郭の左右、特に北面の類を見ない程の凄い切れ落ちは見る度に『凄い所に城を築いたもんだ』と感心する。そんな事を思いながら詰めて行き、南尾根への分岐点に着いた。 4・(9:25) 少し休んでコルに下る、前回はここにハンターがいて止む無くここから東の谷へ下って行ったが今日は無人、『ここは兵留まり』との前回は無かった案内があった。

西に1段低い平地が在って探索するも目新しいこと無し。さて、いよいよ私にとってバージンコースへ踏み込む。短急登で平地に出る、城に関わっていそうだった。左にガルデン八千代・竹谷山等が見え、更に進むと尾根全体が岩盤になり今度は右が全開して下三原地区と前回辿った「坂山」前後尾根が見えたが霞んでいた。

晴れていれば見える筈の鎌倉山とそこから続く原山への尾根は完全に霞に飲み込まれ見えなかったが振り返ると城跡とその奥に「黒木山」がが見えた。下草無く踏み跡は明るかった(ハンター用かも知れない) 5・(9:40) ここも平坦地。その後は横ばいで気分良く進んで 6・(9:45) この頂も平坦で探索すると東へ出っ張る尾根には間違いなく郭跡と思える段が下へ下へと続いていた。(石垣の類は無し)

尾根から左右の切れ落ちは凄く大きな岩も点在し、その間を縫って短急下り、間もなくシダが出て同時に踏み跡も消えた。 シダを分けて進んで 6−1(10:00) ここは大岩が重なり合っていて前方180度全開、おやつを食べながらこの後辿る尾根を眺める。 発(10:10) シダは下り切るまで続いたが横ばいになって消えた。そして 7・峠(10:25) ここは峠だった、中野間側へは谷を、下三原へは進行方向の山肌へと入っていた。

上り返してからは少しの間雑木林でピーク直下に祠跡?(石組基台)在り、誰かがお参りしたのだろう榊とウラジロが供えてあったから正月の名残か・・・。そこから一段上った頂にはNHKTV受信アンテナが4本建っていた。 8・(10:30) 展望記憶無し(北が開けていたかとも思う)次ピークへは小シダ柴藪となり 9・(13:40) 

その後も小シダ柴藪が続きMTBにはちょいと辛い。原山方面が見えたが霞か雲か覆われて完全に見えない。 10・(10:50) シダが少しの間消えて上り返しから踏み跡が出るも再び柴藪状にシダが出て中上りして 11・(11:10 おにぎり 少し早く展望も無くシダの中だったが最後のピークと言うことで、おにぎりタイムとする。 
bQ87


規模はたいして大きくないが難攻不落と思える位の、城跡に立つ事3回目。

前回は、ハンターに行く手阻まれ止む無く下山。

心残り覚めやらずやって来ましたその後の尾根に・・・。




野間山城跡登山口〜門下(もんした)183.1m四等〜城跡頂上〜南尾根縦走〜

R=34(八千代町南小学校横)



◎所在地 : 八千代町俵田・中野間と 下三原の境界尾根

◎地形図 : 2万5千図 『西脇(にしわき)』 『中村町(なかむらまち)』 

◎山行日 : 2004. 2. 22 (日) 曇り

◎山行条件 : MTB/妻      Age=56

◎コースの見所 : @野間山城跡  

◎走行距離 : 往路44.9km 往復89.9km



自宅発(7:32)〜R=175〜西脇市〜R=34〜八千代町〜R=143〜

俵田登山口1・S/G(8:35)〜発(8:50)〜2・門下183.1m四等(9:08)〜(9:17)〜

3・(9:20)〜4・(9:25)〜発(9:30)〜コル(兵留まり 9:35)〜5・(9:40)〜6・(9:45)〜

6−1(10:00)〜発(10:10)〜7・峠(10:25)〜8・アンテナ(10:30)〜9・(10:40)〜

10・(10:50)〜11・(11:10 おにぎり)〜発(11:38)〜12・アンテナ(11:45)〜

13・(11:55)〜14・R=34(12:20)〜1・S/G(12:30)〜発(12:35)〜

保木交差点手前右広場で着替え(12:41)〜発(12:58)〜往路〜自宅(14:17)



今年の1月25日に観音山方面から縦走して来て、城跡から更に南尾根を縦走して八千代南小学校の所に下る計画の下、城跡までやって来たがハンターが入っていて、尾根縦走断念せざるを得なかった。今日は「全国的に雨」との天気予報で山行は諦めていたが朝起きるとその気配少なく、このコースなら3時間もあれば走破できるのでもし雨が来ても長くは当たらずに済みそうなのと、やはり1月25日の続き尾根を歩きたいとの思いででここに決めた。

登山口は良く知っていたので気楽に走って登山口に着いたが、今にも雨が降ってきそうな空模様になっていた。 1・S/G(8:35) 発(8:50 頂上まで850m) 急斜面についた疑木の階段を上って、尾根に出て右に折れると直ぐに道の左側に三角点標石が在った。 2・門下(9:08) シラガシ・ソヨゴ・ヒサカキが主体の混生林で下草はシダの植生で尾根左右は切れ落ちている。尾根は比較的緩い傾斜で道は間もなく尾根と尾根左とに分かれるが直ぐ上で合流した。 

左が開けてこの後辿る南尾根がうねって延び、先の方はかなり霞んでいた。だら〜と上って大きな堀り切 4・(9:17) ここでも尾根ルート(短崖)と一般ルート(尾根左)に分かれる、その上は独立した平地だった。南から北にかけての展望良し見張り台跡か?一度下ってからは俗に言う郭が6段続いていていた。
門下〜(野間山城跡)〜野間山南尾根
14
13
11
10
郭と美しい雑木(バイクが見苦しい)
郭5段目の左に残る石垣
おにぎりを食べてさー出発。私が進みかけた方向は辿ってきた方で妻に指摘されて気が付く。うろうろしていて猿ナビが狂ったようだ。そこを発つと間もなくシダが消え、雑木帯のゆる下りをしていると前が開け、ここにもTVアンテナが建っていて西脇市との境界尾根が見えた。 12(11:45) 「これなら巡視路が有る」と思ったが無かった。

その後高木雑木帯を緩く下って 13・(11:55) 雑木林になのに展望は無し、方向がちょっとつかみにくかったがここはコンパスを信じて下った。やがて予測していたが予想以上の急下りとヒサカキ藪でMTBにはちょい辛。何度か尻餅をついて下って竹やぶ(孟宗)になったらもう里に近く、間もなくパーっと明るく開け民家の裏に出て、犬に鳴かれながらR=34に出た。 14・(12:20)

 計画ルートから民家2軒分西にずれた所に出たが『私にしては完璧』と心満面の笑み・・・。(今思い出したが下る途中で樹間から小学校が見えて方向を確認していた)里は暖かく少し強い風吹いて、八千代南小学校の前を通って早くも七分咲きの白梅など見ながら歩き、妻と別れバイクで走って車に向かった。
(11)シダピークでおにぎりを食べる 西より
(8)ピーク直下南向いて残る祠あと?
12

2・門下・183.1m

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