惣持〜惣持・文室(ふむろ)北主尾根縦走
(10)地点にて正真正銘「猪の寝床」
(11)地点で感動を貰った雑木
やがて水平尾根になって 6・(10:30) 粟鹿山の頭は雪かも知れない白い雲に覆われて見えなかったが先週辿った仏岩からダンノに至る稜線が見えた。その方面から吹き寄せるすっごく冷たい風を受けて鼻水がポタッと落ちた。とは言いながら方向を指す案内をビニテープに書いたりして発った。下草は背丈の低い笹、その中に付く踏み跡は獣道だろうか・・・?右雑木の植界左右の傾斜はきついが尾根は広く軽快に進める。 7・620m(11:00) 

正面が全開して雑木の梢越深く大きい谷の向こうに、稲土(点名)からムカエ山を越えての尾根が横たわって見えた。やがて植林帯に入って 8・(11:07) 今日は慎重に現在地を確認する。短いが一回目の超激下りを終えると感動的な林相が待っていた。 9・(11:11)
(6)地点から振り返る水平雑木尾根
(5)地点辺りの右山肌の黄葉と紅葉
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12・
562m
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7・620m
4・
511m

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迷い慣れして悪循環、又もやしでかすコースアウトにあきれながらも今日も行く、

先週外した地点を目指し惣持地区から上り始める・・・。



氷上郡青垣町惣持地区公民館〜林道終点〜511.0m〜

惣持・文室北主尾根(620.0m〜562.0m〜399.0m)〜稲土



◎所在地 :氷上郡青垣町惣持・文室北主尾根
        (511.0m〜620.0m〜562.0m〜399.0m)  

◎地形図 : 2万5千図 『矢名瀬(やなぜ)』  

◎山行日 : 2003.11. 22 (土) 曇り〜しぐれ〜曇り(一時激寒)

◎山行条件 : MTB/単独      Age=56

◎コースの見所 : @地図bT〜10の間に生える落葉高木  
            
             A16地点に生き残っていた大山桜

◎走行距離 : 往路 77.5km 往復 156.7 km



自宅発(6:45)〜R=175〜氷上町稲継交左折R=7〜青垣町小倉交R=427西進〜

1・惣持地区公民館S/G(8:30)〜発(9:05)〜2・(9:20)〜3・林道終点(9:37)〜

4・511m(10:10)〜5・(10:18)〜6・(10:30)〜発(10:50)〜

7・620m(11:00)〜8・(11:07)〜9・(11:11)〜10・(11:20)〜11・(11:28)〜

12・563m(11:35)〜13・(11:40)〜14・(11:47)〜15・大ヌタバ(12:00)〜

16・(12:10)〜399m〜17・(12:20)〜18・里(12:35)〜1・S/G(13:00)〜

発(13:12)〜加美町〜中町糀屋交R=24〜加西市R=79〜加古川市R=375〜

上荘橋〜R=65〜高畑〜自宅(16:30)



※画像乱れあり

先週はなかなか果せなかった計画ルートに踏みこみながらルートを外してしまいストレスが溜まった。そんな事もあって先週果せなかった尾根を踏むべく青垣町へ向かった。コースを外した地点に向かって何処から発つか考えた結果、先週下った惣持地区から林道を詰めて向かう事にした。地形図では林道に続いて破線が目的の地点を通過しているが実際どの辺りまで上っているか確かめる意味もあった。

惣持地区に入って駐車地を探しながら奥へと入ったが見つからず、結局惣持地区の公民館に止めさせて貰った。1・惣持地区公民館S/G(8:30 発(9:05)正面に紅白鉄塔を乗せた岩屋山が見えた。民家の軒先には干し柿や未だ木になっている鈴なりの柿が目を惹いた。準備を終えて発つ、林道に入って間もなく霧雨が降って来て先行きを案じながら、とりあえず先週林道に出た地点を目指した。

道の左下はかなり奥まで畑で有っただろう石垣が残っていた。其れも無くなり谷幅も狭く険しくなって二つ目のピンカーブが先週林道に出た地点だった。(先週はあまり意識せずバイクに乗って一気に下ったので位置確認をしていなかった) 2・(9:20) 地図は直破線だが実際はピンカーブで合計5回は曲がったと思う最後のカーブ先が林道終点だった。 3・林道終点(9:37) この後辿ると思われる色付いた雑木尾根が美しかった。

カーブの少し先左の植林谷筋に(丁度破線通りの所)道を見つけていたのでそこまで引き返してそれを上り始めた、が直ぐに先週下った左山肌に乗り変えて同じルートを逆に上っていった。傾斜のきついのが分かっているだけに気合を入れて上った。 4・511m(10:10) 休む事無く進む、次の急登は植界で右手が雑木の黄葉(赤茶も含む)とモミジの紅葉がまだ残っていて、あえぎながらもそれを楽しむ、尾根肩から雑木帯になって落ち葉を踏み梢を渡るヤマガラ等の囀り聞きながら上って。 5・(10:18)
(9)コルは鍋底状だった、その鍋底から進行方向を見るとイヌシデ主体の高木雑木帯。それらの木の殆どが葉を落としていたが残る葉の黄葉とモミジの紅葉に心うたれた。モミジと言えば「低地に生える木」と思っていたがモミジはこの後も沢山生えていた。左植林帯との界を進み 10・(11:20) ここに過去2か所で見かけた「ある物」を見た。

そのある物とは上の右写真です。皆さんも何処かで見かけているかも知れませんが何だと思われますか・・?笹と少々青葉を食いちぎって盛られていて、中は空洞(確保はされていない)になっていた。(この少し横にはこれの古びた物がもう一つ有った)笹を食いちぎる力からして私はこれを鹿の仕業と考えて正真正銘「鹿の寝床」と思っている。

そこから下ったコル 11・(11:28) 左に稲土地区と稲土(点名)が見えた、上り返し左山肌には「みつまた」の群生を見る。 12・563m(11:35) ウリハダカエデとしては大木が生えていて、振り返ると粟鹿山が見えた。ルートは荒れていくが進行に支障は無い、やがて植林帯尾根になって14・(11:47) 尾根が広くルート決めが難しかったが二度目の激下りで上手く(15)コルに立てた (12:00) 薄暗いコルには大きなヌタバが有った。

上り返して緩く上って下りにかかった時バイクのホイールの経より太い山桜が生えていた、生えていたと言うよりも「生き残っていた」と言うか「生かされていた」いやいや「残されていた」と言った方がいいかも知れない。しかしその大山桜も杉に囲まれていてこのままだと近い将来衰退して行くと思われ、今「必死に生きている」ように感じた。

そして直ぐに 16・(12:10) 計画では南尾根を下って麓にある神社に下る事にしていたが時間と体力に余裕が有ったので先週果たせなかった399.0m地点を通過して稲土地区へ下る事にした。神社への下りはヤブ状だったがこちらはルンルンで下れて、17・(12:20) 木が切り出された後だろう正面が大きく開けた。植林と雑木が縞状に生え、茶(黄葉)と緑のコントラスが美しい稲土(点名)からムカエ山の方まで見えた。

足元には稲土地区が奥へと続いていた。もう少し下ると更に開けて(8)と(10)地点だろうかが見えてムカエ山からオオジヤレの方まで見えた。その後三度目の植林帯激下りをして麓に着いた。 18・(12:25) 麓には出来たて新品の猪垣が張られていて出口を探し外に出て、川を渡って舗装路に出た。後はバイクでのんびり走って車へ向かった。