あーら!おやー!まー!こんな町界nandeできたの・・??。

どんなドラマが待ってるか興味津々いざ辿らん。

山に入って間もない尾根で、生まれたての鹿を見る。ぐるりと回って(13)ピークで

振り向き眺めた稜線は、釈迦の涅槃の顔に似たり。



八千代町門田〜R=295〜ウエスト工業の北から八千代町と中町の境界に入る〜

314.0m〜364.0m〜296.0m〜S/G



◎所在地 : 中町翠明湖の西 R=143とR295のV字の間に有る楕円町界

◎地形図 : 2万5千図 『中村町(なかむらまち)』 

◎山行日 : 2003. 6.15 (日) 曇り〜小雨

◎山行条件 : 歩き/妻    Age=56

◎コースの見所 : @ (12)岩稜ピークからの大展望 

             A (13)ピークからの釈迦の涅槃顔の稜線

◎走行距離 : 往路 48.8km 往復 102.9km

◎市川町上牛尾 「笠形温泉 せせらぎの湯(600円)」

◎播但道通行料 : 復路 1000円 



自宅発(7:50)〜R=175〜西脇市〜R=34〜八千代町〜R=143〜門田〜

R=295〜ウエスト工業前S/G(9:03)〜発(9:35)〜1・(9:52)〜2・(10:00)〜

3・314m(10:10)〜発(10:15)〜4・(10:19)〜5・(10:25)〜6・(10:33)〜7・(10:45)〜

8・364m(10:58)〜9・(11:05)〜10・峠(11:13)〜11:(11:29)〜12・(11:40おにぎり)〜

発(12:08)〜13・(12:15)〜14・(12:17)〜15・296m(12:35)〜16・(12:40)〜

車S/G(13:00)〜発(13:55)〜R=143横屋からR=34〜船坂トンネル〜

せせらぎの湯(14:12)〜発(15:36)〜播但道神崎南L/P〜自宅(16:58)



天気予報は雨。しかし、「山歩きがしたい」と言う事で「なか・やちよの森公園」の遊歩道の雨中ハイクに出かけた。走っていると、空が明るくなってきて計画を変更した。と言っても変更先は、目と鼻の先に在る、今年の4月19日に辿った町界の続きを辿る事にした。前回下り立った所に有る会社(現在閉鎖中)の空き地に止めさせてもらった。

ウエスト工業前S/G(9:03)天気はなんとかもちそうであった(9:35発)辿る町界の始めは、「ウエスト工業」の裏を回りこんでいるので、スタートは、工場東の尾根先からにした。地図では破線であるが実際は、幅3m位の林道になっていた。尾根の麓こそ刈り払いされていたが、直ぐに柴ヤブ状。雨後と、何時また降り出すか分からない天気を考えて入山をためらったが、距離・高さ・地形を判断して決行した。

これが、直ぐ後で思わぬ幸運を呼ぶ事になった。中上りと雨後と言う事で、木の葉が滑って上り辛かったが尾根に乗るとヤブは開けた。傾斜も緩んで踏み跡も出て、「この分なら楽しいいハイクが出来そうだ」とニッコリ。西に前回辿った町界尾根を見ながら次第に高度を上げて行く。短い横ばい岩盤尾根から上り返して間もなく、落ち葉の上に寝そべっている小鹿を見てビックリ。

体長は「大きな猫」といった位だった。大きな可愛い目と私の目が合ったが、驚く事も逃げる事なくその場にいた。足でも具合が悪いのかと抱き上げて見たが異常は無いようであったし震えてもいなかったので健康体と思えた。元の位置に寝かせてその場を離れた。私が想像するに @朝方まで雨が降っていたと思われるのに体が乾ききっていた A逃げることもなく体が震えてもいなかった B体の大きさ等これらを考えて多分生まれて数時間しか経っていないと思った。 
逃げる事も怖がる事もしなかった(知らなかった)生まれたばかりと思う小鹿
bQ66
中町と八千代町の境界尾根(翠明湖の西に在る楕円の町界)
8・364m
11
10
傾斜が緩んで上りきると左が全開するが翠明湖は見えない。その左から鹿網が上がってきていてそれに沿って上る。11(11:29)ここから背丈の倍位の松とトショウが主体の横ばい尾根となる。こうなると何時もの事ながらちくりちくりと痛い思いをしながらの縦走となる。左右樹間から霞んだ山並みを眺めながら進んでいるとやがて露岩尾根に変わっていった。

西から見たときは「柴藪かも」と思っていただけに踏み跡もあって、未だ雨も見ず、なかなかいい感じの尾根にご満悦。思わぬ「儲け物」をした感であった。そして12・(11:40)岩稜ピーク360度展望。標高が低いため感動することは無かったが心地いい気分で「おにぎりタイム」。霧に隠れて、全く見えていなかった笠形山が時々頭を出していた。
(13)から振り返って釈迦涅槃顔稜線
落雷が走った赤松の幹

烏帽子山
   ↓
3町境界
  ↓
西の谷で鳴いていた鹿がこの小鹿の親だったかも知れない。鹿の寝床もあちこちに在り、生息環境も良いのだろう。赤松と潅木帯で丈の低いシダが出た。2・(10:00)傾斜が急になってシダがウラジロに変わって丈が肩位になるも間もなく3・314m(10:19)雑木ピークで展望無し。方向を北から東に変えてゆる下り。一時消えていたが、明るい踏み跡が出て難なく進む。

右手樹間から当初計画していた「なか・やちよの森公園」の遊歩道尾根が見えた。4・(10:19)ここから膝下丈のシダが出て5・(10:25)シダが消えて背の低い松林尾根となって6・(10:33)その先コルは一枚岩の尾根で左右開けて左手に前回辿った、3町境界〜妙見山(391.5m)〜峠の稜線が見えた。

軽快に進めたのもここまでだった。上り返しから消えていたシダが出た。腰辺りの丈で、踏み跡も塞がってしまうが次ピークを目指して上る。7・(10:45)一寸手応えのあったシダは消え、「これは道だった」と明らかな跡が出てそれをトレイスして8・364m(11:58)展望は東面が狭く開けて中町奥中から浅香山が見えた。

道は続き、ほぼ横ばいでコブを越えて9・(11:05)ここから、道は尾根の左を通って北方向へと下っていた。もう少しで誘い込まれるところだった。(道は下って行き直ぐしたのコルに在る筈の峠につながっていると思う)尾根(町界)に戻って、それを下る。始めこそハッキリしなかったが直ぐに道は出た。コル先の小ピークの右下をトラバースして10・(11:13)ここは峠だった。

八千代町側への道は塞がってはいるがジグザグに下っていた。中町側は山肌にほぼ横ばの明るい道がついていた。また、上り返しの界は最近と思われる切り開きがされていて赤プラ杭が打ってあった。(11)への上りで今度は自然の猛威を見る。

6月8日笠形山で見た落雷に因って中ほどから破断して吹っ飛んだ樅の木と同じく、今日は、赤松に落雷があり同じく中ほどから破断しているが立ち残った幹(太さ25p位)の上から根元に向かって落雷が走って木肌が剥ぎ飛ばされていた。これがもし人間だったら即死だろうと思った。
16
14
5・296m
13
12

S/G

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南の方を見ると既に雨雲が低く垂れ込めていて、小雨が降っている模様でゆっくり出来ない。(12:08 発)岩稜は続いて13・(12:15)振り返って見てハッとビックリ、目に映ったものは「お釈迦様の涅槃の顔にそっくりの稜線だった。(特にお釈迦様でなくてもいいが、こんな場合は、お釈迦様と言うのが世間一般の表現の仕方だろう)

妻も納得してうなずいていたが、これを見た人なら、おそらく100パーセントの確立で「なるほど」と納得するであろうと自信をもって紹介しておきます。(上落雷写真の右の写真)踏み跡は獣道程度になって膝丈のシダが続き岩尾根肩14・(12:17)辿る尾根が目視できたので何の心配もなく進めたが、ここからはシダを掻き分けながらの下りとなって、下り切るとシダは疎らになった。横ばい尾根を進んでいると東面が大岩盤となりそこに立つとR=295が見えた。

そこから少し先より最後の下りで、最後の中難関だった。16・(12:40)中下りの中柴藪で踏み跡なし。それなりに下っていると桧林になって傾斜も緩んで下り切った。左右どちらに出ても道に出られたがここは我慢して、町界を忠実に辿って舗装路に出て車に戻った。(13:00)これを待っていてくれたかのように小雨が降り始めた。近くに生えていた「ドクダミ」を採って(13:55)発 笠形温泉せせらぎの湯に向かった。


ぐるりと回って来て(12)ピークから西側の展望
笠形山
  ↓



妙見山
  ↓