さんお疲れ様でした。18・滝分岐(14:08)
8・ヨコガワ峰・363.8m

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12・三日月山
城山(黒井城跡)〜千丈寺山〜ヨコガワ峰〜

              五大山〜 白毫寺〜城山(黒井城跡)
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汗が引いて寒い!!と思ったのは私だけか? 発(12:40) 前回確認はしていたものの、果たして計画ルートに道は有るか・・?何だか整備が入っている様子、とは言え凄い岩稜である事は承知、となると何処へ繋がっているのか・・?白毫寺へ繋がっている事を願って下る。切り倒された木の状況から見て、道は最近整備されていた。(木々が余りにも切り倒されて殺風景にさえ感じた)

急下り横ばいを繰り返しながらの下りが続く。北側は開けっぱなしでエルム市島もよく見える。15・(13:08) ここから長い下りに入る。ヒカゲツツジも多い、下りきると左桧林になって、330mP手前からエルム市島の方へ丸太階段が下りていた。そして330mPの左をトラバースしてその先からもエルム市島の方へ丸太階段が下りていた。 (13:20) 薄くらい中 16・(13:25) 

整備はここで終わり、道は白毫寺へ向きを変えて下っていた。薄くらい中を下っていると中頃で、60歳位のエプロンすがたの婦人が2人、私は思わず「狐の化身か」と思ったのが本心。挨拶をして聞くと「若いころ犬を連れて五大山へ上った事があり今から上って行くとの事」婦人も記憶薄れていて「五大山へ上れるか」と聞いてこられた「上れるけどかなり遠いですよ」と言う。婦人は何処まで上られたのか・・?今日3度目の驚き。

そして白毫寺の裏に下り着いた。 17・白毫寺(13:39) 右の広場の桜が満開で花見の準備が進められていた。(九尺藤は未だ丸裸だった)白毫寺を散策して城山への上り返しに向かう。道端には黄色いラッパスイセンが長く咲き続けてトテモ綺麗だった。畑仕事の婦人に城山への上り口を尋ねているとその主人(80歳位)が来られて主人に分岐まで同行して頂く。「子供の頃に上ったきりだから・・」と言われていたがそこには案内板が有った。
三日月山へは界から東へ少し外れて巻いて上るが、前回私が切り開きしたルートを使っていたので一寸嬉しかった。 12・三日月山(11:45 休 11:50)3町境界(11:45) 今は行政の立派な道標が立っていて、方向決めに苦労する事ないが前回私はここを『饅頭ピーク』と命名していたくらいで広い頂で方向決めに苦労した記憶がある。少し休んで発つ。

下り始めから左は桧林、右にヒカゲツツジを見始める、それは次第に群落になっていく。 13・(11:54) 五台山から五大山(’98.4.4)への時ここから西へ下って「独鈷の滝」へ戻った地点も道標あり。ヒカゲツツジの間を上り詰めて五大山の頂に着いた。 14・五大山(12:00) 初めは、私達だけだったがランチタイムの中、エルム市島の方から走りのスタイルで20代半ばの青年が上がってきた。

聞くと城山の麓に当たる「多利」の方からなんと2時間程で上ってきたと言う。(その人にシャッターを押してもらう) 展望は霞がかかってよくなかったが東は三岳・鋸・三尾から西は篠ヶ峰辺りまで見えた。青年が下って行き今度は家族連れが上がって来た。2歳(女)5歳(男)を連れた若夫婦で大阪から来てエルム市島に泊まるとの事だった。女の子はかなり険しい道を2時間半かけてほぼ自力で上って来たと言うからこれまた驚いた。
ほぼ1年振りに、マイカー登山の例会担当月となって、あれこれ考えた結果花も楽しめて(開花時期が合っていれば)一寸歩き甲斐のある所として決めたのがこのコースです。ただ五大山から城山の間は初めてなので心配もあった。道中にみる桜は何処を見ても満開でこの分だと登山口のPは花見客で満車かと心配したが数台止まっているだけだった。1・S/G(8:50〜9:00)

最後の城主「萩野(赤井)悪右衛門直正」が丹波平定を急ぐ「明智光秀」の大群の前に落城したのは天明7年8月・・等。前回と同じ谷からのコースで上って尾根に着くと、尾根道は以前にも増して明るくなっていた。ウグイスやホオジロが直ぐ近くでしきりと鳴いて、ジグザグと上って「石踏みの段」に着く。 2・(9:20)発(9:38)

 もう1本の道が合流する、ここには朱塗りの山門のような物が建っていて展望は南が全開で向山(むかいやま)・清水山・譲葉山・三尾山等を見ていると福知山線を走る列車のゴトゴトと言う音が聞こえてきて実に心地よかった。石碑も何本か建っていたが読まずに発った。間もなく東曲輪(多田地区とのコース在り)で石垣が迫ってくる。
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桜に遅くつつじに早いか?そんな予想で入ってみれば花はな花の花盛り。

五大山から白豪寺へは極最近に整備され、花を見ながら岩尾根下り、桜満開白毫寺


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石踏みの段を下から見上げる




五大山







←ヨコガワ峰
本丸からの眺め
(10)辺り、3日は霞んでいたので前回の写真です
(11)辺り、北側へ少し外れてツツジとタムシバ
妙高山
 ↓






ヨコガワ
五大山
五大山にて 今日のメンバー (南から)
五大山頂上から下り尾根に咲くヒカゲツツジ
山で拾った木の杖を手に集落から外れて行く
城山
西の丸




(18)地点の滝へと登山口への道標
(白毫寺の九尺藤は有名)