先のピークは右側をトラバースした。小薮を上っていると錆びた沢山のワイヤーが放置してあった、材木を搬出した時に使ったものだろう。傾斜が緩くなって 14・北山(13:48) 雑木林で展望ゼロ、加藤さんの予想では「ここから明るい道が出る」だったがそれは無かった。加藤さんはしきりと地図を見ていた、単に方向の確認かと思っていたら登山口への近道が無いか探していた。

私は対空標識固定用の針金が生木に食い込んでいたので、その木に登って外せるものは外したが完全にくいこんでいるものも有った。 発(14:02)少し下ると西が大きく開けて再び目視と地図で尾根越えが出来る所がないか念入りにチェックしたが「無理」と判断してシダ尾根を下ることにした。そして 15・(14:09) ここにはTV受信アンテナが建っていた。

以外と長く感じながら下り続けて麓に着いた。そこは相当古くからの墓地でその傍を西へ進んで民家の裏に出た。 (14:30)丁度主人が居られて、舗装路を長く歩くのは嫌なんで尾根越えの道がないか尋ねると『昔は谷の奥から尾根を越えて明神山の方へ炭焼きに行っていたが今はその道も無いだろう』との事で尾根越えは諦めた。

そんな時主人が『車で送ってやろう』と言われてその好意に甘えて送ってもらった。歩けば1時間強かかったと思う距離を10分程で車の所に戻れて『お礼にせめてお名前だけでも』と言って聞いた名は『にしかげ』と言われた。『にしかげ』さん有り難うございました。加藤さんに「雪彦温泉にでも・・・」と誘うと『確定申告を書き上げないとダメなので』と言う事で帰路に着いた。

※99年には整備途中のCコースをMTB担いで上った
先は長いぞ〜。走るように下って行くとコルから右の谷へ新ルートが出来ていた。小明神も切り開かれて自然木を使った長椅子が設けてあった。 4・小明神(10:41) そこからは滑るように下って行くが冷たい北風が吹き上がって来た。小さなコブを越えると麓の神元神社へ下るルートが杉林の谷に整備され下っていた。(Dルート)その先のピークも分岐で私もここから東へ下った事があるがここにも新たに「大明神」への案内があって「大明神」とは何処の山を指しているのだろう・・・。

さてここから先は初めて踏む尾根でどんな状況が待っているのか心ワクワク。今日は空身なのと読図の方は加藤さんが同行なので何の不安も無い。いざ踏み込んで見ると左側に高木の自然林が残り素晴らしい尾根が続いた。(6)への上りは大岩盤尾根で上り切る。 6・(11:04) その後左桧右自然林の横ばい尾根を行き小藪状の短急上りで 7・分岐(11:20) 展望ゼロ、現在地確認して立船野へ向かう、発って直ぐ右に岩壁あり雪彦温泉等の集落とこの後北山の方へ辿る(10)への尾根が見えた。

その先東面は植林帯で東への尾根に踏み跡は破線につながっているのだろうか・・?立船野直下で尾根から少し西に外れて振り返ると”物凄い”と言わずに何と言う、そんな姿の明神山を目にした。これはこの方面に立った者のみに与えられる感動だろう。 8・立船野(11:35) 北への尾根に切り開き有りそして先の620mピークへの上り返しは長い岩盤だった。何時かこれを通過して東へ下って477.3m(寺河内)から山之内小学校へ下るのも考えたりする。
bQ88


鉄人・加藤さんと歩きの山行、整備終えたCコース変化に富んで very good。 

明神山から大展望、小明神から立船野は予想よりも快適尾根。

368から北山は小シダ柴藪有ったけど、そこは空身で難なくクリヤー。




夢さき夢の里〜Cこーす(健脚コース)〜明神山〜小明神〜549m〜

立船野(たちよの)589.0m三等〜折り返し〜東尾根を移動〜568m〜南尾根南下〜

419m〜北山(きたやま)422.8m四等〜365m〜西村地区



◎所在地 : 飾磨郡夢前町菅生川(明神湖)と夢前川に挟まれた山々 

◎地形図 : 2万5千図 『寺前(てらまえ)』 『前之庄(まえのしょう)』 

◎山行日 : 2004. 2. 24 (火)  晴れ  '94.7.24/'96.3.24/'99.1.16/'01.7.22

◎山行条件 : 歩き/鉄人=加藤(サイクルファクトリー・ロールアウト店長)  Age=57

◎コースの見所 : @明神山健脚コース(Cコース)は変化に富んで面白い  
         
             A明神山からの大展望

             B北及び東から遠望する明神山の姿  C568mピーク大岩峰 

◎走行距離 : 往復 100.0km位(加藤さんに運転依頼したので不明)



自宅発(6:43)〜ロール・アウト発(7:00)〜ヒラキ前〜稲美町〜小野C〜R=23〜加西C〜

福崎町〜夢前町神種(このくさ)〜1・S/G夢さき夢のさと(9:00)〜発(9:16)〜

健脚コース(Cコース)〜屏風岩〜観音岩〜合掌岩(9:50)〜2・地蔵岳・515m(10:05)〜

3・明神山667.9m三等(10:25)〜発(10:35)〜4・小明神(10:41)〜5・(10:55)

〜6・(11:04)〜7・分岐(11:20)〜8・立船野(11:35)〜発(11:47)〜7・分岐(11:56)

〜9・(12:20)〜10・568m(12:40)〜11・(12:56)〜12・(13:08)〜

13・419m(13:30 おにぎり)〜発(13:40)〜14・北山422.8m四等(13:48)〜

発(14:02)〜15・365mアンテナ(14:09)〜西村地区民家(14:30)〜発(14:38)〜

1・S/G(14:49)〜発(15:00)〜往路〜ロール・アウト〜自宅(16:49)





今日からリフレッシュ休暇で休みがとれて久し振りに『鉄人』加藤さんと山行となった。行き先は私が数年前から考えていたコースの一つで、加藤さんにすれば散歩にも満たない距離と地形かも知れないが私は歩き(MTBを連れていない)とは言えこの辺りの山は等高線から判断してもかなり険しそうで、私にすれば「ちと歩き甲斐」のあるコース設定と思っていた。

店からは加藤さんに運転を任せて楽チン山行が始まる。平日と言うことで車の量が多く、思い通り走れなかったが目的地の駐車場に着いた。変わらぬ美しい姿の明神山を見上げながら準備を終えて発つ。 1・S/G(9:16) 私愛用の腕時計が何処へ行ってしまったか行方不明で、今日は加藤さんにスプリットタイムを聞きながらの記録となった。

実は加藤さんも「藪をこいでいてふと見ると時計が無くなっていた」と言う事で2人共時計無し、時間は加藤さんがデジカメを見て伝えてもらった。Cコース(健脚コース)へ入る、加藤さんとはアッと言う間に間隔が開いてしまったが遅い私に気が付いて歩くスピードを落としてくれた。尾根までは美しい高木雑木帯で、尾根に乗ると屏風岩・観音岩・合掌岩 (9:50)

 と岩稜尾根を上って行く。左右共開けていてこの後辿る尾根を探りながら上っていると直ぐ東の尾根に亀に良く似た大岩を見つけてこれを『亀岩』と命名。壁の様に見えていたピーク地蔵岳への上りから’99.1.16に付けた布が目に付き始めた、当時はこの辺りからほとんど整備されていなかったが今は相当人が踏んで整備も行き届いて歩き易くなっていた。スイスイと上って行く加藤さんに引かれて 2・地蔵岳 (10:05) 東面は断崖だ。 
(11:47)立船野頂上を発って分岐へ戻る 7・(11:56) ヤブっぽかったが直ぐに開けて先のコブからは短激下り、その後も左側の断崖・切れ落ちが続いて植生は(7)から萱の木だろうか岩稜の上に生え続けていた、そして 9・(12:20) ここで地図では難しそうに見えないが現在地がハッキリせずしばらく2人で思案し、方向を定めて発つ。ここからは右手が桧林になって尾根
はヤブっぽくなった。 (9−1) に立つと正面に地図にはマークが入っていないがとてつもなく大きい岩峰あり、北側はゴッツイ断崖で(10)へは南へ回り込んでから上った。 10.(12:40) 

岩峰に立つと北に大天井・雪彦山・鉾立山・生野高原等が見え、足元には山之内小学校辺りも見えた。ゆっくりしたい所だったが次の目標の北山へ向かう。右桧林の尾根を下る。 11・(12:56) どんどん下って 12・(13:08) ここから柴藪状を下って更には背の高いシダ藪となってそれを楽しみながら?上り返していくとシダも消え左右が開けて西には明神山が険しい山容を見せていた。見れば遠くに来たもんだ・・。上りきって振り返ると(10)からの尾根とそこまでのピークの頭が覗いていた。 13・(13:30) ここでおにぎりタイム。 発(13:40) 
ここから短い急下りで、上り返しから左が杉林になるが直ぐに途切れて自然林に変わり、やぶ椿、樫、シデ等が主体。コースは「明神の鎖場」で益々面白くなった。と思っていたら間もなく周りが明るくなって頂上に着いた。 3・明神山(10:25) 展望は良好、北の最奥にチラリと白く小さな点は氷ノ山か?東方は笠形山から北へ展じていけば雪彦山の奥に生野高原、西の方も良く見えたが黒尾山を同定し、この後辿る立船野への尾根と分岐から北山を経て下る尾根尻までを確認した所で体が冷えてきて発つ。 (10:35)
  
10
8・立船野・589.0m
14・北山・422.6m
13
12
11
4・小明神

@

[(13)からの展望
地蔵
明神
小明神
明神
夫々の登頂の思いが漂うプレートには
賛否両論あるも木をいたわって付けましょう
明神の鎖場を4駆動で上がる鉄人
スタート地点から1390mの所で地図を読む鉄人
明神山〜小明神〜立船野〜北山
15・365m

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立船野頂上 北から 地図を読む加藤さん
立船野直下から眺める明神山
七種薬師
   ↓
北山
 ↓
明神山頂上にて 
七種山方面を背にしておやつを食べているところ
山猿が
HPに全身正面で出るのは初めてかな・・・。
よろしく